THE MUSCLE NEWSPAPER
ボディビル・フィジーク

大会当日の流れと持ち物チェックリスト 受付から決勝までの時刻例を団体別に

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 10分
表彰式の後にメダルを掛けてポーズをとる女性の出場者たち
SUMMARY|この記事の要約

ボディビル・フィジーク大会の当日の流れを、受付・選手ミーティング・コスチュームチェック・パンプアップ・予選・決勝・表彰の順に整理した。マッスルゲート、ベストボディ・ジャパン、FWJ、JBBFの公式の進行表や要項から時刻の実例を抜き出し、会員証や施術証明書などの持ち物チェックリストを表にした。

大会当日の流れは、どの団体でもおおむね「選手受付(ゼッケン受け取り)→選手ミーティング→コスチューム・カラーのチェック→控室→パンプアップ→予選→決勝→表彰」の順だ。受付は開演の1〜2時間前が多く、遅れると出場できない団体もある。持ち物は会員証、カラーリング証明書、衣装の3つが最重要である。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

初めての大会では、ステージに立つまでの段取りが分からないことが不安のもとになる。本記事は、JBBF・FWJ・ZeniX・マッスルゲート・ベストボディ・ジャパン(BBJ)が公開している大会要項、進行表、よくある質問、初心者向けガイドを10月21日時点で確認し、当日の流れと時刻の実例、持ち物を表にまとめた。時刻は大会ごとに違うので、自分が出る大会の要項と進行表で必ず確かめてほしい。

FWJ公式の当日の流れ(よくある質問)を見る

大会当日の流れは?受付から表彰までの基本の順番

ZeniXの初心者ガイドは、当日の流れを次のように説明している。朝に集合して選手受付を済ませ、会員証と施術証明書を出してゼッケンを受け取る。続く選手ミーティングには必ず参加し、注意事項やステージ・表彰の流れの説明を受け、カテゴリーによっては測定もある。控室で待ち、出番の約30分前にステージ裏へ移って筋肉を張らせるパンプアップをし、本番では個人のポーズ、グループでの比較、比較審査が行われる。最後は表彰で、ZeniXではジャッジからのフィードバックを受ける場もある。

段階 何をするか 団体ごとの公式の決まりの例
選手受付 本人確認、ゼッケンを受け取る FWJはアプリのゼッケン番号画面とカラーリング証明書を提示し、ゼッケンとリストバンドを受け取る
選手ミーティング 注意事項、進行の説明 FWJはミーティングの後に受付。ZeniXは必ず参加、サポーターも参加
計測・チェック 身長・体重の計測、衣装やカラーの確認 JBBFは受付時に選手登録証と講習受講証明、コスチュームを確認。マッスルゲートは検量の後にコスチュームとオイルのチェック
控室・パンプアップ 出番まで待機、直前に筋肉を張らせる JBBF・FWJ・ZeniXはダンベルなど器具の持ち込み禁止
予選 ラインナップ、規定ポーズ、比較審査 人数が多いクラスは予選で決勝進出者を絞る
決勝・表彰 決勝審査、順位発表 FWJはトロフィーやメダルを表彰式の場で授与し、受け取らないと辞退扱い
ボディビル大会の表彰式の後、メダルを掛けてステージでポーズをとる女性の出場者たち
画像:Wikimedia Commons(U.S. Army photo by Sgt. Kyle Larsen, パブリックドメイン)より

受付は何時?公式の進行表に見る当日の時刻の例

実際の大会の時刻を、公式の要項と進行表から抜き出した。過去の大会は実績、これからの大会は予定である。

大会 選手の集合・受付 その後の流れ 開演・試合開始
マッスルゲート静岡大会(10月24日予定、御殿場市民会館) 8:45 第一部・第二部の選手集合、当日検量と受付開始(9:15まで) 9:15 コスチューム・オイルチェック開始、9:50 観客入場 10:10 試合開始。第二部は13:30から
BBJ群馬・前橋大会 ベストフィジーク&フィットネスモデル部門(10月24日予定) 11:00〜11:20 出場者受付 11:30〜12:00 出場者ルールミーティング、12:00 開場 12:30 開演
FWJ West Japan Championships(11月7日予定、藤井寺市) 9:45 選手集合(予定) 開場・開始時刻は10月21日時点で「未定」 未定
JBBF日本男子ボディビル選手権(10月11日に開催済み、吹田市) 13:30 選手受付(要項時点の予定) 受付時に選手登録証と講習受講証明を提示、コスチュームを確認 15:30 大会開始(要項時点の予定)

マッスルゲート静岡大会の進行表を見ると、試合開始から決勝審査までの間に1次予選、2次予選があり、たとえばメンズフィジーク新人の部の172cm以下級は17名から10名、さらに6名へと絞られる計画になっている。審査の中身はメンズフィジークでは「ラインナップ〜フロント・バック〜比較審査」と書かれている。出番が第二部の選手も朝の集合時間は同じで、受付から出番まで数時間待つことになる。食べ物と飲み物を多めに持っていくようZeniXのガイドが勧めているのはこのためだ。

前日に済ませること

カラーリングをする場合、施術は前日までが基本だ。JBBFは日本選手権の審査規程で「カラーリングの工程は大会前日には終える」と定め、ZeniXのガイドも前日の施術と施術証明書の受け取りを挙げている。マッスルゲート静岡大会は、当日の検量とは別に前日の検量の機会も設けていた。前日検量を済ませた選手も当日は8:45の集合に来るよう進行表に書かれている。ゼッケン番号は、FWJはアプリで大会の約4日前から、ZeniXは公式サイトで3日前ごろに確認できる。

大会当日の持ち物チェックリスト

ZeniXの初心者ガイドの持ち物リストを土台に、各団体の要項で求められている物を加えた。

持ち物 必要な理由・公式の決まり 重要度
選手登録の証明(会員証・アプリ) JBBFは選手登録証(会員証)、ZeniXはNPC Worldwideのデジタル会員証、FWJはアプリのゼッケン番号画面を受付で提示 必須
アンチ・ドーピング講習の受講証明 JBBFの大会は受付時に提示を求める JBBFは必須
カラーリングの施術証明書 FWJ・ZeniXは受付で提出。JBBFの東日本大会は指定サロンの捺印済み利用証明書の持参を求めた 施術した場合は必須
競技用の衣装と予備 サーフパンツ、ボディビルパンツ、ビキニ、ヒールなど。JBBFは受付でコスチュームを確認 必須
フリーポーズの音源 JBBFとマッスルゲートは頭出ししたCDを持参(CD本体に氏名とカテゴリーを記入)。FWJは事前にオンラインでアップロード(最大60秒) フリーポーズのある競技のみ
チューブ・バンド パンプアップ用。ダンベル等の器具は持ち込み禁止 推奨
黒い大きめのタオル、マット カラー剤で床や壁を汚さないため。素肌で床に座らない 推奨
サンダル、替えのTシャツ 控室とステージ裏の移動用 推奨
モバイルバッテリー 会員証やゼッケン番号をスマートフォンで見せるため 推奨
現金・カード バックステージパスやクラス追加の支払い 推奨
食べ物・飲み物 受付から出番まで長時間待つことがある 推奨
ゴミ袋 FWJはゴミの持ち帰りを求めている 推奨

カラーリング剤を使う場合の注意や、カラーリングが禁止の団体についてはボディビル大会のカラーリングで詳しく扱う。サーフパンツの規定はメンズフィジークのサーフパンツ規定を確認してほしい。

ボディビル大会の終了後にステージに並んで記念撮影をする男女の出場者たち
画像:Wikimedia Commons(U.S. Army photo by Sgt. Kyle Larsen, パブリックドメイン)より

控室とステージで守るルール

会場を汚さない

FWJとZeniXは、控室で素肌のまま床に座ったり壁に手をついたりしないよう求めている。カラー剤が付くと施設が汚れ、FWJは汚れがひどい場合にクリーニング代を、JBBFの東日本大会の要項は弁償代を求めることがあると書いていた。黒いタオルやマットを敷いて過ごすのが基本だ。

撮影のルール

BBJの大会概要は、出場選手とトレーナーの控室での動画撮影を禁止している。観客席からの撮影も多くの団体で制限があり、マッスルゲートはスマートフォンと携帯電話での撮影のみ認め、立ち上がっての撮影や自撮り棒の使用を禁じている。サポーターに撮影を頼む場合は、事前に大会のルールを共有しておきたい。

ステージ上の禁止事項

JBBFの審査規程は、ポーズ中にトランクスを引き上げる行為や、指定位置からはみ出して観客にアピールするポーズなどを、審査委員長が止め、減点や失格の対象とすると定めている。フリーポーズでのバック転なども危険行為として禁止だ。規定ポーズの練習はメンズフィジークのポージングで、審査の仕組みはボディビルの審査方法で解説している。

マッスルゲート公式の進行表・要項を見る

よくある質問

受付時間に遅れたらどうなりますか

FWJのよくある質問は、受付時間に遅れた場合は参加できないとしている。JBBFの日本選手権の要項も、遅れる連絡をしていてもジャッジズミーティングの開始後に会場入りした場合は失格としていた。

ヘアメイクはしないといけませんか

FWJは、ヘアメイクをしていなくても出場は可能だと回答している。SSAは有料のヘアメイク(男性は10,000円)を受け付けており、BBJの日本大会も出場選手向けにヘアメイクの予約を受け付けている。

ゼッケン番号はいつ分かりますか

FWJはアプリで大会の約4日前から確認できる。ZeniXのガイドは大会の3日前に公式サイトで確認するよう案内している。

パンプアップ用にダンベルを持ち込めますか

持ち込めない。JBBFの審査規程、FWJの大会ページ、ZeniXのガイドがいずれも器具の持ち込みを禁止している。チューブやバンドを使う。

KINNIKU TIMESの視点

当日のトラブルの多くは「受付で出すべき物がない」ことから起きる。会員証、講習の受講証明、カラーリングの証明書は、どれか1つ欠けても出場できなくなるおそれがある。前日の夜に持ち物表を見ながら荷物を確認し、スマートフォンで見せる物はスクリーンショットも残しておくと安心だ。

もう一つは待ち時間の長さだ。マッスルゲート静岡大会の進行表では、第二部の選手も朝8:45に集合し、出番は午後になる。減量の最終段階で長時間待つと、空腹や冷えで体が張らなくなりやすい。食べ慣れた軽い食事と羽織る物を用意し、出番の30分前から逆算してパンプアップを始めたい。最終週の食事と水分の考え方はピークウィークの解説、初出場までの全体の流れはフィジーク大会に初心者が出るまで、お金の準備はボディビル大会の出場費用にまとめている。観客として行く家族や友人にはボディビル大会の観戦ガイドを共有するとよい。

出典

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