ELBOW SLEEVES

エルボースリーブは大会で使える?IPF 2026年版ルールブックで確認できること

筋トレギアマニア編集部 更新 読了目安 4分 X LINE
エルボースリーブは大会で使える?IPF 2026年版ルールブックで確認できること

エルボースリーブ(肘用のサポーター)を、パワーリフティングの大会に着けて出てよいのか。結論から言うと、IPF(国際パワーリフティング連盟)の2026年版テクニカルルールブックには、エルボースリーブそのものを許可・禁止する条文は見当たりませんでした。ただし、関連する条文はいくつかあります。この記事では、公式ルールブックの原文で確認できた範囲だけを整理します。

確認した資料

  • IPF Technical Rulebook(2026年3月1日施行、version 3)の英語版PDFを開き、「3. Personal equipment(個人装備)」の章を読みました。
  • 確認の対象はIPFの規定です。日本国内の大会(各連盟・各主催者)の規定は、今回は確認していません。
  • エルボースリーブという語は、このルールブックの装備の章に出てきません。「elbow」が出てくるのは、競技の判定(ベンチプレスの肘のロックなど)と、Tシャツ・サポートシャツの袖の長さに関する条文です。

関連する条文でわかること

ニースリーブの条文(3.8)

原文は「sleeves cannot be worn or used on any part of the body other than the knees」、つまりネオプレンの筒状のスリーブは膝にのみ着用でき、膝以外の体の部位には着けたり使ったりできない、という趣旨です。あわせて、ニースリーブは承認リスト(Approved List)に載ったメーカーのものだけが使えること、厚さは最大7mm、長さは最大30cmであることも書かれています。

ラップの条文(3.9)

  • ラップは、織りの伸縮素材(ポリエステルや綿などで覆ったもの)か、医療用クレープに限られます。
  • 原文に「Neoprene ... is only acceptable in the knee sleeve」とあり、ネオプレンが認められるのはニースリーブだけです。
  • 「Wraps shall not be used elsewhere on the body」とあり、手首と膝以外の部位にラップを使うことは認められていません。

その他の条文

  • 医療用テープ(3.11)は、親指に2重まで。ほかの部位には、審判団(ジュリー)または主審の許可が要ります。
  • Tシャツの袖は、肘にかかってはいけません(3.2)。

読み取れること・読み取れないこと

項目 公式ルールブックの記載
手首のラップ 長さ1m以内・幅8cm以内などの規定あり(3.9)
ニースリーブ ネオプレン製、厚さ7mm以内・長さ30cm以内、承認リストのみ(3.8)
ネオプレン製のスリーブ 膝以外には使えない(3.8)
エルボースリーブ 装備の章に名指しの条文なし

この表のとおり、ネオプレン製の肘用スリーブは、少なくとも原文の「膝以外には使えない」という文言と照らすと、IPFの大会で使える装備として読み取れません。一方で、ネオプレン以外の素材の肘用品について、ルールブックが可否を明記しているかどうかは、今回確認できていません。「許可されている」とも「禁止されている」とも言い切れないため、判断は大会側に確認するのが確実です。

大会に出る前にすること

  1. 出場する大会の主催者・競技団体の最新の規定を読む(IPF準拠かどうか、ローカルルールの有無)。
  2. 肘用の装備を着けたい場合は、その製品名・素材を示して、主催者に事前に問い合わせる。
  3. 当日の用具検査(Inspection of personal equipment)で指摘されないよう、承認リストや規定の写しを手元に用意する。

なお、普段のトレーニングでの使用について、IPFのルールブックは何も定めていません。競技の規定は、あくまで大会に出る場合の話です。

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出典

確認日: 2026年10月12日(日本時間)。規定は改定されることがあるため、出場前に最新版をご確認ください。

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