【チェック表つき】総負荷量が下がる原因を、睡眠・種目・条件で切り分ける
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先週より総負荷量が下がると、不安になります。でも、数字が落ちた理由は、体の不調だけとは限りません。原因を切り分ける手順を、チェック表にまとめます。
総負荷量が下がったら、まず重量・回数・セット数のどれが下がったかを分けて、7つの原因を順に確かめます。
- 下がった要素が分かると、原因の候補が絞れます
- 睡眠、疲れ、休憩、記録の数え方の4つが多い原因です
- 1週間の落ち込みで判断せず、数週間の平均で見ます
- 2週続けて下がるときに、量や休息を見直します
前回の重量と回数が記録画面に出るので、どの要素が下がったかがひと目でわかります。ダウンロードは無料です。
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先週 1,800kgが下がった3つの例:下がったのは、どの要素か
この記事でわかること
- 下がった要素の見分け方
- 原因を切り分ける7つのチェック表
- 1週間の落ち込みを平均で見る方法
- 見直しの弱点と、向かない人
総負荷量が下がったとき、まず下がった要素を分ける
総負荷量は、重量×回数×セット数です。どれか1つが下がっても、全体の数字は下がります。先週が60kg×10回×3セットの1,800kgだった人で、3つの例を見ます。
| 下がった要素 | 今週の内容 | 総負荷量 | 先週との差 |
|---|---|---|---|
| 重量 | 55kg×10回×3 | 1,650kg | −150kg |
| 回数 | 60kg×25回(9・8・8) | 1,500kg | −300kg |
| セット数 | 60kg×10回×2 | 1,200kg | −600kg |
重量の例は、150kg(8.3%)の減少です。回数の例は、300kg(16.7%)、セット数の例は、600kg(33.3%)の減少になります。同じ「下がった」でも、意味が違います。
セット数が減っているなら、疲れや時間不足が疑われます。回数が落ちているなら、休憩や睡眠が先に疑われます。重量が違うなら、器具や設定の変更が原因かもしれません。
総負荷量が下がる7つの原因のチェック表
下がった要素がわかったら、次の7つを上から順に確かめます。体の不調を疑う前に、条件の変化を確かめるのがコツです。
| 原因 | 確かめ方 | 対応 |
|---|---|---|
| 睡眠不足 | 前夜の睡眠時間 | 数日様子を見る |
| 疲れの蓄積 | 数週間の回数の推移 | 回復週を入れる |
| 休憩の短縮 | セット間の時間 | 時間をそろえる |
| 器具の変更 | マシンやバーの違い | 別枠で記録する |
| 食事・水分 | 前後の食事の量 | 整えて再確認 |
| 時間帯 | いつもと違う時間か | 参考として残す |
| 記録の数え方 | ウォームアップの有無 | 数え方をそろえる |
睡眠については、KINNIKU TIMESの解説で、睡眠不足が筋タンパク質の合成を下げることが報告されていると紹介されています。休憩については、休憩が短いと次のセットで重量と回数を保ちにくいことが、研究でも示されています。
NSCAの実践ガイドは、疲労がたまったときの回復週(デロード)を4〜8週間ごとに行うことを目安にしています。数週間にわたって回数が落ち続けているなら、デロードの解説が参考になります。
1週間の落ち込みは、数週間の平均で見る
週の総負荷量は、体調や仕事の忙しさで毎週ゆれます。1週間だけで判断すると、必要のない見直しをしてしまいます。
| 週 | 週の総負荷量 | 平均との差 |
|---|---|---|
| 1週目 | 6,000kg | +150kg |
| 2週目 | 5,400kg | −450kg |
| 3週目 | 6,300kg | +450kg |
| 4週目 | 5,700kg | −150kg |
4週の平均は、合計23,400kgを4で割った5,850kgです。2週目は1週目より10%下がりました。ただ、平均との差は約7.7%(450÷5,850)にとどまります。
3週目に6,300kgへ戻っているので、この落ち込みは一時的だったと読めます。逆に、3週目も4週目も下がり続けていたら、疲れの蓄積を疑います。Souhukaの週次レポートなら、先週比と部位ごとの推移が見られます。登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版でも、週の合計を試算できます。
切り分けの弱点と、向かない人
この切り分けには弱点があります。原因が複数重なっている場合は、どれが主な原因かを決めにくくなります。チェック表は、可能性を絞る道具で、原因を決めつけるものではありません。
停滞の理由は、研究者の間でも見分けるのが難しいとされています。数値が戻らなくても、すぐに「限界だ」と考えないでください。
向かない人もいます。数字の上下に一喜一憂して、休めなくなる人は、月1回だけ平均を見る運用にします。痛みがあるときは、数字の原因探しより先に中止してください。
よくある質問
総負荷量が下がるのは、筋力が落ちたからですか
そうとは限りません。休憩や睡眠、記録の数え方で下がることも多いです。まず条件の変化を確かめます。
何週間下がり続けたら、量を見直すべきですか
決まった週数はありません。条件をそろえても2週続けて下がるときに、休息や量の見直しを考えます。
ウォームアップを含めて数えると、どうなりますか
日によってウォームアップの量が違うと、総負荷量がぶれます。メインのセットだけを数えると、比べやすくなります。
総負荷量の下がった部位だけを、見直せばよいですか
はい。部位別に見ると、下がった部位が分かります。全体の数字が横ばいでも、特定の部位だけが落ちていることがあります。
数字が下がった週は、どう記録すればよいですか
下がった週も、そのまま記録を残します。原因のメモ(睡眠不足など)を一言添えると、あとで見返したときに役立ちます。
まとめ
- 総負荷量が下がったら、重量・回数・セット数のどれかを分けます
- 睡眠、疲れ、休憩、器具、食事、時間帯、数え方の7つを順に確かめます
- 1週間の落ち込みは、数週間の平均で判断します
- 2週続けて下がるときに、量や休息を見直します
先週比と部位ごとの推移が週次レポートに出るので、落ち込みが一時的かを平均で確かめられます。
Souhukaで記録を始めて前回比を見るAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
出典
- NSCA Strength and Conditioning Journal「A Practical Guide to Deloading」(2026年10月確認)
- Schoenfeld BJ et al. Journal of Strength and Conditioning Research(2016年)。経験者の男性21人・8週間(2026年10月確認)
- Kataoka R et al. Sports Medicine(2024年)。筋肥大の停滞の仕組みの総説(2026年10月確認)
- KINNIKU TIMES「筋トレの効果はいつから出る?」(2026年10月確認)