【2026年10月確認】ジムのマシン購入に補助金は使える?対象外になる4つの理由
ジムのマシン購入に補助金が使えるかは、「その補助金の目的に合う新しい取組のための購入か」と「交付決定の後に買うか」で決まります。小規模事業者持続化補助金(一般型 通常枠・第20回)の公募要領では、機械装置等費は対象経費の一つですが、通常の事業活動のための費用や単なる取替え更新の購入は対象外で、交付決定日より前の発注・契約・支払いも対象になりません(2026年10月23日確認)。開業時にマシンをそろえる費用を補助金でまかなう前提にはせず、融資・リースで計画を立て、補助金は条件が合えば使うものと考えましょう。
マシン購入が補助金の対象になりうるかの見分け方
マシンが補助金の対象になりにくい4つの理由
「ジムを開くのでマシンを買いたい。補助金は使えないか」という相談は多いものの、補助金は事業の運転資金や設備購入を広く助けるお金ではありません。持続化補助金の公募要領に沿って、対象になりにくい理由を整理します。
| 理由 | 公募要領の記載(第20回) | ジムでの例 |
|---|---|---|
| 目的が違う | 販路開拓等の取組と、併せて行う業務効率化を支援する補助金 | 「ジムを開くのに必要だから」だけでは目的に合わない |
| 通常の事業活動・入れ替え | 通常の事業活動のための費用、単なる取替え更新の機械装置等の購入は対象外 | 古くなったマシンを同じ種類に買い替える |
| 時期 | 交付決定日より前の発注・契約・支払いは対象外 | 開業準備で先にマシンを発注した |
| 貸し出す使い方 | 顧客に貸与する事業運営における機械装置等、有償で貸与することを目的とした機械装置等は対象外の例に挙がっている | レンタルジムなど、場所と設備を貸す形の事業は当てはまるか事務局・商工会議所に確認 |
開業準備の中でマシンは早めに発注することが多いため、補助金の交付決定を待つと開業が遅れることがあります。補助金を前提に開業日を決めるのではなく、開業日から逆算して間に合う補助金だけを候補にしましょう。
使える場合:新しい取組のための購入なら候補になる
持続化補助金では、機械装置等費・広報費・ウェブサイト関連費・借料・委託・外注費などが対象経費として挙げられています。マシン単体の購入ではなく、新しい客層やサービスを開拓する計画の一部として必要な設備であれば、対象になりうる場合があります(採択は審査で決まります)。
| 計画の例 | 関係しそうな経費 | 注意点 |
|---|---|---|
| シニア向けの少人数クラスを新設する | 機械装置等費(クラスで使う機器)、広報費(チラシ) | 新しい取組であることを計画で示す |
| オンライン予約と新コースの告知を始める | ウェブサイト関連費、広報費 | パソコン・タブレットなど汎用性の高い機器は対象外の例 |
| 新サービスに使う機器をリースで導入する | 借料(補助事業に直接必要な機器のリース料) | 対象は補助事業期間中の分 |
機械装置等の購入には、ほかにも条件があります。単価50万円(税抜き)以上は「処分制限財産」となり、一定期間は目的外使用・譲渡・廃棄などが制限されます。1件50万円(税込)を超える発注は2者以上の見積もりが必要で、中古品は単価50万円(税抜き)未満などの条件を満たす場合に限られます(第20回公募要領、2026年10月23日確認)。業務用マシンは高額なものが多いため、これらの条件にかかりやすい点に注意してください。
補助額と受付の時期:持続化補助金 第20回の場合
商工会議所地区の小規模事業者持続化補助金(一般型 通常枠)第20回の公募要領(2026年10月23日確認)による主な条件です。商工会の地区では別の窓口・サイトで案内されているため、自分の地域がどちらかを確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限 | 50万円。インボイス特例で50万円、賃金引上げ特例で150万円、両方で200万円を上乗せ |
| 補助率 | 3分の2(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は4分の3) |
| 申請受付 | 2026年11月5日から12月15日17時まで。事業支援計画書(様式4)の発行受付は12月4日まで |
| 申請方法 | 電子申請のみ。GビズIDプライムのアカウントが必要 |
| 小規模事業者の目安 | 常時使用する従業員が、商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は5人以下、宿泊業・娯楽業は20人以下 |
なお、日本標準産業分類(令和5年改定)では、フィットネスクラブは「娯楽業」の中の「スポーツ施設提供業」に分類されています(e-Stat、2026年10月23日確認)。自分のジムがどの業種として扱われるかは、申請前に商工会議所・事務局に確認しましょう。補助金は先に自分で支払い、実績報告の後に受け取る流れのため、その間の資金も用意しておく必要があります。
マシンをリースにした場合と購入した場合で、初期費用と月の費用がどう変わるかを試算できます。補助金がなくても成り立つ計画かを、先に数字で確かめてください。
開業費用・収支シミュレーションを無料で使うほかの補助金:省力化・省エネは目的が違う
マシンの購入で名前が挙がりやすい補助金でも、目的が違えば対象になる設備も変わります。
- 中小企業省力化投資補助金: 人手不足の中小企業の省力化投資を支援する補助金で、カタログに登録された汎用製品から選ぶ「カタログ注文型」と、現場に合わせた設備導入などの「一般型」があります(公式サイト、2026年10月23日確認)。トレーニングマシンが対象かどうかではなく、受付や入退館など省力化につながる設備がカタログにあるかを公式で確認する、という見方になります。
- 省エネの補助金: 空調・照明・給湯など、エネルギー使用量を減らす設備が中心です。マシンの購入とは別の話として考えます。
- 自治体の補助金: 創業時の設備費を対象にする制度がある自治体もありますが、内容は年度・地域で変わります。所在地の自治体の公式ページで確かめてください。
どの補助金も年度ごとに名称・条件・上限額が変わります。記事の内容は確認日時点のものなので、申請前に必ず公式の公募要領を読み、商工会議所・商工会や税理士に相談しましょう。
よくある質問
ジム開業前にマシンを買って、あとから補助金を申請できますか?
持続化補助金の第20回公募要領では、交付決定日より前の発注・契約・支払いは対象外です(2026年10月23日確認)。先に買ったマシンを後から補助の対象にすることはできないと考えて計画してください。
中古のマシンも補助金の対象になりますか?
持続化補助金では、購入単価が50万円(税抜き)未満で、2者以上の中古品販売事業者から見積もりを取るなどの条件を満たす場合に限り認められています。個人やオークションからの購入は認められていません。
マシンをリースで入れる場合は補助金を使えますか?
持続化補助金の対象経費には、補助事業の遂行に直接必要な機器・設備等のリース料・レンタル料(借料)が含まれます。対象になるのは補助事業期間中の分で、計画の内容と審査によります。
補助金が採択されなかったら開業できませんか?
補助金は審査があり、採択されないこともあります。開業資金は自己資金・融資・リースで組み、補助金が採択されたら資金繰りに余裕が出る、という順で考えるのが安全です。
出典
- 小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>(商工会議所地区)第20回 公募要領(第8版)(2026年10月23日確認)
- 中小企業省力化投資補助金 公式サイト(2026年10月23日確認)
- e-Stat 日本標準産業分類(令和5年7月改定)「8048 フィットネスクラブ」(2026年10月23日確認)
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
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