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パワーリフティング日本グランプリ2026は10月24日姫路、出場者と日程

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 13分
第5回日本グランプリの会場、アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)の外観
SUMMARY|この記事の要約

JPAの第5回日本グランプリは10月24〜25日にアクリエひめじで開かれる予定だ。パワーリフティングは受付開始9分で定員に達し再募集となった。2日間のスケジュール、出場資格と標準記録、優勝者の出場除外、過去の開催地をJPAの公式資料からまとめた。

パワーリフティングの第5回日本グランプリは、2026年10月24日(土)〜25日(日)に兵庫県姫路市のアクリエひめじで開かれる。JPAが10月13日付で公表したスケジュールでは、パワーリフティング320名、ベンチプレス234名が出場を予定している。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

日本グランプリは、公益社団法人日本パワーリフティング協会(JPA)が主催する全国大会である。全日本選手権で優勝した経験のない選手が、標準記録を突破して挑む「もう一つの全国大会」という性格を持つ。本記事は、JPA公式サイトの大会情報ページに掲載された開催要項、出場除外一覧表、エントリーとスケジュール(2026年10月13日版)、再募集のお知らせを10月21日時点で確認してまとめた。公式に記載がない事項は「記載なし」とした。

JPA公式の大会情報ページを見る

パワーリフティング日本グランプリ2026はいつ・どこで開かれるのか

開催要項によると、第5回日本グランプリの日程は2026年10月24日(土)〜25日(日)の2日間、会場はアクリエひめじ(兵庫県姫路市神屋町143-2)である。主催はJPA、主管は一般社団法人兵庫県パワーリフティング協会で、近畿ブロックパワーリフティング協会と関西学生パワーリフティング連盟が協力する。後援にはスポーツ庁、日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、兵庫県、姫路市などが名を連ねる(要項上は「予定」の表記)。

項目 公式の記載(10月21日時点)
大会名 第5回日本グランプリ
日程 2026年10月24日(土)〜25日(日)
会場 アクリエひめじ(兵庫県姫路市神屋町143-2)
主催/主管 JPA/一般社団法人兵庫県パワーリフティング協会
競技 パワーリフティング、シングルベンチプレス(それぞれエクイップ部門とクラシック部門)
年齢カテゴリー 一般、マスターズI〜V
使用機材 ONIを予定
参加料 10,000円
国際大会の選考 国際大会選考会ではない
配信 JPAのアカウントによるライブ中継を予定

アクリエひめじは姫路市文化コンベンションセンターの愛称で、施設の公式サイトは「新幹線『のぞみ』停車駅から徒歩約10分」と案内している。要項の地図では、JR姫路駅の東側から歩行者デッキでつながる位置にある。有料駐車場には限りがあり、要項は公共交通機関の利用を求めている。

第5回日本グランプリの2日間のスケジュール

JPAが公表した「日本グランプリエントリーとスケジュール」(2026年10月13日版)によると、試合は5つの競技台(プラットフォーム)を同時に使って進む。競技台には「2027福岡世界パワー面」「姫路面」「グランプリ面」「ONI面」「SBD面」という名前が付けられている。

日時 内容 検量(計量) 出場人数
10月24日(土)午前 パワーリフティング 第1〜第5セッション(試合開始10:30) 8:30〜10:00 132名
10月24日(土) 開会式 15:00〜15:25 - -
10月24日(土)午後 ベンチプレス SB第1〜第5セッション(試合開始15:45) 13:45〜15:15 234名
10月25日(日) パワーリフティング 第6〜第10セッション(試合開始10:30) 8:30〜10:00 188名

初日の競技終了予定は18:45、2日目は17:00とされている。ベンチプレスは3つのグループを順番に回す進行で、各グループの時間帯は15:45〜16:35、16:45〜17:35、17:45〜18:35が想定されている。JPAはこれらを「あくまで想定時間」としており、当日の進行状況を確かめるよう求めている。2日目は検量を男女で統一するため、ONI面のグループ順を変更したとの注記もある。

エントリー表を見ると、出場者の大半はクラシック(ノーギア)部門で、エクイップ(フルギア)部門は一部にとどまる。編集部がエントリー表の行を数えたところ、およそ8割強がクラシックだった。クラシックとエクイップの違いはノーギアとフルギアの違いの記事で解説している。

国際大会でスクワットを終えて叫ぶ日本代表の男子選手と、両側で補助に入るスタッフ
画像:日本パワーリフティング協会 公式サイト「大会情報」より

受付開始9分で定員到達、再募集はどう行われたのか

申し込みは2026年9月1日(火)正午に始まった。要項上の定員はパワーリフティング300名、ベンチプレス300名、締切は9月30日(水)23:59で、定員になり次第締め切るとされていた。

JPAは9月18日付のお知らせで、パワーリフティング競技は受付開始後9分で定員に達したと公表した。一方ベンチプレスには余裕があったため、枠の一部をパワーリフティングに回し、9月24日正午から再募集を実施した。再募集後の定員はパワーリフティング320名、ベンチプレス240名である。

項目 当初(開催要項) 再募集後(9月18日のお知らせ)
パワーリフティング定員 300名 320名
ベンチプレス定員 300名 240名
受付開始 9月1日(火)12:00 9月24日 12:00
受付方式 自動受付(事後審査) 承認制

再募集は、事務局が入力内容と書類をチェックして承認した人から支払いの案内が届く「承認制」で行われた。JPAは、入力エラーや書類不備で承認されない人が一定数出ることを見込み、定員より多くの申し込みを受け付けたうえで、承認人数が定員に達した時点で受付を終了すると説明している。システム上の申し込み完了が出場確定を意味しない点は、当初の受付も同じで、要項は入力に不備があれば出場資格を満たさないものとして扱い、参加料は返金しないと明記している。

短時間で枠が埋まった背景について、JPAは理由を公表していない。ただ、全日本選手権は優勝者や上位選手が集まる場であるのに対し、日本グランプリは標準記録を持つ「全国の中間層」が出られる数少ない全国大会である。編集部は、出場希望者が集中する理由の一つがこの位置づけにあるとみている。

誰が出場できるのか、標準記録と出場除外のルール

申込資格は要項に7項目で定められている。主な条件は次のとおりだ。

  • 2026年度のJPA選手登録を済ませた日本国籍の人、または過去1年以上、適法な在留資格で日本に滞在している外国籍の人
  • 2025年10月1日〜2026年9月30日に開かれたJPA主催のドーピング防止講習会を受講済み
  • 摂取している医薬品・サプリメントの申告書を提出(摂取していない場合もその旨を提出)
  • 本大会と、JPA主催の全日本大会(ジャパンクラシック、国スポ公開競技を含む)で優勝実績がなく、定められた期間内に参加標準記録を突破している

標準記録の取得期間は、前回大会の2025年10月25日から申し込み締切日までとされる。標準記録は競技(パワーリフティング/ベンチプレス)、部門(エクイップ/クラシック)、性別、階級、年齢カテゴリーごとに別紙で定められている。たとえば男子パワーリフティングの一般カテゴリーは、59kg級で410〜415kg、120kg超級で630kgの水準だ。マスターズIV・Vには標準記録の設定がないが、期間中に1回以上、該当する公式大会で記録認定を受けている必要がある。自分の総挙上重量が全国の中でどの位置にあるかは筋トレ偏差値でおおまかに確かめられる。

過去の優勝者は一定期間出場できない

出場除外一覧表によると、全日本選手権の一般カテゴリーの優勝者は向こう3大会、日本グランプリの一般カテゴリーの優勝者は向こう2大会、出場できない。国民スポーツ大会(クラシック)の一般優勝者も2大会の除外となる。マスターズの優勝者は直近1大会の除外である。除外は種目・部門ごとで、たとえばエクイップのパワーリフティングで全日本を制した選手でも、日本グランプリのクラシックやベンチプレスには出場できる。マスターズの年齢カテゴリーが変わる場合は除外されない。上位の選手を順に外していく仕組みが、この大会を「全国大会初挑戦の場」にしている。

階級とコスチュームの決まり

実施階級は男子が59、66、74、83、93、105、120、120kg超の8階級、女子が47、52、57、63、69、76、84、84kg超の8階級である。コスチュームはJPA競技規則に準じ、リフティングスーツ(シングレット)とTシャツの着用が必要だ。リストラップやニーラップ、ニースリーブはIPF公認品に限られ、デッドリフトでは膝下までのハイソックスを履く(ロングシングレット着用者を除く)。滑り止めは会場に用意したものを使い、個人の持ち込みはできない。リストラップの規定はリストラップはIPFルールで使えるかで詳しく扱っている。

パワーリフティング大会で、選手が審判席に次の試技の重量を申告している様子
画像:Wikimedia Commons(U.S. Army Reserve photo by Sgt. 1st Class Abel Aungst, パブリックドメイン)より。2023年に米軍がドイツで開いた大会で、選手が次の試技重量を審判に伝える場面

日本グランプリのこれまでの開催地

JPA公式サイトの「過去の全国的競技会」によると、日本グランプリは2022年に始まった比較的新しい大会で、5回のうち4回が姫路市で開かれている。

回 日程 開催地・会場
第1回 2022年11月5日(土)〜6日(日) 兵庫県姫路市
第2回 2023年10月28日(土)〜29日(日) 兵庫県姫路市 アクリエひめじ
第3回 2024年11月2日(土)〜3日(日) 兵庫県姫路市 アクリエひめじ
第4回 2025年10月25日(土)〜26日(日) 神奈川県小田原市 小田原アリーナ サブアリーナ
第5回 2026年10月24日(土)〜25日(日) 兵庫県姫路市 アクリエひめじ(予定)

第1回はフルギアとノーギアのパワーリフティング、シングルベンチプレスの4種目で行われた。JPAは8月27日付で「全国大会の開催地および運営方針に関する見解」を公表し、全国大会の開催地は公募制と輪番制で決めていると説明している。

ドーピング検査と観戦・撮影のルール

本大会では数名を無作為に選んでドーピング検査を行う。エントリーした時点でドーピング・コントロール手続きの対象になることに同意したものとみなされる。18歳未満の選手は親権者の同意書を大会期間中に携帯する必要がある。要項には、JPAが独自の規程に基づいて行う「簡易検査」の同意書も添付されており、正当な理由なく拒否した場合は出場要件を満たさないものとされ、記録と順位は公認されない。要項はサプリメントや市販薬に禁止物質が含まれる可能性にも触れ、第三者機関の認証製品を選ぶことや、薬剤師への相談を勧めている。

観戦料やチケットについて、要項に記載はない。会場内での撮影・録画・録音は、試技中と表彰式中の選手を除き、個人的な範囲での使用に限られる。物品販売やビデオ撮影を行う場合は、JPA財務委員会への申請が必要だ。競技エリアに入れるのは選手、コーチ(セコンド)、大会関係者だけである。

第5回日本グランプリの要項・スケジュールを見る(JPA公式)

よくある質問

日本グランプリと全日本選手権の違いは何ですか

日本グランプリは、JPA主催の全日本大会や過去の本大会で優勝した実績がない選手が、標準記録を突破して出場する大会である。全日本選手権の一般優勝者は向こう3大会、日本グランプリの一般優勝者は向こう2大会出場できない。また本大会は国際大会の選考会ではない。

今からエントリーできますか

できない。当初の受付は9月1日に始まり、パワーリフティングは9分で定員に達した。9月24日からの再募集も承認制で行われ、定員はパワーリフティング320名、ベンチプレス240名とされた。

参加料はいくらですか

開催要項によると参加料は10,000円である。締切後の階級変更や、出場辞退による返金には応じないとされる。

大会の様子は配信されますか

開催要項に「JPAのアカウントによるライブ中継を予定」と記載されている。配信の具体的な時間やURLは、10月21日時点で大会情報ページに掲載されていない。

マスターズの選手も出場できますか

出場できる。年齢カテゴリーは一般とマスターズI〜Vで、マスターズI〜IIIには標準記録がある。マスターズIV・Vは標準記録がない代わりに、期間中に1回以上の公式大会での記録認定が必要である。

KINNIKU TIMESの視点

受付開始9分で枠が埋まった事実は、日本のパワーリフティングで「全国大会に出たい中級者」が急増していることを示している。全日本選手権は上位選手の争いで、地方大会だけでは目標が見えにくい。その間を埋める日本グランプリに、標準記録を持つ選手が一斉に申し込むのは自然な流れだ。マスターズI〜Vまで年齢区分が細かく、40代以降の選手にも全国の舞台がある点も大きい。

来年以降の出場を狙う人に向けて、要項から読み取れる準備は3つある。①標準記録は前回大会の翌日から取得期間が始まるので、秋〜夏の地方大会で早めに記録を作る。②ドーピング防止講習会の受講は前年10月1日以降が有効で、締切直前に受け直す人が多いので計画的に受ける。③申し込みは数分の勝負になる可能性があるため、JPA選手登録と書類を事前に整えておく。初めて大会に出る人はパワーリフティング大会の初出場ガイドと第一試技の重量の決め方、協会の仕組みはJPAの解説記事を読んでほしい。

競技台の一つが「2027福岡世界パワー面」と名付けられていることも目を引く。2027年には福岡県北九州市でIPFの世界選手権が予定されており(IPF世界選手権2027北九州の記事)、国内の大会もその流れの中にある。この秋のほかの大会はパワーリフティング大会日程2026、翌週の地方大会は関東パワーリフティング選手権2026にまとめている。KINNIKU TIMESは大会後に結果を報じる予定である。

出典

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