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パワーリフティングの大会でリストラップを使いたいとき、気になるのは「長さや幅に制限はあるのか」「どんな素材なら良いのか」という点です。この記事では、国際パワーリフティング連盟(IPF)が公開している技術規則(Technical Rulebook、2026年3月1日施行の英語版 v3)の本文を直接開いて、確認できた内容だけを整理します。確認日は2026年10月14日です。
確認した資料と前提
確認したのは、IPF公式サイトで公開されている「2026 IPF Technical Rulebook(effective 01 March 2026, v3)」のPDFです。規則の公式な文面は英語で、他言語版との間に食い違いがある場合は英語版が優先されると、同書の冒頭に記されています。以下の日本語は編集部による要約で、正確な文言は必ず原文で確認してください。
なお、国内の大会や、IPF加盟以外の団体の大会では規定が異なる場合があります。出場する大会の最新の規定を、主催団体で確認することをおすすめします。
リストラップの規定(第3.9項 Wraps)
リストラップは、同書の「3.9. WRAPS」の中の「WRIST」の項にまとめられています。確認できた内容は次のとおりです。
- 長さと幅:長さは1m以内、幅は8cm以内。
- 留め具:スリーブ部分やマジックテープ(Velcro)の留め具も、1mの長さの中に収める必要がある。
- ループ:巻くための補助としてループを付けてもよいが、実際の挙上中にループを親指や指に掛けたままにしてはならない。
- スウェットバンドとの併用:リストラップとスウェットバンドの併用は認められない。
- 巻く範囲:手首の関節の中心から、手首側(手の側)は2cmまで、腕側は10cmまで。覆う幅は12cm以内。
素材と承認についての規定
同じ「3.9. WRAPS」の冒頭には、ラップ全般に関する次の規定があります。
- 使えるのは、1層の市販の伸縮素材(エラスティック)で、ポリエステル、綿、またはその組み合わせで覆われたもの、もしくは医療用クレープ(包帯)。
- サポート性のあるラップは、技術委員会が公式に登録・承認した市販メーカーの製品だけが使える。
- 医療用クレープや包帯でできた、サポート性のないラップは、技術委員会の承認は不要。
つまり、IPFの大会で一般的な市販のリストラップを使う場合は、長さ・幅などの寸法だけでなく、そのメーカーがIPFの承認を受けているかも確認が必要です。承認メーカーの一覧は、IPFが別に公開しています。この記事では一覧の中身までは確認していないため、最新の一覧を公式サイトで見てください。
購入前・大会前のチェックリスト
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 寸法 | 全長1m以内、幅8cm以内(留め具を含む) |
| 素材 | エラスティックを綿・ポリエステルで覆った1層構造か |
| 承認 | メーカーがIPFの承認リストに載っているか |
| ループ | 挙上中に親指に掛けたままにならないか |
| 併用 | スウェットバンドと重ねて使っていないか |
選び方そのものを知りたい方は、リストラップの選び方の記事もあわせてご覧ください。
この記事で確認していないこと
- 国内の各団体の大会規定
- IPF承認メーカー一覧の最新の内容
- 個々の製品が規定を満たすかどうか(製品ごとの寸法は、各メーカーの公式情報で確認が必要です)
出典
- IPF, 2026 IPF Technical Rulebook (effective 01 March 2026, v3), 第3.9項 Wraps: PDF
- IPF Technical Rules ページ: https://www.powerlifting.sport/rules/codes/info/technical-rules
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