【場所別の一覧表つき】ジム開業の備品リスト|救急用具・消耗品の量の決め方
ジムの備品リストは、「受付・事務」「トレーニングフロア」「更衣室・水まわり」「安全・救急」「掲示物」の5つの場所に分けて作ると漏れが減ります。マシンや内装と違って備品は1つずつは小さな金額ですが、数が多く、開業直前に慰ててそろえると費用も手間も増えます。スタッフを雇う場合は、労働安全衛生規則で救急用具をそろえることが求められている点も押さえておきます(2026年10月23日確認)。
備品をそろえる順番(開業までの目安)
ジムの備品リスト:場所ごとの一覧
まずは場所ごとに、開業日に必要なものを書き出します。下の一覧は一般的な例です。業態(24時間ジム・パーソナル・スタジオなど)に合わせて足し引きしてください。
| 場所 | 主な備品 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 受付・事務 | パソコン・タブレット、決済端末、プリンター、電話、入館システムの読み取り機、文具、書類の保管棚 | 入会書類を紙にするかWebにするか |
| トレーニングフロア | ストレッチマット、フォームローラー、トレーニングベルト・グローブ(貸し出し用)、プレートのクリップ、タイマー・時計 | 貸し出し品の衛生管理と、なくなったときの扱い |
| 更衣室・水まわり | ロッカーの鍵、ごみ箱、ドライヤー、鏡、ベンチ、トイレットペーパー・ハンドソープ | シャワーがある場合のシャンプー類を置くか |
| 安全・救急 | 救急箱、AED、懐中電灯、非常用の連絡先の掲示、消火器(必要な数は所轄の消防で確認) | 誰が点検し、どこに置くか |
| 掲示物 | 利用ルール、防犯カメラ作動中の表示、マシンの使い方、緊急時の連絡先、AEDの場所 | 掲示の言葉と位置。会員にわかりやすい大きさ |
| 清掃 | 消毒液、拭き取り用のペーパー・クロス、モップ、掃除機、ごみ袋 | マシンの消毒を会員にも頼むか |
防犯カメラを置く場合は、「防犯カメラ作動中」などの掲示で、撮影していることを会員がわかるようにする例が、個人情報保護委員会のQ&Aに示されています(2026年10月23日確認)。掲示物は、開業直前にまとめて作るより、内装の色や看板と合わせて早めにデザインしておくと統一感が出ます。
救急用具と安全の備品:法令で確かめること
安全にかかわる備品は、「法令で求められるもの」と「自店で決めるもの」があります。スタッフを雇う場合、労働安全衛生規則第633条では、事業者は負傷者の手当てに必要な救急用具と材料を備え、置き場所と使い方を労働者に知らせ、常に清潔に保つことと定めています(e-Gov法令検索、2026年10月23日確認)。
| 備品 | 確かめたこと・決めること | 確認先 |
|---|---|---|
| 救急用具・材料 | 労働者を雇う場合は備え、置き場所と使い方を知らせ、清潔に保つ(労働安全衛生規則第633条) | 社会保険労務士・労働基準監督署 |
| AED | 設置する場合、厚生労働省は点検担当者の配置、インジケータの日常確認、電極パッドとバッテリの交換を求めている | 購入・レンタルの会社 |
| 消火器・避難の表示 | 必要な設備は建物の用途・面積・収容人員で変わる | 所轄の消防署 |
| 防犯カメラの掲示 | 撮影していることを本人がわかるよう掲示する例がある | 個人情報保護委員会のQ&A |
救急箱の中身は、絆創膏・ガーゼ・テープ・保冷剤など、けがの手当てに使うものを中心に、使ったら補充するルールにします。医薬品を会員に渡すことは避け、体調が悪い会員には医療機関の受診や119番を案内します。
内装シミュレーションで床・壁・ドアを選ぶと、3Dのフロアと初期費用に反映されます。掲示物・鏡・ロッカー・AEDの収納箱など、壁に付ける備品の位置は内装と一緒に決めると、下地の補強や配線が一度の工事で済みます。
内装シミュレーションを無料で使う消耗品の量と、費用の見込み方
消耗品は、開業時に多く買いすぎると置き場所に困り、少なすぎるとすぐに切れます。会員数と来館の回数から、1か月にどれくらい使うかを見込み、発注の目安を決めておきます。
- 月の使用量(例)= 1回の来館で使う量 × 月の来館回数
- 発注の目安(例)= 月の使用量 × 届くまでの日数 ÷ 30 + 予備
例として、会員1人が来頨1回でペーパータオルを3枚使い、月の来館回数がのべ2,000回なら、月に6,000枚が目安です(3枚 × 2,000回。計算のための例)。開業直後は会員が少ないため、最初の発注は少なめにして、実際の使い方を見ながら量を合わせます。
ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)では、24時間ジム30坪の初期費用2,370万円の内訳に「その他」100万円、月の費用に「その他」5万円があります。備品・消耗品の費用は、こうした項目の中で見込んでおく必要があります。マシンはリース、税・借入の返済は含まず、実際の費用は物件・地域・見積もりで変わります。
よくある質問
貸し出し用のトレーニング用品は必要ですか?
ベルトやグローブを持っていない会員には便利ですが、汗がつくものは衛生管理の手間が増えます。貸し出すなら、使ったあとに拭く場所と、交換の目安を決めておきます。
備品は中古でそろえてもよいですか?
ベンチや棚など傷みにくいものは中古でも使えます。救急用品や衛生用品は新品をそろえ、電気製品は動作と安全の表示を確かめてから使います。
開業準備で備品の買い忘れを防ぐには?
場所ごとの一覧を作り、プレオープンで実際に使ってみることです。会員役になって入口から更衣室・フロア・退館まで一通り動くと、足りないものが見つかります。
出典
- e-Gov法令検索「労働安全衛生規則」第633条(2026年10月23日確認)
- 厚生労働省「AEDを点検しましょう!」(2026年10月23日確認)
- 個人情報保護委員会 Q&A Q1-13(防犯カメラ)(2026年10月23日確認)
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
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