【国のガイドで確認】持病があってもパーソナルジムに通える?医師への相談と伝え方
持病があってもパーソナルジムに通えるかは、病気の状態によります。まず、主治医に相談してください。
厚生労働省のガイドは、慢性疾患があっても、状態が落ち着いている人には身体活動を勧めています。
運動前に、医師へ確認し、持病や服薬の内容をトレーナーに伝えましょう。
この記事は、診断や治療の助言ではありません。
持病がある人が通い始めるまでの流れ
国のガイドは、持病のある人の運動をどう見ているか
厚生労働省の運動ガイド2023は、慢性疾患がある人にも、状態に応じた身体活動を勧めています。正式名称は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」です。
対象は、特に高血圧、2型糖尿病、脂質異常症、変形性膝関節症があり、かつ状態が落ち着いている人です。まずは現状を知り、無理のない強度・頻度から始めて、徐々に増やすことが重要とされています。
| ガイドの内容 | 概要 |
|---|---|
| 身体活動の目安 | 身体活動を制限する状態でなければ、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上 |
| 高齢者・体力が低い人 | 合計して1日40分以上 |
| 筋力トレーニング | 週2〜3日を勧める |
| 事前の相談 | 身体活動で悪化する合併症や痛み・変形がある場合は、事前に医師などの専門家に相談する |
ガイドは、病気があると運動施設の会員になれない、というイメージを払拭することも大切としています。そのうえで、安全対策を取ることが前提です。
医師に確認したいこと
運動を始める前に、主治医に次の項目を確認します。診察で聞いた内容は、メモか書面で残しておきましょう。
| 項目 | 伝える・聞く内容 |
|---|---|
| 病気の状態 | 診断名と、今の状態(落ち着いているか) |
| 運動の制限 | 運動の制限があるか、あればその範囲 |
| 薬 | 服用している薬と、運動時に注意が必要な薬 |
| 避ける動作 | 痛みや症状が出やすい動作、姿勢、強度 |
| 中止の目安 | 運動をやめて受診すべき症状 |
| 健診結果など | 運動前に、トレーナーへ共有してよい情報 |
ガイドは、運動の指導者側も、自己申告の「病気がない」をうのみにしないよう述べています。健診を受けていない場合は、病気を知らないだけかもしれません。
薬によって、運動で気をつける点が変わる
ガイドは、薬によって運動時の注意が違うことを示しています。服薬している人は、薬の名前をトレーナーにも伝えておくと安心です。
| 薬の種類(ガイドの記載) | 運動で気をつける点 |
|---|---|
| インスリンや、インスリン分泌を促す糖尿病の薬 | 低血糖を起こす可能性がある |
| 一部の降圧薬(カルシウム拮抗薬・β遮断薬など) | 心拍数が運動強度の指標にならない。主観的な運動強度を参考にする |
| 利尿薬 | 脱水になりやすく、熱中症や立ちくらみに注意し、水分補給をする |
| 抗凝固薬・抗血小板薬 | 出血傾向があり、打撲や転倒に注意する |
| 脂質異常症のスタチン系薬 | 筋力の低下や筋肉痛が出ることがある |
どの薬を使っていても、自己判断で運動の強さを決めないでください。薬の変更や追加があったときは、医師とトレーナーの双方に共有しましょう。
運動前のセルフチェックと、受診が必要なサイン
ガイドには、運動開始前の健康チェックシートがあります。PAR-Q+を参考にした8つの問いです。次のどれかに当てはまる場合は、運動の前に医師へ確認します。
- 医師から、心臓病または高血圧と言われたことがある
- 心臓病・高血圧のほかに、慢性疾患がある(既往を含む)
- 過去に手術を受けたことがある
- 慢性疾患などで薬を飲んでいる
- 安静時、日常生活時、運動中などに、胸の痛みを感じることがある
- めまいでバランスを崩す、または1年以内に意識を失ったことがある
- 運動で悪化しそうな骨・関節・筋肉・靭帯・腱の問題がある
- 医師から、医学的な監視下で運動するように言われたことがある
胸の痛み、めまい、失神がある場合は、ガイドは医療機関の受診を求めています。ジムでの運動を始める前に、受診してください。
トレーナーへの伝え方と、向かない人
医師の確認が済んだら、パーソナルジムの体験で、持病と服薬の内容を伝えます。トレーナーは診断をする立場ではないため、医師の指示を前提に内容を調整します。
- 病名、状態、服薬、医師の指示を、最初に伝える
- 痛みや症状が出たときに、すぐ中止できる関係をつくる
- 強度は低めから始め、段階的に上げる
- 体調が悪い日は、予約を変更して休む
- 医師から運動を控えるよう言われている人は、運動を始めない
初回で何を伝えるかはパーソナルジムの初回で伝えることに例をまとめました。
費用の面では、運動療法が医療費控除の対象になる場合があります。条件はパーソナルジムは医療費控除できる?で確認してください。
持病への対応は店舗によって違います。条件を比べたい人は、パーソナルジムのおすすめで条件を比べるとわかります。
よくある質問
持病があるとパーソナルジムに入れませんか?
一律に断られるとは限りません。ガイドも、病気があると運動施設に入れない、というイメージを払拭するよう述べています。店舗の対応は、問い合わせで確かめましょう。
持病があるとき、何から始めればいいですか?
まず主治医に、運動してよいか、制限や避ける動作を確認します。そのうえで、ジムに病名と服薬を伝えます。
高血圧でもパーソナルジムに通えますか?
血圧は運動で上がるため、高血圧がある場合は注意が必要です。ガイドは、重い高血圧では、服薬で血圧を管理してから運動を始めるとしています。医師に確認してください。
糖尿病の薬を飲んでいますが、運動して大丈夫ですか?
インスリンなどを使っている場合は、低血糖に注意が必要です。運動を始める前に、かかりつけの医師へ確認してください。
持病を伝えたくない場合はどうしますか?
安全のために、伝えることを勧めます。ガイドも、治療中の病気を共有して、健康状態を把握する必要があるとしています。
出典
あわせて読む
このジムの近くで、一緒にトレーニングする仲間を探せます
同じジムに通う人どうしで、補助やフォームチェックをし合える合トレ相手を見つけられます。写真・レベル・自己紹介を登録すると、同じ県の仲間と「合トレしたい」でつながり、チャットで日時を決められます。連絡先はお互いが承認するまで出ません。
公式LINEを友だち追加すると、合トレナビのURLが届きます(無料)。18歳以上・合トレ目的の方のみ。