【先に入れる・後回し】ジム開業のおすすめマシンは?台数別の選び方
ジム開業のマシンでおすすめしやすいのは、特定の機種名よりも「多くの会員が使う種目を少ない台数で広くカバーできる組み合わせ」です。具体的には、ラック・ベンチ・ダンベルなどのフリーウエイト、1台で多くの種目ができるケーブル系のマシン、そして有酸素マシンを少数です。一つの部位だけを鍛える専用マシンや特殊な機種は、会員の使い方を見てから後で足しても遅くありません。
開業時に先に入れるもの・後回しでよいもの
- ラック・ベンチ・ダンベル(全身の基本種目)
- ケーブル系のマシン(押す・引くを1台で)
- 脚の種目ができるマシン
- 有酸素マシンを少数
- 一つの部位だけの専用マシン
- 同じ種目のマシンの2台目以降
- 場所をとる特殊な機種
- 流行に左右されやすい器具
開業時に優先したいマシンの考え方
開業時は、予算も広さも限られています。そこで「1台でどれだけ多くの会員の、どれだけ多くの種目をまかなえるか」でマシンを選ぶと、少ない台数でも満足してもらいやすくなります。会員の目的の多くは、筋力をつけることと、体を動かして体力をつけることの両方です。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、成人には運動の一部で筋力トレーニングを週2〜3日取り入れることが推奨されています(2026年10月23日確認)。
| 種目の系統 | 代表的な器具 | 先に入れる理由 |
|---|---|---|
| 下半身(しゃがむ・押す) | パワーラック、レッグプレス | 大きな筋肉を使う種目で、多くの会員が行う |
| 上半身を押す | ベンチ、ダンベル、チェストプレス | 初心者から経験者まで使う |
| 上半身を引く | ケーブル系のマシン、ラットプルダウン | ケーブルは1台で多くの種目に使える |
| 体力づくり | トレッドミル、エアロバイク | 準備運動や有酸素運動に使われる |
同じ種目でも、フリーウエイトは経験者に、マシンは初心者に使われやすい傾向があります。狙う客層が初心者中心なら、動きが決まっていて扱いやすいマシンの割合を増やし、経験者が多い地域ならラックやダンベルを厚くする、といった調整をします。
業態ごとの初期構成の考え方
ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)では、業態ごとにマシンの台数が決まっています。台数が限られる業態ほど、1台の役割を広くとる必要があります。
| 開業モデル | 台数(試算) | 優先したい組み合わせ |
|---|---|---|
| パーソナルジム 15坪 | 4台 | ラック、ベンチ、ケーブル系、ダンベル。指導で多くの種目に使い回す |
| 24時間ジム 30坪 | 13台 | 初心者が一人で使えるマシンを中心に、ラックと有酸素を少数 |
| ファンクショナル 60坪 | 14台 | 床の広さを優先し、ラック・ケーブル・小物の器具を中心に |
| 総合ジム 120坪 | 43台 | 部位ごとのマシンまで幅広く。有酸素マシンも混雑に合わせて多めに |
無人の時間が長い24時間ジムでは、スタッフがいなくても安全に使えるかも選ぶ基準になります。重りを落としにくい構造か、使い方の表示がわかりやすいかを、販売店に確かめておきましょう。
後回しでよいマシンと、増やす判断の基準
開業時にすべての種目のマシンをそろえる必要はありません。開業後に「どのマシンが待ちになっているか」「どの時間帯に混むか」を見てから足すほうが、使われないマシンに費用をかけずに済みます。
- 一つの部位だけの専用マシン:同じ部位はケーブルやダンベルでも鍛えられることが多く、最初は後回しにしやすい機種です。
- 同じ種目の2台目:混む時間帯に待ちが続くようなら、そのとき増やします。
- 場所をとる特殊な機種:設置面積あたりの利用者数が少ないものは、広さに余裕が出てから検討します。
増やすかどうかは、利用の記録で判断します。入退館のシステムで混む時間帯を見たり、会員に「使いたいけれど空いていないマシン」を聞いたりすると、次に入れるべき機種が見えてきます。
マシンの台数を変えると、初期費用・月の費用・損益分岐の会員数がどう変わるかを計算できます。開業時は何台までにするか、上限を決めるのに使ってください。
開業費用・収支シミュレーションを無料で使うマシンを選ぶ前に確かめること
どれだけよいマシンでも、物件に入らなければ使えません。機種を決める前に、次の点を物件と見積もりで確かめます。
| 確かめること | 関係するマシン | 確認先 |
|---|---|---|
| 床の耐荷重・防振 | ラック、重いプレート、プレートロード式 | 貸し主・建築士 |
| 天井の高さ | ラック、ラットプルダウン、跳ぶ種目 | 図面・内見 |
| 電源の位置と容量 | トレッドミルなど電源が必要な有酸素マシン | 電気工事業者 |
| 搬入経路 | 大型のマシン全般 | 販売店・管理会社 |
| 保守と部品 | 可動部の多いマシン | 販売店・メーカー |
ブランドや機種の違いは、ジム開業ナビの業務用マシン一覧(19ブランド・154機種)で比べられます。置き方はフロア設計3Dで、物件の広さに入るかを先に確かめておくと安心です。
よくある質問
ジム開業でまず買うべきマシンは何ですか?
多くの会員が行う種目を広くカバーできるものです。ラック・ベンチ・ダンベル、1台で多くの種目ができるケーブル系のマシン、脚の種目ができるマシン、有酸素マシンを少数、という組み合わせから考えると、少ない台数でも偏りが出にくくなります。
有酸素マシンは何台必要ですか?
決まった台数はありません。準備運動や有酸素運動で使われるため、混む時間帯に待ちが出ない台数が目安です。最初は少なめにして、利用の記録を見て増やす方法もあります。
おすすめのメーカーはどこですか?
この記事では特定のメーカーをすすめていません。耐久性・保証・保守の体制・部品の入手しやすさは、各メーカーや販売店の公式情報と見積もりで比べてください。
パーソナルジムに必要なマシンは何台ですか?
ジム開業ナビの試算モデルでは、パーソナルジム15坪で4台です。指導で使い回せるラック・ベンチ・ケーブル系・ダンベルを中心にすると、少ない台数でも多くの種目に対応できます。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2026年10月23日確認)
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
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