【種類別に比較】ダイエット中のドーナツはOK?イーストとケーキの差と量の目安
ダイエット中のドーナツは、量を決めれば食べて構いません。ただし、ドーナツを食べれば痩せるという根拠はありません。
成分表では、イーストドーナッツ(プレーン)は100gあたり379kcal、ケーキドーナッツ(プレーン)は367kcalです。エネルギーは近くても、脂質は20.2gと11.7gで、大きく違います。
200kcalに相当する重さは、どちらも約53〜54gです。1個の重さを確かめて選びましょう。
200kcal分に含まれる脂質(g)
ドーナツの種類を成分表で比べる
文部科学省の食品成分データベースで、ドーナッツ(成分表では「ドーナッツ」と表記)の6つの項目を比べました。数字は可食部100gあたりです。成分表の値の多くは推定値として示されています。
| 種類(100gあたり) | エネルギー(kcal) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食塩相当量(g) |
|---|---|---|---|---|
| イーストドーナッツ プレーン | 379 | 20.2 | 43.9 | 0.8 |
| イーストドーナッツ あん入り(こしあん) | 341 | 12.6 | 52.2 | 0.5 |
| イーストドーナッツ カスタードクリーム入り | 371 | 18.9 | 44.6 | 0.6 |
| ケーキドーナッツ プレーン | 367 | 11.7 | 60.2 | 0.4 |
| ケーキドーナッツ あん入り(こしあん) | 353 | 5.4 | 63.7 | 0.3 |
| ケーキドーナッツ カスタードクリーム入り | 375 | 10.5 | 56.7 | 0.4 |
イーストドーナッツは、パン生地のように発酵させて揚げたものです。ケーキドーナッツは、ケーキ生地を揚げたものです。成分表では、イーストドーナッツのほうが脂質が多く、ケーキドーナッツのほうが炭水化物が多い傾向でした。
中に入れるものでも数字が変わります。イーストドーナッツでは、こしあん入りが脂質12.6g、カスタードクリーム入りが18.9gでした。こしあん入りは、プレーンより100gあたりのエネルギーが低くなっています。
食塩相当量は、イーストドーナッツ(プレーン)で100gあたり0.8gです。量は多くありませんが、ほかの食事の塩分とあわせて考えましょう。
200kcalに相当する重さ
農林水産省の「食事バランスガイド」では、菓子と嗜好飲料をあわせて1日200kcal程度が目安とされています。成分表の値から、200kcalに相当する重さと、その中の脂質を計算しました。
| 種類 | 200kcal分の重さ(g) | その脂質(g) |
|---|---|---|
| イーストドーナッツ プレーン | 約53 | 約10.7 |
| イーストドーナッツ あん入り(こしあん) | 約59 | 約7.4 |
| イーストドーナッツ カスタードクリーム入り | 約54 | 約10.2 |
| ケーキドーナッツ プレーン | 約54 | 約6.4 |
| ケーキドーナッツ あん入り(こしあん) | 約57 | 約3.1 |
| ケーキドーナッツ カスタードクリーム入り | 約53 | 約5.6 |
200kcal分の重さは、どの種類も約53〜59gで、あまり差がありません。差が出るのは脂質です。イーストドーナッツ(プレーン)は約10.7gで、ケーキドーナッツ(こしあん入り)の約3.1gの3倍以上です。
1個の重さは、店や商品によって違います。袋や店頭の栄養成分表示があれば、そちらを優先して数えてください。チェーン店の商品は成分表に載っていないため、各社が公開している栄養成分の情報で確認します。
この200kcalは、ほかのお菓子や甘い飲み物も含めた合計です。ドーナツを食べる日は、ほかの間食を控える形で調整しましょう。
ドーナツと体重の研究で分かっていること
Hallら(2019年)は、アメリカの国立衛生研究所(NIH)の病院に入院した20人の成人で、超加工食品(加工度の高い食品)の食事と、未加工の食事を比べました。掲載誌はCell Metabolismです。2週間ずつ食事を入れ替える、無作為化の試験です。
どちらの食事も、見た目のエネルギー、エネルギー密度、栄養素の割合、糖、ナトリウム、食物繊維をそろえてあり、参加者は好きなだけ食べられました。その結果、超加工食品の食事の期間は、1日あたり508±106kcal多く食べていました。体重は超加工食品の期間に0.9kg増え、未加工の期間に0.9kg減りました。
この試験はドーナツそのものを調べたものではなく、参加者もわずか20人です。ドーナツが同じ結果になると言い切ることはできません。ただ、揚げ菓子や市販の菓子は、気づかないうちに多く食べやすい食品かもしれない、という見方の材料にはなります。
食事全体を整えながら、運動も進めたい人は、専門家と一緒に取り組む方法もあります。食事指導の違いは、ダイエット向けパーソナルジムのおすすめで比べています。
ドーナツを食べるときの決め方
- 箱や袋のまま食べず、食べる分だけ皿に出す
- 1個が大きい場合は、半分にして残りを別の日に回す
- 午後の間食など、食べる時間を決める
- 脂質を抑えたい日は、成分表でイーストよりケーキ、またはあん入りを選ぶ
- 飲み物は無糖のお茶やコーヒーにする
糖尿病や脂質異常症などで食事の指示を受けている人は、ドーナツの量について、医師や管理栄養士に相談してください。妊娠中の人も、間食を含む食事全体について医師に相談しましょう。
よくある質問
ダイエット中にドーナツは1日何個まで食べられますか?
1個の重さが商品で違うため、個数では決められません。お菓子は1日200kcal程度が目安です。イーストドーナッツ(プレーン)の200kcalは約53g、ケーキドーナッツ(プレーン)は約54gです。
イーストドーナッツとケーキドーナッツ、どちらがダイエット向きですか?
100gあたりのエネルギーは、プレーンで379kcalと367kcalで近い値です。脂質は、ケーキドーナッツのほうが少ない傾向です。1個の重さが違えば合計も変わるため、重さで比べてください。
あんドーナツのほうが、カロリーは低いですか?
成分表では、イーストドーナッツのあん入り(こしあん)は341kcalで、プレーンの379kcalより低くなっています。ケーキドーナッツのあん入りも353kcalで、プレーンの367kcalより低い値です。
ドーナツは夜に食べても大丈夫ですか?
この記事では、食べる時間帯による違いを示す根拠は確認できませんでした。時間帯よりも、量と1日の合計を決めることが大切です。血糖値や脂質の指示がある人は、医師に相談してください。
出典
- 文部科学省「食品成分データベース」イーストドーナッツ プレーン(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。2026年10月確認)
- 文部科学省「食品成分データベース」イーストドーナッツ あん入り(こしあん)(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。2026年10月確認)
- 文部科学省「食品成分データベース」イーストドーナッツ カスタードクリーム入り(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。2026年10月確認)
- 文部科学省「食品成分データベース」ケーキドーナッツ プレーン(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。2026年10月確認)
- 文部科学省「食品成分データベース」ケーキドーナッツ あん入り(こしあん)(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。2026年10月確認)
- 文部科学省「食品成分データベース」ケーキドーナッツ カスタードクリーム入り(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。2026年10月確認)
- 農林水産省「食事バランスガイド」の適量と料理区分(菓子・嗜好飲料は1日200kcal程度が目安。2026年10月確認)
- Hall KD ほか(2019)Cell Metab 30(1):67-77.e3(2026年10月確認)
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