TRAINING BELTS

【レバーとピン】トレーニングベルトの違い|調整・価格・大会規定を表で比較

筋トレギアマニア編集部 更新 読了目安 8分 X LINE
レバー式のトレーニングベルトを手に持つ様子(Gymreapers公式ブログの画像)

トレーニングベルトの留め具には、レバー式とピン式があります。どちらを買うか迷う方に向けて、締め方・調整・価格・大会での扱いの違いを整理しました。

この記事は、自社のギアも扱うFITPEAKの「筋トレギアマニア」が書いています。自社商品も扱っていますが、比較には入れず、最後の枠で別に紹介します。内容は公開情報の整理で、実機を試した感想ではありません。確認時期は2026年10月です。

トップ画像:Gymreapers公式ブログより

違いは「締め方」「調整のしやすさ」「価格」の3つです。迷ったら、ピン式から始めるのが無難です。

  • レバー式:一度合わせれば固定され、きつく締めやすい
  • ピン式:穴で調整でき、価格は比較的安い傾向
  • IPFのルールは、ピン式(1〜2本)もレバー式も認めている
  • 大会に出るなら、メーカーがIPF承認リストにあるかを確認

ベルトのギア案内ページで種類を比べる

FITPEAK公式サイトに移動します。価格は変わることがあります(2026年10月確認)

項目 レバー式 ピン式
留め方 レバーで固定 穴にピンを通す
調整 工具が要ることが多い 穴の間隔で調整
締まり きつく締めやすい 穴1つ分ずつ
価格 高めの傾向 安めの傾向
向く人 固定したい人 初心者・多種目
表:Gymreapers・Anderson Powerliftingの説明から編集部が整理(販売元の見解を含みます)

レバー式とピン式の違い:留め方・調整・価格の3点

両方とも、腰に巻いて腹圧をかけやすくする点は同じです。違うのは、ベルトを留める部品の仕組みです。

SBD 10mm Lever Belt。レバー式の革ベルトの全体
レバー式の例:SBD 10mm Lever Belt。画像:SBD Apparel公式ショップより
Rogue Ohio Lifting Belt。1本ピン式の革ベルトの全体
ピン式の例:Rogue Ohio Lifting Belt。画像:Rogue Fitness公式ショップより

レバー式は、レバーを倒して固定します。Andersonは、片手で留められて、外すのも一動作だと説明しています。

ピン式は、ジーンズのベルトのように穴にピンを通します。ピンは1本のものと2本のものがあります。

なお、SBDのレバーは「ピン式の調整しやすさと、レバー式の締めやすさを両立する」と公式に書かれています。レバー式の中にも、調整しやすい作りのものがあります。

締め具合の調整:変えたいならピン、固定したいならレバー

いちばん差が出るのは、締め具合を変えたいときです。

Gymreapersは、レバー式は途中で締め具合を変えにくく、最初の合わせに工具が要ると説明しています。ピン式は、工具なしで数秒で調整できるとしています。

場面 向く式 理由
毎回同じ締め具合 レバー式 一度合わせれば固定
セットで締めを変える ピン式 穴でその場で調整
セット間にすぐ外す レバー式 一動作で外せる
体重が変わりやすい ピン式 穴の位置を変えられる
表:Gymreapers・Andersonの説明をもとにした編集部の整理(「体重が変わりやすい」は編集部の見方)

締まりの強さにも差があります。Andersonは、レバー式はピン式より最大2インチ(約5cm)きつく巻けると説明しています。

Gymreapersも、レバー式のほうがきつく巻けるとしています。ピン式は、1つ奥の穴に通すのに力が要ることがあると書かれています。

締めの強さは、強いほど良いわけではありません。息を吸ってお腹をふくらませ、ベルトを押し返せる強さが基本です。巻き方はトレーニングベルトの使い方で確認できます。

両方式の違いを動画でも見たい方は、次の英語の動画が参考になります。内容は個人チャンネルの見解です。

価格と大会規定の違い:レバーは高め、IPFは両方OK

価格は、同じ品質ならレバー式のほうが高い傾向です。Gymreapersは約10%高いと説明しています。

Andersonは、30〜40ドルほど高いと書いています。いずれも販売元の目安で、商品ごとに変わります。

次は、公式ページで確認した2つの商品の例です。通貨が違うため、円には換算していません。

商品 留め方 価格 厚さ
SBD 10mm レバー £229.99 10mm
Rogue Ohio 1本ピン $145.00 10mm
表:SBD Apparel・Rogue Fitness公式ショップ(2026年10月確認)。SBDは幅10cm、Rogueは幅4インチ。厚さはRogueが誤差±1mm

ブランドも素材も違う2つなので、「レバーだから高い」と言い切る比較ではありません。あくまで公式表示の例です。

大会で使えるかは、IPF技術規則の第3.6項で確認できます。2026年3月1日施行版を開いて確かめました。

項目 規則の内容
留め具 1〜2本ピン、またはレバー式
幅 最大10cm
厚さ 本体の長さ方向で最大13mm
メーカー IPF承認リストにある会社のみ
パッド 追加や内蔵は不可
表:IPF Technical Rulebook(2026年3月1日施行版)第3.6項を編集部が要約

規則は、ピン式もレバー式も認めています。形式で有利・不利は決まりません。

ただし、承認リストにないメーカーのベルトは、IPFの大会では使えません。出る大会がIPF基準かは、大会要項で確認してください。くわしい寸法はIPF 2026年版のベルト規定にまとめています。

※IPF大会に出るなら、IPFの階級の一覧もチェック。

どちらを選ぶか:迷ったらピン式、向かない人も確認

自分に合う式は、次の3つの質問で絞れます。

  1. 質問1:ベルトを巻くのは初めて、または種目が多い。
    → はい:ピン式が向きます。
  2. 質問2:スクワットとデッドリフト中心で、締め具合を固定したい。
    → はい:レバー式が向きます。
  3. 質問3:ウエイトリフティング(スナッチ・クリーン)でも使う。
    → はい:ピン式が無難です(Gymreapersは、レバー式は硬すぎることがあると説明)。
図:選び方の流れ。上から順に当てはめます(編集部作成)

迷ったらこれ:ピン式です。理由は、穴で調整できて、サイズの誤差を吸収しやすく、価格も抑えやすいからです。

レバー式が向かない人:サイズが決まっていない方、セットごとに締めを変えたい方です。最初の合わせに手間がかかります。

ピン式が向かない人:毎回同じ締め具合で素早く着けたい方です。穴の位置がずれると、締まりが変わります。

サイズは、どちらの式でも先に確認が必要です。測り方はトレーニングベルトのサイズの測り方、素材の違いはナイロンベルトと革ベルトの違いで整理しています。

レバー式の具体的な商品は、SBDレバーベルトの種類とサイズやRogueのレバーアクションベルトで確認できます。

よくある質問

Q. レバー式のほうが安全ですか?

確認した公式・販売元の説明に、安全性の差を示すものはありませんでした。サポートは同等とする説明が多く、分からないことは断定しません。

Q. レバー式は大会で有利ですか?

IPFの規則は、どちらの式も認めています。式による有利・不利の記載は、規則にはありません。

Q. 厚さは10mmと13mmのどちらですか?

Gymreapersは、レバー式に10mmと13mmがあると説明しています。IPFの上限は13mmです。厚いほど硬く、慣らしに時間がかかるとされています。

Q. ウエイトリフティングでも使えますか?

Gymreapersは、レバー式はスナッチやクリーンで硬すぎることがあると説明しています。ピン式のほうが無難という見方です。

Q. 初心者はどちらを買うべきですか?

Gymreapersは、ピン式を初心者や多種目の方に勧めています。ベルトを使い始める目安はトレーニングベルトはいつから使うかを参照してください。

まとめ:レバーは固定して素早く、ピンは調整して手軽に

レバー式は、一度合わせれば固定でき、きつく巻けます。ピン式は、穴で調整でき、価格を抑えやすい傾向です。

IPFの規則は両方を認めているので、決め手は使い方と予算です。迷ったら、ピン式から始めてください。

ベルトのギア案内ページで種類を比べる

記載の規格や価格は変わることがあります。移動先の公式ページで最新の情報を確かめてください(2026年10月の情報)

FITPEAKの商品(自社商品の紹介)

ここだけ、FITPEAKが販売する自社商品の紹介です。上の比較には入れていません。

FITPEAK ナイロントレーニングベルトの商品画像。正面と全体の形が写っている
画像:FITPEAK公式より

FITPEAKのナイロントレーニングベルトは、レバー式でもピン式でもなく、ベルクロ式です。締め具合を細かく変えられるのが特徴です。

項目 内容
価格 2,999円(税込)
幅 15cm
留め方 ベルクロ式
保証 2年保証
交換 サイズ交換は無料

※FITPEAK公式ショップの商品ページ(2026年10月確認)。IPF承認リストへの掲載は確認していないため、IPF大会での使用は想定していません。送料は850円で、10,000円以上は無料です。

レバーやピンの穴の位置で締め具合が決まるのが合わない方は、ベルクロ式も選べます。効果を保証するものではありません。

出典

仕様や価格は変わることがあります。この記事は公開情報の整理で、実機を試したものではありません。

筋トレギアマニアは、トレーニングギアブランドFITPEAKが運営しています。記事内の他社製品の情報は、各社の公式サイト・販売ページで確認した内容です。

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