【新品・中古・リースの使い分け】ヨガスタジオに必要な設備と道具のそろえ方
ヨガスタジオに必要な設備は、貸し出す道具、スタジオの設備、受付と更衣室の備品の3つです。
筋トレのマシンはほぼ要らず、費用の中心は内装と空調です。道具は新品、高額な設備はリースや見積もりの比較、と使い分けます。
ヨガスタジオの設備:3つのグループ
- マット
- ブロック・ストラップ
- ボルスター・ブランケット
- 床・空調・換気
- 照明・音響
- 鏡・壁の収納
- 予約・決済の端末
- ロッカー・棚
- タオル・清掃用品
- オンライン配信の機材
- ピラティスなどの器具
- 物販の棚
ヨガスタジオに必要な設備と道具
貸し出す道具は、定員から数を決めます。次の表は、定員10人のクラスを例にした、数の考え方です。数は計算のための例で、クラスの内容で変わります。
| 道具 | 数の決め方 | 定員10人の例 |
|---|---|---|
| マット | 定員分+予備(洗濯や乾燥中の分) | 12枚 |
| ブロック | 1人2個 | 20個 |
| ストラップ | 1人1本 | 10本 |
| ボルスター・ブランケット | 使うクラスの定員分 | クラスの内容による |
金額は、メーカーや販売店の見積もりで確かめます。公庫の創業計画書のセルフチェックにも、見積金額の確認が挙げられています。相場を調べることと、相見積もりを取ることです(2026年10月26日確認)。
そろえ方:新品・中古・リースの使い分け
道具と設備では、向く買い方が変わります。
| 買い方 | 向くもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 新品で買う | マット・ブロックなど、肌に触れる道具 | 数が多いと合計が大きくなる。見積もりを複数取る |
| 中古で買う | 鏡・棚・受付の家具など | 状態と衛生を現物で確認する。肌に触れる道具は避ける |
| リース | 空調や音響など、まとまった額の設備 | 審査があり、契約期間の途中で解約しにくい |
そろえる順番は、一度に全部ではなく、段階に分けると資金に余裕が残ります。
| 時期 | そろえるもの | 考え方 |
|---|---|---|
| 開業の前 | 定員分のマットと道具、床・空調・音響、受付の備品 | クラスを開くのに欠かせないものだけ |
| 開業して3か月ごろ | 人気のクラスで足りない道具、物販の棚 | 実際の利用を見て、足りない分だけ足す |
| 半年以降 | オンライン配信の機材、新しいクラス用の器具 | 会員が安定してから、収益の柱を増やす |
最初に買いすぎると、使わない道具に資金が固定されます。クラスの組み方が変わっても使える物を選びます。
リースの審査はリース審査の記事、仕組みはリースの仕組みの記事が参考になります。
ヨガの道具は載っていませんが、筋トレのマシンや有酸素マシンを併設するかを考えるときに、機種と価格帯を見比べられます。置かない場合は、設備の費用が下がることも確かめられます。
業務用マシン一覧で併設するときの機種を比べる無料で使え、見るだけでも構いません。
経費にする考え方:少額の資産の扱い
道具や設備は、1つあたりの取得価額で、経費にする方法が変わります(国税庁、2026年10月26日確認)。
| 1つあたりの取得価額 | 扱い |
|---|---|
| 10万円未満 | 使い始めた年に全額を経費にできる |
| 10万円以上20万円未満 | 一定の要件のもと、3年で分けて経費にする方法を選べる |
| 10万円以上40万円未満 | 青色申告者の特例。2026年4月1日以後に取得した分から。合計300万円まで |
40万円未満の特例は、取得の時期や事業の形で要件が変わります。個人は青色申告をしていること、法人は中小企業者等に当たることなどが条件です。
ヨガスタジオの道具は、1つあたりの金額が小さいものが多く、合計で見ると大きくなります。判定は1つごとに行うため、まとめ買いの見積もりは、品目ごとの単価を出してもらいます。使えるかどうかは、税理士に確認してください。
衛生と消耗品:見落としやすい費用
- マットの清掃:クラスごとに拭き取る。専用の洗剤と乾かす場所を決める
- タオルの貸し出し:クリーニング業法の定義に「繰り返し貸与・回収・洗濯」が含まれる。自分で洗うタオルの貸し出しが当たるかは、条文だけでは決まらないため、保健所に確認する(2026年10月23日確認)
- 音楽の手続き:クラスで曲を流すなら、JASRACの手続きの要否を確かめる。ヨガ教室は名前では挙がっていないため、使い方を伝えて問い合わせる
- ホットヨガ:温度と湿度の設備、床の素材が別に必要になる
全体の費用の考え方はヨガスタジオの開業資金の記事、少額の資産の扱いは少額減価償却資産の記事にまとめています。
よくある質問
ヨガスタジオにマシンは必要ですか?
基本的には要りません。マットと道具、床と空調が中心です。筋トレやピラティスの器具を併設する場合は、場所と費用が別に必要になります。
ヨガマットは貸し出しにすべきですか?
貸し出しにすると、初心者が手ぶらで来られます。一方で、洗濯と乾燥、予備の枚数が必要です。マットの持参を基本にして、貸し出しは有料にする形もあります。
設備の費用を抑えるコツはありますか?
最初は貸し出す道具を定員分に絞り、空調や音響は見積もりを比べます。居抜き物件なら、使える設備を確かめます。
リースと購入はどちらがよいですか?
設備の額と、手元に残す資金で決めます。リースは初期の支払いが軽くなりますが、契約期間の総額が高くなることもあります。両方の見積もりを比べてください。
出典
- 国税庁「No.2100 減価償却のあらまし」(2026年10月26日確認)
- 国税庁「No.5408 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」(2026年10月26日確認)
- 日本政策金融公庫「創業計画書 セルフチェックリスト」(2026年10月26日確認)
- e-Gov法令検索「クリーニング業法」(2026年10月23日確認)
- JASRAC「各種営業施設・教室等での演奏・上映」(2026年10月23日確認)
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