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全日本パワーリフティング選手権2027クラシックは2月5〜7日に鹿児島で

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 11分
2021年ノルウェー・クラシックパワーリフティング選手権でスクワットを行う女子選手と補助員
SUMMARY|この記事の要約

全日本パワーリフティング選手権2027のクラシック部門(第31回一般・第32回サブジュニア/ジュニア)は、2027年2月5〜7日に鹿児島県大島郡の清水公園総合体育館で開かれる予定だ。要項は未掲載。選考対象の世界大会の日程の食い違い、前回の参加条件、離島開催についてのJPAの見解をまとめた。

全日本パワーリフティング選手権2027のクラシック部門(第31回一般・第32回サブジュニア/ジュニア)は、2027年2月5〜7日に鹿児島県大島郡の清水公園総合体育館で開かれる予定だ。大会要項は10月21日時点で未掲載である。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

本記事は、公益社団法人日本パワーリフティング協会(JPA)の公式サイト「大会情報」、JPAが公開している「2026年度国内における競技会対応一覧」(2026年5月20日現在)、国際パワーリフティング連盟(IPF)の公式カレンダー、そして2026年2月に宮崎県延岡市で開かれた前回大会の開催要項を確認してまとめた。2027年大会について公表されているのは日程・会場・主管・選考対象の国際大会までで、参加標準記録の期間や参加費、申込期間は発表されていない。前回要項の内容は参考として示す。

日本パワーリフティング協会の大会情報を見る

全日本クラシックパワーリフティング選手権2027はいつ・どこで開かれるのか

「クラシック」は、スクワット用のスーツやベンチシャツなどの補助ギアを使わない、いわゆるノーギアの部門である。スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目の合計重量(トータル)で順位を競う。全日本選手権のうち、クラシック部門の一般とサブジュニア・ジュニアは毎年2月前後にまとめて開かれ、エクイップ部門(5月)やマスターズのクラシック部門(7月)とは別の大会になっている。

項目 JPA公式の記載(10月21日時点)
正式名称 全日本パワーリフティング選手権大会「第31回クラシック部門」「第32回サブジュニア・ジュニア、クラシック部門」(第31回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会、第32回サブジュニア・ジュニアジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会)
開催日 2027年2月5日(金)〜7日(日)
開催地 鹿児島県大島郡(清水公園総合体育館)
主催 日本パワーリフティング協会
主管 鹿児島県パワーリフティング協会
大会要項 未掲載(大会情報ページの要項欄は空欄)
大会結果 開催後に掲載

鹿児島県大島郡は奄美群島の町村が属する郡で、本土から会場へは航空機かフェリーで渡ることになる。JPAの大会情報ページには町名までは書かれていない。出場や観戦を予定している人は、要項に載る会場住所とアクセス案内を確認してから、航空券や船便、宿泊を手配したい。JPAの競技会対応一覧には「社会情勢及び体育館の抽選結果により開催地等が変更されることがある」との注記もある。

国際大会でスクワットを終えて声を上げる日本代表のパワーリフター。周囲で補助員がバーを支えている
画像:日本パワーリフティング協会「大会情報」より

2027年大会は何の選考会になるのか

全日本クラシックは、クラシック部門の世界選手権・アジア選手権に派遣する日本代表の選考会を兼ねる。JPAの大会情報ページは選考対象の国際大会の時期を「頃」「TBD(未定)」と記しており、5月20日現在の競技会対応一覧PDF、IPFの公式カレンダーと照らすと、開催地や日程に食い違いがある。下の表に3つの資料を並べた。

選考対象の国際大会 JPA大会情報ページ JPA競技会対応一覧(5月20日現在) IPF・アジア連盟の公式カレンダー
アジアクラシック サブジュニア・ジュニア 2027年5月頃・TBD 5月5〜11日・香港 5月5〜11日・香港(アジア連盟主催)
世界クラシックオープン 2027年6月頃・TBD 6月19〜27日・ブラジル リベイラン・プレト 6月4〜12日・南アフリカ サンシティ
世界クラシック サブジュニア・ジュニア 2027年8月頃・TBD 8月頃・中国 海南省 9月2〜11日・リトアニア ドルスキニンカイ
アジアクラシック 2027年12月頃・TBD 12月頃・TBD 2027年分は記載なし

IPFのカレンダーは国際大会を主催する連盟自身の資料であり、ここではIPFの日程を優先して読むのが自然だ。ただし国際大会は開催国の事情で変更されることがあり、JPAも「国際情勢等により対応する競技会が変更になることがございます」と注記している。代表を狙う選手は、全日本の後に出るJPAの国際大会の案内を必ず確認してほしい。前回2026年の世界クラシックオープン(リトアニア・ドルスキニンカイ)では、国内のエントリー締切が4月6日(月)17:00に設定されていた。

出場するには何が必要か(前回2026年大会の要項から)

2026年2月13〜15日に宮崎県延岡市で開かれた前回大会(第30回一般・第31回サブジュニア/ジュニア)の開催要項から、主な条件をまとめる。2027年の要項で数値や日付が変わる可能性がある点に注意してほしい。

項目 前回(2026年2月・延岡)の要項の記載
会場 宮崎県アスリートタウン延岡アリーナ
参加区分 一般(年齢制限なし)/サブジュニア(満14歳〜18歳)/ジュニア(19〜23歳)。年齢は大会開催年の12月31日時点
実施階級(男子) 53kg級(サブジュニア・ジュニアのみ)、59・66・74・83・93・105・120kg級、120kg超級
実施階級(女子) 43kg級(サブジュニア・ジュニアのみ)、47・52・57・63・69・76・84kg級、84kg超級
標準記録の取得期間 2025年2月22日〜2025年12月28日
推薦枠 ブロック推薦(一般のみ、B標準突破が条件)、主管協会推薦、学連推薦(全日本学生選手権の優勝者、男女合計3名まで)
アンチ・ドーピング講習 2025年1月〜12月に受講済みであること(大会会場の講習会は出場要件を満たさない)
参加料 一般10,000円、サブジュニア・ジュニア8,000円(一般との2区分出場は18,000円)、団体戦は無料
申込 シクミネットから。締切2025年12月28日23:59、参加費の支払期限12月30日
使用機材 ラック・シャフトともONI。3日間とも1面開催の予定
その他 JPAのアカウントによるライブ中継を予定、と記載

入力ミスは参加料が戻らない

前回要項は、オンライン申込で入力した標準記録の取得日や大会名、アンチ・ドーピング講習会の受講日、年齢カテゴリーなどが事実と異なり「出場要件を満たさない」と判定された場合、エントリーは受理されず、支払った参加料は返金しないと強い調子で注意している。訂正して申し込み直す場合も参加料を改めて支払う必要がある。自分の公認記録の大会名と日付は、申込前に結果PDFで確かめておくのが確実だ。

服装と用具

前回要項の服装規定では、リフティングスーツ(シングレット)の着用が必要で、シングレットとベルトはJPA競技規則の規格に合うもの、リストラップとニースリーブはIPF公認品に限られる。コスチュームチェックを通過した服装には検印が押される。ベルトを使う意味はトレーニングベルトの記事で解説している。

過去の全日本クラシックはどこで開かれたか

JPAの「過去の全国的競技会」の一覧から、直近のジャパンクラシックパワーリフティング選手権(一般)の開催地をまとめた。2022年には鹿児島県の沖永良部島でも開かれている。

開催日 大会 開催地・会場
2022年3月12〜13日 第26回(一般男子・女子) 鹿児島県沖永良部島・おきのえらぶ文化ホール
2023年3月17〜19日 ジャパンクラシック 佐賀県
2024年2月29日〜3月2日 第28回一般、第29回サブジュニア・ジュニア 京都府南丹市・クアスポくちたん(口丹波勤労者福祉会館)
2025年2月22〜24日 第29回クラシック部門 滋賀県栗東市・栗東市民体育館
2026年2月13〜15日 第30回一般、第31回ジュニア・サブジュニア 宮崎県延岡市(要項では宮崎県アスリートタウン延岡アリーナ)
2027年2月5〜7日(予定) 第31回一般、第32回サブジュニア・ジュニア 鹿児島県大島郡・清水公園総合体育館

離島開催についてのJPAの見解

JPAは2026年8月27日付で「全国大会の開催地および運営方針に関する見解」を出した。全国大会の開催地は「公募制」と「輪番制」に基づいて決めており、理事が管轄する地域(離島や地方を含む)での開催は、公募に立候補がなかった場合に大会の中止を防ぐための措置だと説明している。都市部での開催だけを利便性が高いとする見方に対しては、地方や離島の選手が毎回負担している交通費や移動の不利益に触れ、全国の選手の負担を均等にすることが公益性だとの考えを示した。都市部での開催を望む会員には、所属する都道府県協会を通じて誘致に動くよう求めている。

日本パワーリフティング協会(JPA)のロゴ。赤い円にJPAの文字とバーベルの図柄
画像:日本パワーリフティング協会 公式サイトより

JPA公式で2027年大会の要項を確認する

よくある質問

全日本パワーリフティング選手権2027の申込はいつですか

10月21日時点で発表されていない。前回2026年2月の大会は、申込締切が2025年12月28日23:59、参加費の支払期限が12月30日だった。2027年大会の要項がJPAの大会情報ページに掲載されたら確認してほしい。

会場の清水公園総合体育館はどこにありますか

JPAは開催地を「鹿児島県大島郡(清水公園総合体育館)」と記しているが、町名や住所は10月21日時点で掲載していない。大島郡は奄美群島の町村が属する郡である。正確な所在地とアクセスは大会要項で確認したい。

クラシック部門で使ってよい用具は何ですか

前回要項では、シングレットの着用が必要で、ベルトはJPA規格に適合するもの、リストラップとニースリーブはIPF公認品のみ使用できるとされている。スクワットスーツやベンチシャツは使わない。

大会はネットで見られますか

前回2026年大会の要項には、JPAのアカウントによるライブ中継を予定していると書かれていた。2027年大会の中継の有無は10月21日時点で発表されていない。

サブジュニア・ジュニアと一般の両方に出られますか

前回要項では、一般とジュニア・サブジュニアのWエントリーが認められ、参加料は18,000円だった。2027年も同じ扱いかは要項で確認が必要である。

KINNIKU TIMESの視点

2027年の全日本クラシックは、2月上旬の離島開催になる。出場する選手にとっては、減量の最終局面と長距離移動が重なる点が最大の課題だ。航空便の欠航や船の運休で検量に間に合わないリスクも考え、少なくとも前日入りを前提に計画を立てたい。JPAの見解は、地方や離島の選手が毎年同じ負担を背負っているという視点を示したもので、都市部の選手が「遠い」と感じる負担を、全国で分け合うという考え方である。

もう一つ注目したいのは、選考対象の国際大会の情報が資料ごとに違うことだ。とくに世界クラシックオープンは、JPAの一覧ではブラジル、IPFのカレンダーでは南アフリカ・サンシティとなっている。代表選考の結果が出た後、国内の申込締切までの時間は短い。前回の世界クラシックオープンの国内締切は4月6日で、全日本からおよそ7週間後だった。パスポートの有効期限、健康診断書、アンチ・ドーピングのeラーニング(ADEL)など、JPAが国際大会に求める書類は全日本の前から準備できるものが多い。

自分のトータルが全国でどの位置にあるかは筋トレ偏差値、試技の重量の組み立ては重量計算機で確かめられる。1月の全日本ベンチプレスは全日本ベンチプレス選手権2027の記事、2027年11月に北九州で予定されるIPF世界選手権はIPF世界選手権2027北九州の記事、2026〜2027年の大会の一覧はパワーリフティング大会日程にまとめた。初めて大会に出る人は初めてのパワーリフティング大会ガイド、デッドリフトのフォームはデッドリフトのやり方を参照してほしい。KINNIKU TIMESは要項が公開され次第、本記事を更新する。

出典

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