【台数の決め方】業務用トレーニングベンチの種類|フラット・アジャスタブル
業務用トレーニングベンチは、角度を変えられるアジャスタブル(マルチアジャスタブル)を中心に、フラットベンチと、バーベル用の受け台が付いたベンチプレス台(オリンピックベンチ)を組み合わせます。台数は「ラックの数」と「ダンベルエリアで同時に使う人数」から決めるのが基本です。使う広さも違い、メーカー公表の使用範囲(Live Area)はフラットベンチが約249cm×170cm、受け台付きのフラットベンチが約191cm×305cmです(Hammer Strength、2026年10月23日確認)。
ベンチの種類で変わる「使うときの広さ」
業務用トレーニングベンチの種類
ベンチは、単体で使うものと、ラックやバーベルの受け台と組み合わせて使うものに分かれます。
| 種類 | 特徴 | 主な置き場所 |
|---|---|---|
| フラットベンチ | 角度が変わらない。軽く動かしやすい | ダンベルエリア、ラックの中 |
| アジャスタブル(マルチアジャスタブル) | 背もたれの角度を変えられる | ダンベルエリア、ラック・ケーブルの前 |
| オリンピック(受け台付き)フラット | バーベルの受け台が一体 | ラックが無い・足りない店のベンチプレス用 |
| オリンピック(受け台付き)インクライン/デクライン | 角度が決まった受け台付き | 胸の種目を重視する店 |
メーカー公表値の例を並べると、置いたときの大きさと重さの違いがわかります(Hammer Strength、Life Fitness 公式ページ、2026年10月23日確認)。
| 機種 | 本体の大きさ(奥行×幅×高さ) | 重さ・耐荷重 |
|---|---|---|
| Flat Bench(FW-FB) | 127×48×41cm。座面は123×28cm | 22.2kg・最大388kg |
| Multi-Adjustable Bench(HDU-MAB) | 133×57×47cm | 39kg・使用者159kgまで、トレーニング重量224kgまで |
| HD Elite Multi-Adjustable Bench | 130.3×62.9×45.7cm(標準)。角度は0・15・30・45・60・75度 | 座面の幅は標準29.1cm、XL 33.6cm |
| Olympic Flat Bench(O-FB) | 130×132×130cm | 75kg・最大249kg |
| Olympic Incline Bench(O-IB) | 150×132×150cm | 100kg・最大249kg |
耐えられる重さは「使う人の体重」と「持つ重さ」の合計で考えます。アジャスタブルは、使用者の体重の上限とトレーニング重量の上限が分けて書かれていることがあるので、両方を確かめましょう。
台数の決め方:ラックとダンベルエリアから数える
ベンチが足りないと、会員がラックの中のベンチを持ち出したり、ダンベルを持ったまま空きを待ったりします。次の順に数えると決めやすくなります。
- ラック・スミスマシンの中:1台に1つ。角度を変える種目もするならアジャスタブル
- ダンベルエリア:ピークの時間に同時にダンベルを使う人数の見込み分。半分以上をアジャスタブルに
- ケーブルマシンの前:座って行う種目用に1つあると便利
- ベンチプレス専用台:ラックの数でベンチプレスの順番待ちが起きそうなら受け台付きを足す
| 店の例 | アジャスタブル | フラット | 受け台付き |
|---|---|---|---|
| パーソナルジム(ラック1台) | 1〜2 | 0〜1 | なし |
| 24時間ジム(ラック2台・ダンベルエリア) | 3〜4 | 1〜2 | 0〜1 |
| 総合ジム(ラック複数・広いダンベルエリア) | ラックの数+エリアの人数 | 数台 | フラット・インクラインを各1以上 |
表は考え方の例です。開業後に、どのベンチが空かずに待ちが出ているかを見て足していくと、むだが出にくくなります。
置き方と寸法:受け台付きは場所を取る
受け台付きのベンチは、バーベルの長さの分だけ横に広い使用範囲が必要です。上の図のとおり、Hammer Strength の受け台付きフラットの使用範囲は約191×305cm(約5.8㎡)で、フラットベンチ単体(約249×170cm、約4.2㎡)より広くなります。ラックがあるならラックの中にベンチを入れてベンチプレスもできるので、受け台付きを置くかは、ラックの数と順番待ちの見込みで判断します。
| 確かめること | 目安・考え方 |
|---|---|
| ベンチの高さ | 競技の規格(IPF技術規則)では床から座面まで42〜45cm、長さ1.22m以上、幅29〜32cm(2026年10月23日確認) |
| ラックとの相性 | ラックの支柱の間にベンチが入るか、セーフティの高さが合うか |
| 移動のしやすさ | 車輪と持ち手があると、清掃や配置替えが楽になる |
| 座面の素材 | 汗を拭き取りやすいか、すべりにくいか、破れたとき張り替えられるか |
業務用マシン一覧の「フリーウエイト」で、ベンチやラックの寸法の目安を確かめ、フロア設計にそのまま置けます。受け台付きを置いたときに通路が残るかを、図面で先に確かめてみてください。
業務用マシン一覧を無料で使う点検と買い替えの目安
- 角度の固定:アジャスタブルのピンや爪がしっかり掛かるか。ぐらつきは事故につながるので、見つけたら使用を止めます。
- 座面の破れ:破れは汗がしみ込み、衛生面でも問題になります。張り替えができるかを購入時に聞いておきます。
- 脚とゴム:脚の先のゴムがすり減ると、ベンチがすべりやすくなります。
- 受け台:受け台付きは、バーを載せる部分の傷みと、固定のボルトのゆるみを見ます。
よくある質問
アジャスタブルベンチだけそろえればいいですか?
アジャスタブルは種目の幅が広い一方、フラットだけで使う人も多く、取り合いが起きることがあります。フラットを数台まぜると、アジャスタブルが必要な人に回りやすくなります。
業務用ベンチの耐荷重はどれくらいですか?
機種で違います。例として Hammer Strength の Flat Bench は最大388kg、Multi-Adjustable Bench は使用者159kg・トレーニング重量224kgまでと公表されています(2026年10月23日確認)。店で扱う重さに余裕があるかで選びます。
ベンチプレス台(受け台付き)は必要ですか?
ラックでベンチプレスができるなら必須ではありません。ラックの台数が少なく、スクワットとベンチプレスで取り合いになりそうな店では、受け台付きを1台足すと順番待ちを減らせます。
出典
- Hammer Strength「Flat Bench」(Life Fitness 公式)(2026年10月23日確認)
- Hammer Strength「Multi-Adjustable Bench」(Life Fitness 公式)(2026年10月23日確認)
- Hammer Strength「HD Elite Multi-Adjustable Bench」(Life Fitness 公式)(2026年10月23日確認)
- Hammer Strength「Olympic Flat Bench」(Life Fitness 公式)(2026年10月23日確認)
- Hammer Strength「Olympic Incline Bench」(Life Fitness 公式)(2026年10月23日確認)
- IPF Technical Rulebook(2026年3月1日施行)2.6 Bench(2026年10月23日確認)
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