【本数の決め方】業務用バーベルの種類と規格|ラック・プレートと合わせる
業務用バーベルは、ラックやベンチで使う長いバー(オリンピックバー・パワーバー)を中心に、EZバーや固定式バーベルなど用途の違うバーを組み合わせてそろえます。本数は「バーベルを使う場所の数」に、専用バーと予備を足して決めるのが基本です。競技の規格では、バーの長さは2.2m以内、握る部分の太さは28〜29mm、バーと留め具を合わせて25kgと定められています(IPF技術規則、2026年10月23日確認)。ラックの幅やプレートの穴と合うかを、この寸法を手がかりに確かめましょう。
業務用バーベルの本数の決め方
業務用バーベルの種類と使い分け
ジムで「バーベル」と呼ばれるものには、形と用途の違う何種類かがあります。店の業態とメニューで、どれを何本置くかを決めます。
| 種類 | 特徴 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| オリンピックバー(長いバー) | プレートを差す太い両端(スリーブ)が回る | スクワット・ベンチプレス・デッドリフトなど店の中心 |
| パワーバー | 握りの刻み(ナーリング)が強めで、しなりが少ない作りが多い | 重い重量を扱う会員が多い店 |
| ウエイトリフティング用バー | スリーブがよく回る作り | クリーン・スナッチなどを指導する店 |
| EZバー | 握りが波形に曲がった短いバー | アームカール・ライイングエクステンション |
| トラップバー(ヘックスバー) | 六角形の枠の中に立って持つ | デッドリフトの指導・初心者の床引き |
| 固定式バーベル | 重さが決まった短いバー。プレートを付けない | 初心者・グループレッスン・ラックに並べて置く |
メーカーによって名前や作りは違うため、同じ「オリンピックバー」でも握りの太さ・刻み・回転の仕組みが変わります。店の主力にするバーは、販売店で実物を握って選ぶのが確実です。
寸法と規格:ラック・プレートと合うか
長いバーは、ラックの幅やプレートの穴と合わないと使えません。国際パワーリフティング連盟(IPF)の技術規則(2026年3月1日施行版)では、競技で使うバーの寸法が次のように決められています(2026年10月23日確認)。
| 項目 | IPF技術規則の内容 | 店で確かめること |
|---|---|---|
| 全長 | 2.2m以内 | ラックの横の通路と壁までの距離 |
| 内側の留め具の面どうしの距離 | 1.31m以上1.32m以下 | ラックの支柱の内側の幅に収まるか |
| 握る部分の太さ | 28mm以上29mm以下 | 会員の手の大きさに合うか |
| スリーブの太さ | 50mm以上52mm以下 | プレートの穴(同規則では52〜53mm)に入るか |
| 重さ | バーと留め具(2.5kg×2個)で25kg | バー本体の重さを表示しておく |
| 握る位置の目印 | 81cm間隔の印 | ベンチプレスの握り幅の目安になる |
店のバーが競技の規格どおりである必要はありませんが、ラックとプレートを別々のメーカーから買うときは、この寸法を手がかりに合うかを確かめます。バー本体の重さは機種で違うことがあるので、バーの近くに重さを掲示すると、会員が合計の重さを計算しやすくなります。
何本そろえる?業態別の本数の考え方
長いバーは「使う場所の数」が基本です。ラックやベンチ台にはバーを置いたままにする店が多く、場所の数より少ないと、会員がバーを探して移動させることになります。
- 長いバーの本数 = パワーラック・ハーフラックの数 + ベンチプレス台の数 + プラットフォームの数
- 専用バー = メニューで使う種類ごとに1本から(EZバーは2本あると取り合いが減る)
- 予備 = 長いバーを1本。曲がりや回転不良が出たときにすぐ替えられる
| 業態の例 | 長いバー | そのほか |
|---|---|---|
| パーソナルジム(ラック1台) | 1本+予備を検討 | EZバー1本、トラップバーは指導内容で |
| 24時間ジム(ラック2台・ベンチ台1台) | 3本+予備1本 | EZバー1〜2本、固定式は会員層で判断 |
| 総合ジム(ラック・プラットフォーム複数) | 場所の数+予備 | 固定式バーベルのラック1台、専用バー各種 |
表は考え方の例です。スミスマシンはバーが本体に付いているので、長いバーの本数には入れません。
業務用マシン一覧の「フリーウエイト」で、パワーラック・ハーフラック・ベンチの寸法の目安を確かめられます。ラックの台数が決まれば、上の式でバーベルの本数がわかります。
業務用マシン一覧を無料で使う選ぶときと使い始めてからの注意
| 確かめること | 見るところ |
|---|---|
| 耐えられる重さ | メーカーが公表している耐荷重。店で扱う重さに余裕があるか |
| スリーブの回転 | 回り方がなめらかか。回転の仕組み(ブッシュ・ベアリングなど) |
| 表面の仕上げ | さびにくさ、汗や手の脂の残りにくさ |
| 置き方 | 縦置きのバーラックか、壁掛けか。床に寝かせると曲がりやつまずきのもと |
| 手入れ | 刻みのチョーク・汚れをブラシで落とす頻度、スリーブの注油の要否 |
バーの曲がりは、ラックに投げ戻す・高い位置から落とす、といった使い方で起きやすくなります。「バーは静かに戻す」「床に降ろす種目はプラットフォームで」などのルールを掲示しておくと、長く使えます。
よくある質問
業務用バーベルの重さは何キロですか?
競技の規格では、バーと留め具2個(1個2.5kg)を合わせて25kg、つまりバー本体は20kgです(IPF技術規則、2026年10月23日確認)。店の長いバーは機種で重さが違うことがあります。EZバーや固定式バーベルは種類ごとに重さが違うので、メーカーの表示を見て店内に掲示しましょう。
家庭用のバーベルを店で使ってもいいですか?
家庭用は、スリーブの太さや耐荷重が業務用と違うことがあります。店のプレートの穴とラックの幅に合うか、メーカーが営業での使用を想定しているかを確認してください。
バーベルが曲がったらどうすればいいですか?
曲がったバーは重さのかかり方が偏り、けがの原因になりかねません。使用を止めて予備と替え、修理できるかを販売店やメーカーに相談してください。
出典
あわせて読む
このジムの近くで、一緒にトレーニングする仲間を探せます
同じジムに通う人どうしで、補助やフォームチェックをし合える合トレ相手を見つけられます。写真・レベル・自己紹介を登録すると、同じ県の仲間と「合トレしたい」でつながり、チャットで日時を決められます。連絡先はお互いが承認するまで出ません。
公式LINEを友だち追加すると、合トレナビのURLが届きます(無料)。18歳以上・合トレ目的の方のみ。