【部位と付け合わせで計算】ダイエット中のとんかつはOK?ヒレとロースの差
ダイエット中のとんかつは、部位と衣の量、ソースの量を決めれば、食べてはいけない料理ではありません。日本食品標準成分表では、とんかつは100gあたり、ロースが429kcal・脂質35.9g、ヒレが379kcal・脂質25.3gでした。同じ豚肉を焼いた値(ロース310kcal、ヒレ202kcal)と比べると、衣と油の分だけ高くなっています。ヒレを選ぶ、衣を薄くする、キャベツを先に食べるなどの工夫で取り入れましょう。脂質異常症などで食事の指示がある人は、医師や管理栄養士に相談してください。
豚肉を「焼く」と「とんかつ」で比べたエネルギー(100gあたり)
とんかつの部位別エネルギーを成分表で比べる
とんかつは、豚肉に小麦粉・卵・パン粉をつけて揚げる料理です。ロースとヒレでは、同じとんかつでも値が大きく違います。可食部100gあたりで比べました。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 豚ヒレ(赤肉)焼き | 202kcal | 39.3g | 5.9g | 0.4g | 0.2g |
| 豚ヒレ(赤肉)とんかつ | 379kcal | 25.1g | 25.3g | 14.9g | 0.4g |
| 豚ロース(脂身つき)焼き | 310kcal | 26.7g | 22.7g | 0.3g | 0.1g |
| 豚ロース(脂身つき)とんかつ | 429kcal | 22.0g | 35.9g | 9.8g | 0.3g |
数字は文部科学省の食品成分データベースで確かめた値です。ヒレは、焼いたときの脂質が5.9gと少なめですが、とんかつにすると25.3gになりました。衣と吸った油で、脂質が約19g増えた計算です。ロースは22.7gから35.9gに増えています。
ヒレのとんかつ(379kcal)は、ロースのとんかつ(429kcal)より低い値でした。それでも、焼いたヒレの202kcalと比べると約1.9倍です。「ヒレなら低カロリー」とは言い切れず、衣の影響が大きいことがわかります。
とんかつ定食を組み立てて計算する
とんかつは、ごはん・キャベツ・ソースと一緒に食べることが多い料理です。ソースの値も成分表で確かめました。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|
| キャベツ(生) | 23kcal | 5.2g | 1.8g | 0g |
| ごはん(精白米) | 156kcal | 37.1g | 1.5g | 0g |
| ウスターソース | 117kcal | 27.1g | 0.5g | 8.5g |
| 中濃ソース | 129kcal | 30.9g | 1.0g | 5.8g |
| 濃厚ソース | 130kcal | 30.9g | 1.0g | 5.6g |
ソースは、100gあたりの食塩相当量が5.6〜8.5gと高い食品です。量は少なくても、塩分が積み重なります。次の表は、成分表の値から計算した定食の例です。重さは説明のために置いた仮の量で、お店や商品で違います。
| 定食の組み立て(仮) | エネルギー(計算) | 脂質(計算) | 食塩相当量(計算) |
|---|---|---|---|
| ロースとんかつ100g+ごはん150g+キャベツ70g+中濃ソース10g | 約692kcal | 約36.4g | 約0.9g |
| ヒレとんかつ100g+ごはん150g+キャベツ70g+中濃ソース10g | 約642kcal | 約25.8g | 約1.0g |
この例では、ヒレに替えるだけで約50kcal、脂質が約11g少なくなります。ここに味噌汁やお新香が加わると、塩分はさらに増えます。ソースを10gではなく倍にかけると、塩分は約0.6g増える計算です(中濃ソース)。
この定食の脂質は、ロースの例で約36.4g、エネルギーの約47%にあたります(脂質1g=約9kcalで計算)。生活習慣病の予防のため、1日のエネルギーのうち脂質からとる割合は20〜30%が目標とされています(e-ヘルスネット「脂肪 / 脂質」)。とんかつの日は、ほかの食事で脂質を控えめにするなど、1日や1週間の合計で考えましょう。
ダイエット中のとんかつの食べ方
| 工夫 | 具体例 | 理由 |
|---|---|---|
| 部位を選ぶ | ロースより、ヒレや赤身の多い部位 | 成分表ではヒレのほうが脂質が少ない |
| 脂身・衣を減らす | 脂身を残す、衣を厚くしない | 脂質は1gあたり約9kcalと、炭水化物の2倍以上 |
| キャベツを先に食べる | キャベツを残さず、おかわりは量を決めて | キャベツは100gあたり23kcal。食物繊維も含む |
| ソースを控える | かける量を決める。小皿に取って少しつける | 100gあたりの食塩相当量は5.6〜8.5gと高い |
| ごはんを調整する | 盛りの量を減らす | とんかつ自体のエネルギーが高いため、全体で調整する |
| 頻度を決める | 月に何回、と決めておく | 毎日でなければ、1回の量を決めて楽しめる |
揚げ物全体の比較はダイエット中の揚げ物はOK?、豚肉の部位の違いはダイエット中に豚肉は食べていい?にまとめています。
向かない人と、気をつけたい点
- 脂質異常症、高血圧、糖尿病などで食事の指示がある人は、医師や管理栄養士の指示を優先してください。
- 小麦・卵のアレルギーがある人は、衣の原材料を確かめてください。
- お店のとんかつは、肉の大きさや揚げ油が店で違います。成分表の値は目安にしてください。
- カツ丼やカツカレーは、ごはんと衣とたれが重なります。成分表の値だけでは判断できないため、量を控えめにしましょう。
食事の量や組み合わせを個別に相談したい人は、ダイエット向けパーソナルジムのおすすめで食事サポートの違いを比べています。
よくある質問
ダイエット中にとんかつは食べても大丈夫ですか?
量と頻度を決めれば、食べてはいけない料理ではありません。成分表ではロースが100gあたり429kcal、ヒレが379kcalなので、1日や1週間の合計で調整しましょう。
ヒレとロースはどちらがダイエット向きですか?
成分表では、ヒレのとんかつ(379kcal・脂質25.3g)のほうが、ロースのとんかつ(429kcal・脂質35.9g)より低い値でした。ただし、衣の量や揚げ方で変わります。
とんかつにソースはかけないほうがいいですか?
ソースは100gあたりの食塩相当量が5.6〜8.5gあります。かけないといけない決まりはありませんが、量を決めてかけると塩分を抑えられます。
冷凍やスーパーのとんかつはどうですか?
商品によって肉の部位・衣の厚さ・重さが違います。成分表は目安にして、パッケージの熱量と食塩相当量を確かめてください。
とんかつを食べた翌日はどうすればいいですか?
食べすぎを取り戻そうと極端に減らさず、普段どおりの食事に戻すと続けやすくなります。
出典
- 文部科学省 食品成分データベース「ぶた ロース 脂身つき とんかつ」
- 文部科学省 食品成分データベース「ぶた ロース 脂身つき 焼き」
- 文部科学省 食品成分データベース「ぶた ヒレ 赤肉 とんかつ」
- 文部科学省 食品成分データベース「ぶた ヒレ 赤肉 焼き」
- 文部科学省 食品成分データベース「キャベツ 結球葉 生」
- 文部科学省 食品成分データベース「こめ 水稲めし 精白米 うるち米」
- 文部科学省 食品成分データベース「ウスターソース」
- 文部科学省 食品成分データベース「中濃ソース」
- 文部科学省 食品成分データベース「濃厚ソース」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「脂肪 / 脂質」(脂質の目標量)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「エネルギー産生栄養素」(栄養素1gあたりのエネルギー)
あわせて読む
このジムの近くで、一緒にトレーニングする仲間を探せます
同じジムに通う人どうしで、補助やフォームチェックをし合える合トレ相手を見つけられます。写真・レベル・自己紹介を登録すると、同じ県の仲間と「合トレしたい」でつながり、チャットで日時を決められます。連絡先はお互いが承認するまで出ません。
公式LINEを友だち追加すると、合トレナビのURLが届きます(無料)。18歳以上・合トレ目的の方のみ。