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スクワット用の膝のギアには、ニースリーブとニーラップがあります。名前が似ていますが、形も働きも大会での扱いも違います。この記事では、IPFのルールブック、SBD公式ページ、研究1本で確かめた内容を整理します。
この記事は、自社のギアも扱うFITPEAKの「筋トレギアマニア」が書いています。情報は2026年10月31日に確認しました。
トップ画像:SBD公式サイトの商品画像を横長に加工したものです
スクワットでまず選ぶなら、ニースリーブです。ニーラップは最大重量に挑む人向けです。
- スリーブは、ネオプレンの筒です。足から通して着けます。
- ラップは、伸縮する長い帯です。膝に巻き付けます。
- IPFの大会で、ラップが使えるのはEquipped部門だけです。
- ラップとスリーブを同時に着けることは、IPFで禁止です。
FITPEAKの無料の価格比較ページに移動します(2026年10月確認)
2つの違いを、1枚の表で見比べます。
| 項目 | ニースリーブ | ニーラップ |
|---|---|---|
| 形 | ネオプレンの筒 | 伸縮する長い帯 |
| 着け方 | 足から通す | 膝に巻き付ける |
| 働き | 圧迫と保温が中心 | 反発で挙上を助ける |
| IPFの上限 | 厚さ7mm・長さ30cm | 長さ2m・幅8cm |
| IPFの部門 | 承認品が使える | Equipped部門のみ |
※IPFの上限は、2026年版テクニカルルールブックの数値です。商品の仕様ではなく、大会で使える最大の大きさです。
ニーラップとニースリーブの違い|形と働き
2つの違いは、形と、膝に与える働きです。まず、メーカー公式ページの説明から見ます。
ニースリーブ:ネオプレンの筒

SBDの公式ページは、7mmのネオプレン製スリーブを「パワーリフティングと高重量の練習に向く」と説明しています。長さは、IPFが認める最大の30cmです。
スクワット指導で知られるSquat Universityは、スリーブを「圧迫して膝を温めるもの」と説明しています。多くのスリーブは、力学的な助けにはならないとされています。
ギアのメーカーGymreapersは、薄い3mmのスリーブは、セット間に膝を温める用途が中心と説明しています。厚いほど、圧迫と支えが強くなるという説明です。
ニーラップ:伸縮する長い帯

SBDの公式ページでは、ラップは2本1組です。IPFの大会で認められる最大の幅8cmと長さ2mの製品があります。練習や大会外では、2.5mの長さも選べます。
Squat Universityは、ラップを伸びた布が力をためて、立ち上がりで返す道具と説明しています。そのため、最大重量の練習と大会向きとされています。
Gymreapersは、ラップは巻くのが難しく、人の手を借りるのがよいと説明しています。スリーブは着けるだけです。
スクワットではどちらを選ぶ?迷ったらスリーブ
迷ったら、ニースリーブを先に選びます。理由は3つあります。
- 着けるだけなので、毎回の練習で手間がかかりません。
- スクワット以外の、膝を曲げ伸ばしする種目にも使えます。
- ラップを使う競技の部門は、限られているためです。
弱点は、ラップのような反発の助けが小さいことです。最大重量の更新が主な目的なら、ラップも候補になります。
ニーラップが向かない人
次のような人には、ラップは向きません。
- 練習の準備に時間をかけたくない人
- 巻く手伝いをしてくれる人がいない人
- ラップの使えない部門に出る人
Squat Universityは、ラップを毎日の練習の支えにしないよう勧めています。使うのは、最も重い練習と大会だけとされています。
ラップは誰にとっても有利?研究の結果
2023年の研究が、ラップの効果を大会記録で調べています。ラップありは男子26,576人、ラップなしは男子270,268人です。ラップなしは、ネオプレンのスリーブだけの人です。
| 階級 | ラップありの差 |
|---|---|
| 男子59kg級 | -8.4kg |
| 男子66kg級 | -4.4kg |
| 男子74kg級 | -3.6kg |
| 男子105kg級 | +1.3kg |
| 男子120kg級 | +4.8kg |
| 男子120kg超級 | +6.9kg |
| 女子84kg超級 | +4.5kg |
| 女子47〜63kg級 | -3〜-5.3kg |
※Naylorら(2023)、Kinesiology誌。スクワットの最大挙上重量の、ラップなしとの差です。
著者らは、ラップで得をしそうなのは、男子の重い3階級と、女子84kg超級だけだと述べています。軽い階級では、ラップのほうが記録が低くなりました。
これは過去の大会記録の比較です。ラップが原因だと断定できる研究ではありません。軽い階級で差が出た理由も、確かめられていません。
IPFの大会規定|ラップとスリーブの扱い
大会に出るなら、規定も確認が必要です。IPFの2026年版テクニカルルールブックで、確認できた内容は次のとおりです。
| 項目 | スリーブ | ラップ |
|---|---|---|
| 大きさ | 厚さ7mm・長さ30cmまで | 長さ2m・幅8cmまで |
| 使える部門 | 承認リストの製品 | Equipped部門のみ |
| 構造 | 穴なしの筒。補助具は不可 | 1層の織り伸縮布 |
| 併用 | ラップとは不可 | スリーブとは不可 |
※IPFテクニカルルールブック(2026年3月1日発効)の3.8項と3.9項です。ラップは、膝の中心から上下15cm、合計30cmの幅までに収めます。
ラップは、承認を受けたメーカーの製品だけが、支えのあるラップとして認められます。スリーブも、承認リストのメーカーの製品で、全項目を満たす必要があります。
ラップが使えるのは、Equipped部門のみです。ラップなしで出る部門は、ラップを使えません。国内の大会は、団体ごとに規定が違う場合があります。出場する大会の要項を確認してください。
※スリーブの規定の詳細は、ニースリーブの大会規定(IPF 2026年版)で整理しています。
よくある質問
Q. ニーラップとニースリーブは、同時に着けてもよいですか?
IPFの大会では、禁止です。ルールブックに、2つの併用は厳しく禁じるとあります。練習での併用については、確認できた情報がありません。
Q. 初心者にニーラップは必要ですか?
必須とは言えません。Squat Universityは、ラップを最も重い練習と大会向けとしています。まずは、ニースリーブを試す順番です。
Q. ニースリーブは膝の痛みに効きますか?
痛みへの効果は、確かめられていません。Squat Universityは、痛みを隠すために着けないよう述べています。膝に痛みがあるときは、医師や専門家に相談してください。
Q. ニーラップの長さはどう選びますか?
SBDの公式ページでは、練習用は2mか2.5m、大会用は2mです。大会に出るなら、規定の長さの製品を選びます。
まとめ:まずスリーブ、大会で必要ならラップ
- スリーブは筒、ラップは巻く帯です。
- 迷ったら、ニースリーブを先に選びます。
- IPFでラップが使えるのは、Equipped部門だけです。
- ラップの効果は、階級で差がありました。
移動先は、FITPEAKの無料の価格比較ページです。価格は変わることがあります(2026年10月確認)
※スリーブの着け始めの目安は、スクワットでニースリーブはいつからで確認できます。ほかの種類は、SBDニースリーブの種類・サイズや、RDXニーラップの特徴が参考になります。
※この道具選びを活かすなら、ジムの持ち物チェックリストもチェック。
FITPEAKの商品(自社商品の紹介)
ここからは、FITPEAKの自社商品の紹介です。ニースリーブから始めたい人向けに、厚さ7mmのモデルを載せます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | ニースリーブ |
| 厚さ | 7mm |
| サイズ | S・M・L・2L・3L・4L |
| 価格 | 5,980円 |
※商品ページの記載です(fitpeak.co、2026年10月31日確認)。IPFの承認リストへの掲載は、商品ページで確認できていません。大会で使う場合は、大会の要項で確認してください。
FITPEAK公式サイトの商品ページで、最新の価格とサイズを確認してください。
出典
- IPF 2026 Technical Rulebook(2026年3月1日発効、v3)(2026年10月31日確認)。
- SBD公式サイト Knee Wraps(2026年10月31日確認)。
- SBD公式サイト 7mm Knee Sleeves(2026年10月31日確認)。
- Naylorら(2023)ラップは軽い階級のスクワットに不利、Kinesiology 55(2)(2026年10月31日確認)。
- Squat University「Knee Wraps vs Knee Sleeves」(2026年10月31日確認)。
- Gymreapers「Knee Sleeves vs Knee Wraps」(2026年10月31日確認)。
- FITPEAK ニースリーブ 商品ページ(2026年10月31日確認)。
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