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疲労管理を総負荷量と体調メモの2本立てで行う

【4〜8週ごと】疲労管理は、総負荷量と体調メモの2本立てで行う

疲れは目に見えず、感覚だけで判断すると、ぶれます。総負荷量という数字と、体調メモを並べると、疲労管理がしやすくなります。

筋トレの疲労管理は、総負荷量の推移と5段階の体調メモを2本立てで見て、4〜8週ごとの回復週の目安を使うと行いやすくなります。

  • NSCAの実践ガイドは、回復週を4〜8週間ごとに5〜7日行う目安を示しています
  • 疲労が強いほど、回復週の量を大きく落とします
  • 体調メモは、毎回1〜5の数字で一言添えるだけにします
  • 回復週の効果を裏づける研究の質には限りがあります

週の総負荷量と先週比が週次レポートに出るので、疲れがたまる前の量の推移を数字で確かめられます。ダウンロードは無料です。

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4週で積んだあとの5週目:疲労度で変わる回復週の量

4週目(通常)
7,800kg
疲労が軽い
5,460kg
疲労が中くらい
3,900kg
疲労が強い
2,340kg
出典・作図: FITPEAK × Souhuka(計算例。削減率は30%・50%・70%)

この記事でわかること

  • 総負荷量と体調メモを組み合わせる方法
  • 4〜8週ごとの回復週の目安
  • 疲労度別の回復週の量の計算
  • この方法の弱点と、向かない人

疲労管理を、総負荷量と体調メモの2本立てにする

総負荷量は、客観的な数字です。ただ、数字が落ちた原因までは教えてくれません。そこに、主観的な体調メモを添えます。

記録 何を見るか 強み
総負荷量 週の量と先週比 数字で比べられる
体調メモ 1〜5の5段階 疲れの感覚が残る

体調メモは、トレーニングの前に1つだけ付けます。1は絶好調、3は普通、5はかなり疲れている、という分け方です。数字は編集部の例で、自分の基準で構いません。

見るのは、メモが4以上の日が続いていないかと、総負荷量や回数が落ちていないかの2点です。両方が重なったら、疲れがたまっている可能性が高まります。

片方だけの変化では、決めつけません。メモが悪くても数字が保てている日は、様子を見ます。数字が落ちてもメモが良い日は、記録の条件が変わったのかもしれません。

4〜8週ごとの回復週と、疲労度別の量の落とし方

NSCAの実践ガイドは、回復週(デロード)を4〜8週間ごとに、5〜7日間行うことを目安としています。固定の予定にせず、疲労の度合いに応じて調整する考え方です。

疲労の度合い 量の削減目安 強度の調整
低い 25〜45%減 %1RMを約10%下げる、またはRIRを増やす
中くらい 40〜60%減 同上
高い 60〜90%減 同上

週の総負荷量が6,000kgから始まり、毎週600kgずつ増えた例を考えます。4週目は7,800kgです(6,000→6,600→7,200→7,800)。

5週目を回復週にするとき、疲労度別の量は次のとおりです。

  • 疲労が軽い:30%減で、7,800×0.7=5,460kg
  • 疲労が中くらい:50%減で、7,800×0.5=3,900kg
  • 疲労が強い:70%減で、7,800×0.3=2,340kg

英国の研究チームが、パワーリフティングなどのコーチ18人に行った聞き取りでは、回復週は4〜6週ごと、量は通常の30〜50%減が目安として語られていました。実験ではなく経験をまとめた研究なので、参考程度に受け取ります。

疲労管理で、前倒しの判断をする3つのサイン

回復週は、予定より早めに入れることもあります。次のサインが重なったら、前倒しを考えます。

サイン 確かめ方 判断
体調メモが続けて4以上 3回連続かどうか 前倒しを検討
回数が落ち続ける 同じ重量で2週比べる 前倒しを検討
睡眠が浅い日が続く 1週間の睡眠メモ 量を先に落とす

Souhukaなら、週の総負荷量と先週比、部位ごとの推移が週次レポートに出ます。部位別グラフで、どの部位の量が落ちているかも分かります。体調メモは、紙やメモアプリに添えてください。登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版でも、回復週の数字を試算できます。

回復週の過ごし方は、セット数を減らす、重量約1割下げる、余力を1〜3回増やす、の3つが基本です。頻度は変えず、トレーニングの日そのものは保つほうが、リズムを崩しません。

回復週を入れる考え方は、KINNIKU TIMESのデロードの解説でもくわしく紹介しています。

この方法の弱点と、向かない人

弱点は、体調メモが主観であることです。その日の気分に左右されて、疲れていなくても高い点数を付けてしまうことがあります。数字を過信せず、総負荷量や回数の変化と並べて見ます。

回復週の効果を裏づける研究の質には限りがある、とNSCAのガイドも注記しています。この記事の数字は目安で、必ず守るべき基準ではありません。

向かない人もいます。始めて間もなく、量がまだ少ない人は、疲れがたまりにくいので、回復週が不要なことも多いです。数字を気にしすぎて休めなくなる人は、体調メモを週1回だけにします。痛みがあるときは、回復週ではなく中止してください。

よくある質問

疲労管理は、何を記録すればよいですか

最低限、週の総負荷量と、1〜5の体調メモの2つです。慣れたら、睡眠時間を足します。

回復週は、必ず入れる必要がありますか

必須ではありません。疲れが少なければ入れなくても進められます。サインが重なったときに、検討します。

回復週は、完全に休むべきですか

NSCAの目安では、量と強度を下げて続ける形です。完全に休むことを前提にしていません。

疲れているのに、数字が落ちないことはありますか

あります。数字は保てていても、体調メモが悪い日が続くなら、先に量を落とすことも選べます。

まとめ

  • 疲労管理は、総負荷量と5段階の体調メモの2本立てで行います
  • 回復週は、4〜8週ごとで5〜7日が目安です(NSCA)
  • 疲労が強いほど、回復週の量を大きく落とします
  • サインが重なったら、予定より前倒しします

先週比と部位ごとの推移で、疲れがたまる前の量の変化を確かめられます。

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出典

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