THE MUSCLE NEWSPAPER
KINNIKU TIMES › 有名人・YouTuber  › 記事
有名人・YouTuber速報

8度の王者ヘイニー氏、新王者ウォーカーの絞り込みを分析「別次元」

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 5分
表彰台に置かれたトロフィー(イメージ写真)
SUMMARY|この記事の要約

8度のミスター・オリンピア王者リー・ヘイニー氏が、2026年大会の新王者ニック・ウォーカー選手の絞り込みについて「別次元」と評価した。

一方で過度なコンディショニングがもたらす健康リスクにも言及しており、専門家の監督なしに極端な減量をまねることには注意が必要だ。

ミスター・オリンピアを8度制覇したリー・ヘイニー氏(Lee Haney)は、現地時間10月2日に公開されたインタビュー動画で、2026年大会の新王者ニック・ウォーカー選手(Nick Walker)のコンディショニング(絞り込み)について「誰も彼に近づけなかった」と高く評価した。ウォーカー選手は日本時間9月27日に行われた決勝で、2度の王者デレク・ランスフォード選手らを破り初優勝を果たしている。

1988年当時のリー・ヘイニー氏
写真:Ciuffo(1988年撮影)/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:CC BY-SA 4.0(改変なし)

リー・ヘイニー氏は何と語ったのか

ヘイニー氏は、ボディビル専門ジャーナリストのロン・ハリス氏が配信するYouTubeチャンネル「Ron Harris Muscle」のインタビュー動画「Lee Haney EXCLUSIVE! Health Update & '26 Mr. O thoughts」の中で、ウォーカー選手のコンディショニングについて次のように語ったと、米専門メディアFitness Voltが報じた。

「コンディショニングに関しては、誰もニックに近づけなかった。彼はその点においてまったく別の次元にいる」

さらに現在のオープン部門の審査傾向についても言及し、「オープン部門は何か別のものに見えてきている。審判もそれを別物として扱っているように思う」と述べたという。

健康リスクへの言及

一方でヘイニー氏は、過度なコンディショニングに伴う危険性にも触れ、「コンディショニングの要求は非常に危険なものだ。体の機能を痛めてしまうことがあり、一度損なわれれば、それは審判の問題ではなく本人が背負う問題になる」と注意を促したとFitness Voltは伝えている。同氏自身の具体的な症状や検査結果への言及は、確認できた範囲のインタビュー内容には含まれていなかった。

ニック・ウォーカー新王者とは

ウォーカー選手は2026年のミスター・オリンピアで初優勝を果たした新王者である。詳しい経歴や決勝結果は、KINNIKU TIMESの既報記事で確認できる。

大会前の過度な絞り込み・脱水は医学的にどう見られているか

ボディビル大会の「絞り込み」では、体脂肪率を極限まで落とすために水分・塩分の摂取量を調整する選手が多いことが知られている。ただし、こうした操作を専門知識のないまま自己流で行うと、脱水による健康被害につながるおそれがある。

合併症の種類 内容(メイヨークリニックの説明)
電解質異常 ナトリウム・カリウムなどのバランスが崩れ、筋けいれんや意識障害が起こりうる
腎臓への影響 尿路感染症、腎結石、さらには腎不全につながることがある
循環系への影響 血液量の急激な低下による低血圧性ショック(hypovolemic shock)が生じ、重症化する場合がある

ヘイニー氏が述べた「体の機能を痛める」という発言の具体的な医学的根拠(検査値など)は確認できていないが、過度な脱水操作そのものに医学的なリスクがあることは、米メイヨークリニックの一般向け解説からも裏付けられる。体づくりのための減量・水分調整を行う場合は、自己流で極端な方法を試すのではなく、医師や管理栄養士など専門家に相談することが推奨される。

よくある質問

リー・ヘイニー氏はどんな実績を持つ選手か

1984年から1991年にかけてミスター・オリンピアを8度制覇しており、ロニー・コールマン氏と並ぶ史上最多優勝回数のタイ記録保持者である(ギネス世界記録による)。

ニック・ウォーカー選手の絞り込みは本当に「別次元」だったのか

ヘイニー氏個人の評価であり、本人がそう主張しているという位置づけの発言である。大会の公式な採点基準や数値での比較は確認できていないため、本記事では一つの見方として紹介している。

ボディビル選手の大会前の減量方法を一般の人が真似してもよいか

推奨されない。プロ選手の大会前コンディショニングは短期間かつ専門家の管理下で行われることが多く、自己流で真似ると脱水や栄養不足などの健康リスクがある。体調に不安がある場合は医師に相談してほしい。

KINNIKU TIMESの視点

今回のヘイニー氏の発言は、新王者の実力をたたえる声であると同時に、ボディビル界のベテランから発せられた健康面への警鐘でもある。大会に出場しない一般のトレーニーにとっては、過度な絞り込みを真似る必要はない。日々の体づくりでは水分・塩分を極端に制限するのではなく、無理のない範囲で体脂肪を落としていくことが、長く筋トレを続けるうえでの近道と言えるだろう。


出典:Fitness Volt(2026年10月5日)/Ron Harris MuscleチャンネルのYouTube動画「Lee Haney EXCLUSIVE! Health Update & '26 Mr. O thoughts」(現地時間10月2日公開)/Guinness World Records「Most Mr Olympia titles」/Mayo Clinic「Dehydration」

MY FITPEAK 無料会員 最新の情報を、素早くお届け。 新しい記事、筋トレ最安ナビの価格更新、FITPEAKの新商品の案内を、いちばんはやく受け取れます。 My FITPEAK に登録する

コメント

この記事について思ったことを書けます。誤解を招くのを避けるため、誘導のある宣伝、他者への中傷、個人情報、法令に反する内容は公開しません。体調や治療に関わる判断は、必ず専門家にご相談ください。