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ザ・グレートゲームズ2026は12月20日京都駅、階級なし招待制の仕組み

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 9分
国際大会でベンチプレスの試技を行う選手と補助員
SUMMARY|この記事の要約

JPAの第2回ザ・グレートゲームズは12月20日にJR京都駅改札前で開かれる予定だ。階級をなくし、公認大会のトータル上位者36名を招待する。選考の手順、賞金と旅費の基準、第1回小倉大会の各部門1位を公式資料からまとめた。

第2回ザ・グレートゲームズ(THE GREAT GAMES)は、2026年12月20日(日)にJR京都駅の改札前の特設会場で開かれる予定だ。体重別の階級をなくし、JPA公認大会のトータル上位者だけを招待する大会で、男子はフルギア・ノーギア各10名、女子は各8名の計36名が出場する。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

ザ・グレートゲームズは、日本パワーリフティング協会(JPA)が2025年に始めた招待制の大会である。第1回は2025年12月21日、北九州市のJR小倉駅の改札前広場で行われた。本記事は、JPAの10月9日付のお知らせ、大会の特設サイト、第1回の開催要項と記録表を10月21日時点で確認してまとめた。招待選手の最終的な顔ぶれは、この時点で公式に発表されていない。

ザ・グレートゲームズ特設サイトを見る

ザ・グレートゲームズ2026はいつ・どこで開かれるのか

特設サイトによると、第2回の開催日は2026年12月20日(日)、会場は京都駅前広場中央コンコース(JR京都駅ビル1階、JR京都駅改札前)である。JPAのお知らせでは「京都駅 特設会場」と表記している。主催はJPA、主管は京都府パワーリフティング協会。体育館やホールではなく、大勢の人が行き交う駅の構内で、国内トップのリフターがスクワット、ベンチプレス、デッドリフトに挑む。

項目 第2回(2026年)の公式の記載
大会名 第2回 ザ・グレートゲームズ(THE GREAT GAMES)
開催日 2026年12月20日(日)
会場 京都駅前広場中央コンコース(JR京都駅ビル1F、JR京都駅改札前)
主催/主管 JPA/京都府パワーリフティング協会
競技 フルギアパワーリフティング、ノーギアパワーリフティング
出場人数 男子フルギア10名、男子ノーギア10名、女子フルギア8名、女子ノーギア8名(計36名)
選考対象期間 2024年10月1日〜2026年9月30日のJPA公認大会
招待選手の回答期間 2026年10月9日〜10月31日
試技の開始時刻・配信 10月21日時点で記載なし

JPAはお知らせの中で、第1回について「日本パワーリフティング界の歴史を塗り替えた新大会」と表現し、第2回で「第2代王者」を決めるとしている。競技の時刻表や観戦の方法は、特設サイトで追って公表するとされる。

階級なしで「真の王者」を決める仕組み

パワーリフティングの大会は通常、体重別の階級ごとに順位を決める。ザ・グレートゲームズはこの階級を撤廃し、体重に関係なく同じ土俵で競うのが最大の特徴だ。特設サイトは、表彰を次の2本立てで行うと定めている。

  • 各部門の最大挙上重量(トータル)で男女各3位まで
  • 各部門のフォーミュラ得点の最高位で男女各3位まで

トータルの部では、体重の重い選手が有利になる。そこで、体重の差を補正したフォーミュラ得点でも順位をつけ、軽量級の選手にも勝つ道を残している。第1回の開催要項ではこの得点を「IPFポイント」と書いており、第2回の特設サイトでは「フォーミュラ得点」と表記している。当日の検量体重で得点を計算する点も第1回の要項に明記されていた。得点の考え方はIPF GLポイントの解説で詳しく説明している。

IPFのロゴを背にスクワットのバーを担ぐ日本代表の選手と補助員
画像:日本パワーリフティング協会 公式サイトより

出場選手はどう選ばれるのか

選考は、2024年10月1日から2026年9月30日までに開かれたJPA公認のフルギア/ノーギアのパワーリフティング競技の結果をもとに行う。階級やカテゴリーに関係なく、トータルの最高挙上重量で順位をつけ、上位から男子10名、女子8名を部門ごとに選ぶ。

手順は次のとおりだ。JPAが各部門の上位20名(女子は16名)に招待状を送り、選手は特設サイトの応募ページから参加か辞退かを回答する。回答期間は10月9日から10月31日まで。参加を希望した選手の中から、ランキング上位順に男子20名(ノーギア10名、エクイップ10名)、女子16名(同8名ずつ)を本大会に招く。特設サイトには対象選手の名簿(ランキング表)が掲載され、ランキングの誤りを報告するフォームも用意されている。大会時にJPA登録選手であることも条件だ。

つまり、10月21日時点で公開されているのは「招待の対象になる候補者の名簿」であり、出場が決まった選手の一覧ではない。辞退者が出れば、順位が下の選手が繰り上がる。最終的な出場選手は回答期間の締切後に決まることになる。

賞金と旅費はいくら出るのか

ザ・グレートゲームズは、特設サイトで「日本唯一 招待試合」「日本初 賞金支給試合」とうたっている。予定として示されている待遇は次のとおりだ。

項目 内容(特設サイトの記載)
賞金 各カテゴリーの最高重量3位まで、フォーミュラ各3位までに支給。1位5万円、2位3万円、3位2万円
副賞 3位までの入賞者に用意
交通費 公共交通機関の実費、総額40,000円が上限(立替精算・後日振込)
宿泊費 旅館業法に基づく宿泊施設の実費、総額10,000円が上限
精算の条件 領収書の提出が必須。航空機の場合は搭乗証明書も必要
ウエア スポンサーから支給されるシングレット、Tシャツ、靴下を着用

トータル部門とフォーミュラ部門の両方で上位に入れば、1人の選手が2つの賞金を受け取る可能性もある。国内のパワーリフティング大会は、選手が参加料を払って出場するのが一般的だ。旅費の補助と賞金がそろう大会は、選手にとって「招かれて戦う」舞台になる。

第1回(2025年・小倉)はどんな結果だったのか

第1回「THE GREAT GAMES ~the first~」は、2025年12月21日にJR九州小倉駅の在来線改札口前広場(JAM広場)で開かれた。主管は福岡県パワーリフティング協会。開催要項は会場までのアクセスを「JR小倉駅改札から徒歩5秒」と案内していた。当日は女子のセッションが検量8:30・試技10:30から、男子のセッションが検量11:30・試技13:30から行われた。

JPAが公開している記録表から、各部門のトータル1位を抜き出すと次のとおりだ。

部門 トータル1位 検量体重 トータル
男子クラシック(ノーギア) 樋田佳大(東京) 162.82kg 890kg
男子エクイップ(フルギア) 照沼直樹(千葉) 93.55kg 950.5kg
女子クラシック(ノーギア) 松田美悠(富山) 82.25kg 516kg
女子エクイップ(フルギア) 北村真由美(神奈川) 66.45kg 546kg

階級なしの仕組みがよく表れたのが男子クラシックだ。トータル1位は120kg超級の選手だったが、記録表のIPFポイントで最も高かったのは、検量体重82.95kgでトータル767.5kgを挙げた大平圭悟(東京)の106.27だった。女子エクイップでも、トータル4位の福島友佳子(兵庫、検量体重47.45kg)がポイントでは1位になっている。重さの絶対値と、体重あたりの強さの両方で王者が生まれる設計である。

国際大会の会場で記念撮影をする日本代表の選手とスタッフ
画像:日本パワーリフティング協会 公式サイトより

JPA「第2回 ザ・グレートゲームズ開催のお知らせ」を見る

よくある質問

ザ・グレートゲームズに自分から申し込むことはできますか

できない。招待制で、JPAが公認大会のトータルのランキングから各部門の上位者に招待状を送り、招待された選手が参加か辞退かを回答する仕組みである。

体重の軽い選手は不利ではないですか

トータル部門では重量級が有利になりやすい。ただし表彰はフォーミュラ得点でも行うため、軽い選手も上位に入れる。第1回の男子クラシックでは、検量体重82.95kgの選手がポイントで1位になった。

観戦にチケットは必要ですか

10月21日時点で、特設サイトとJPAのお知らせに観戦料やチケットの記載はない。会場はJR京都駅の改札前のコンコースとされている。

第1回はどこで開かれましたか

2025年12月21日に、北九州市のJR小倉駅在来線改札口前広場(JAM広場)で開かれた。主管は福岡県パワーリフティング協会だった。

招待選手の名前はいつ分かりますか

招待選手の回答期間は10月31日までで、最終的な出場選手はその後に決まる。発表の日付は公式に示されていない。特設サイトでの更新を待ちたい。

KINNIKU TIMESの視点

ザ・グレートゲームズの意味は、パワーリフティングを「人が通る場所」に持ち出したことにある。国内の大会の多くは体育館で行われ、観客は選手の家族や仲間が中心だ。改札前という、競技を知らない人の目に自然に入る会場は、競技の認知を広げる試みとして注目に値する。賞金と旅費の支給は、トップ選手の努力に対価を返す点でも新しい。

一方で、招待の基準はトータルの絶対値なので、出場できるのは事実上、各部門の国内最上位層に限られる。一般のトレーニーにとっての楽しみ方は、観戦である。スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目で1人3回ずつ試技があり、白旗と赤旗による判定の仕組みを知っておくと見どころが分かりやすい。ルールはパワーリフティングの判定ルール、フルギアとノーギアの違いはノーギアとフルギアの違いで解説している。自分のトータルが体重あたりどの程度かは筋トレ偏差値で確かめられる。

この秋の国内大会は日本グランプリ2026、年間の日程はパワーリフティング大会日程2026にまとめている。KINNIKU TIMESは招待選手が発表され次第、続報を伝える予定である。

出典

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