【含める?】ウォームアップを総負荷量に含めるか|数字で比べた答え
Share
ウォームアップのセットは、総負荷量に含めるべきでしょうか。含めた日と含めなかった日で、数字がどれだけ変わるかを同じ筋トレで比べました。
ウォームアップは総負荷量に含めず、メインのセットだけを数えるのがおすすめで、理由は日による数字のぶれが小さくなるからです。
- FITPEAKのブラウザ版も、メインのセットだけを数えることを勧めています
- 含めると、ウォームアップが多い日ほど数字が大きくなります
- メインが同じ1,800kgでも、含めると150kgの差が出る例があります
- ウォームアップの記録は、別の行に残す方法があります
メインのセットだけを入れれば、総負荷量と前回比が自動で出ます。ダウンロードは無料です。
Souhukaを無料でダウンロードするAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
メインが同じ1,800kgの2日を、含める場合と含めない場合で比べる
この記事でわかること
- ウォームアップを含めた日と含めない日の数字の差
- ブラウザ版が「含めない」を勧める理由
- 迷いやすい「ビルドアップのセット」の扱い
- ウォームアップを別に記録する方法
ウォームアップを含める日と含めない日の数字の差
ベンチプレスの日を2日分、比べます。メインのセットは同じ、60kg×10回×3セットです。ウォームアップのセット数だけが違います。
- 1つ目:20kg×10回=200kg
- 2つ目:40kg×5回=200kg
- 3つ目:50kg×3回=150kg(B日は行わない)
| 項目 | A日 | B日 |
|---|---|---|
| ウォームアップ | 3セット | 2セット |
| ウォームアップの合計 | 550kg | 400kg |
| メインの合計 | 1,800kg | 1,800kg |
| 含める場合 | 2,350kg | 2,200kg |
| 含めない場合 | 1,800kg | 1,800kg |
検算します。A日のウォームアップは、200+200+150=550kgです。B日は、200+200=400kgです。メインは、60×10×3=1,800kgです。
含めると、A日は2,350kg、B日は2,200kgで、150kgの差が出ます。B日を基準にすると、約6.8%の増加です。150÷2,200=約0.068です。
でも、A日とB日で、メインの仕事量は同じです。この差は、ウォームアップを1セット多くしただけで生まれた「見かけの増加」です。前回比で「+150kg」と出ても、成長ではありません。
含めない場合は、2日とも1,800kgで同じです。メインが同じなら同じ数字になるので、前回比の意味がはっきりします。
メインだけを数える理由と、迷いやすいセットの扱い
FITPEAKのブラウザ版は、ウォームアップのセットは含めず、メインのセットだけを数えることを勧めています。理由は、次の3つにまとめられます。
- 日によってウォームアップの量が違い、数字がぶれる
- ウォームアップは、筋肥大の刺激を狙ったセットではない
- メインだけなら、前回との比較が公平になる
問題は、ウォームアップとメインの境目があいまいなセットです。たとえば、メイン60kgの前に、50kgを3回だけ行うセットです。これは「ビルドアップ」と呼ばれることがあります。
数え方の選択肢を、表に整理します。
| ルール | 内容 | A日の数字 |
|---|---|---|
| 全部含めない | メインだけ数える | 1,800kg |
| 全部含める | すべてのセットを足す | 2,350kg |
| 目安で分ける | メインの8割以上は数える | 1,950kg |
「目安で分ける」は編集部の例で、研究で決まった基準ではありません。メインの8割は48kgです。これを超えるのは、50kgのセットだけなので、その150kgを足します。1,800+150=1,950kgです。
この方法でも、ウォームアップの手順が変わると数字が動きます。いちばん安定するのは、「全部含めない」です。迷ったら、ここから始めましょう。
ウォームアップを別に記録する方法と注意点
ウォームアップを記録しなくてもよい、という意味ではありません。含めない代わりに、別の行にメモしておくと、あとで役に立ちます。
- ノートの余白に、ウォームアップの重量と回数を書いておく
- 総負荷量の欄には、メインの合計だけを書く
- 体調が悪い日は、ウォームアップを増やした理由をメモする
たとえば、ウォームアップで肩が重く感じた日は、メインの重さを下げる判断材料になります。数字に足さなくても、記録する意味はあります。
ウォームアップの組み方そのものは、人や種目で違います。この記事では、組み方の良し悪しは扱いません。計算上の扱いだけを決めるものです。
Souhukaでは、メインのセットの重量・回数・セットを入れると、総負荷量が自動で計算されます。前回の重量と回数が記録画面に出るので、メインのセットで超える数字がわかります。ブラウザ版の登録なしで総負荷量を計算するページも、メインだけを入れる使い方です。
弱点もあります。「含めない」ルールでは、重いウォームアップを何セットも行う人の仕事量が、数字に出ません。たとえば、高重量のパワーリフティング系の練習では、ウォームアップも大きな負荷になります。その場合は、ウォームアップを別の欄で管理してください。
向かない人もいます。ウォームアップの手を抜く人です。数字に入らないからと、ウォームアップを省くのは避けてください。ケガの予防のためにも、体を温めてからメインに入りましょう。痛みがあるときは中止し、医師や理学療法士に相談してください。
よくある質問
ウォームアップは総負荷量に含めますか
含めないのがおすすめです。メインのセットだけを数えると、日によるぶれが小さくなり、前回比が正しく読めます。FITPEAKのブラウザ版も同じ考え方です。
ウォームアップを含めると、どれくらい数字が変わりますか
この記事の例では、メインが同じでも150kg(約6.8%)の差が出ました。ウォームアップが多い日ほど、見かけの数字が大きくなります。
重いウォームアップのセットは、どう扱いますか
メインに近い重さのセットは、メインとして数えるか、別の欄に残します。どちらにするかを決めて、毎回そろえます。迷う場合は、別の欄に残すのが安全です。
過去の記録に、ウォームアップが混ざっています。直すべきですか
直せるなら、メインだけに統一するのが理想です。難しければ、ルールを変えた日をメモして、その日の前後は比べないようにします。
まとめ
- ウォームアップは含めず、メインのセットだけを数えます
- 含めると、メインが同じでも150kgの見かけの差が出ます
- ビルドアップは、含めるか別の欄に残すかを決めます
- ウォームアップの記録は、別の行にメモしておきます
記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。メインのセットで超える数字がわかります。
Souhukaで記録を始めて前回比を見るAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
出典
- 総負荷量計算 by Souhuka(FITPEAK LAB)(2026年10月確認)