THE MUSCLE NEWSPAPER
KINNIKU TIMES  › 記事

全日本ベンチプレス選手権2027の日程と会場、1月泉大津・2月岡山

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 12分
ベンチプレスの大会で240kgを挙げる選手と補助員。2001年ヘルシンキのヨーロッパ選手権
SUMMARY|この記事の要約

全日本ベンチプレス選手権2027は、クラシック部門が2027年1月23〜24日に大阪・泉大津総合体育館、エクイップ部門が2月20〜21日にジップアリーナ岡山で開かれる予定だ。要項は未掲載。選考対象の国際大会、前回の参加費・標準記録、過去の開催地をJPA公式資料でまとめた。

全日本ベンチプレス選手権2027は、クラシック部門が2027年1月23〜24日に大阪・泉大津総合体育館、エクイップ部門が2月20〜21日にジップアリーナ岡山で開かれる予定だ。要項は10月21日時点で未掲載である。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

本記事は、公益社団法人日本パワーリフティング協会(JPA)の公式サイト「大会情報」と、JPAが公開している「2026年度国内における競技会対応一覧」(2026年5月20日現在)、2026年1月に高松市で開かれた前回大会の開催要項を確認してまとめた。2027年大会は開催日と会場が公表されている段階で、参加標準記録・参加費・申込期間はまだ発表されていない。前回の要項の内容は参考として示し、2027年の値ではないことを明記する。

日本パワーリフティング協会の大会情報を見る

全日本ベンチプレス選手権2027はいつ・どこで開かれるのか

JPAの大会情報ページには、2026年度の全国的競技会として、全日本ベンチプレス選手権大会が2つの部門に分けて掲載されている。ベンチシャツなどの補助ギアを使わないクラシック部門(ノーギア)と、ベンチシャツを着て挙げるエクイップ部門(フルギア)だ。2026年1月の前回大会は高松市で両部門を3日間で続けて行ったが、2027年は1か月ほど間をあけて別々の会場で開く日程になっている。

項目 クラシック部門 エクイップ部門
正式名称 全日本ベンチプレス選手権大会「第28回クラシック部門」(第28回ジャパンクラシックベンチプレス選手権大会) 全日本ベンチプレス選手権大会「第39回エクイップ部門」(第39回全日本ベンチプレス選手権大会)
開催日 2027年1月23日(土)〜24日(日) 2027年2月20日(土)〜21日(日)
会場 泉大津総合体育館(大阪府泉大津市) ジップアリーナ岡山(岡山県岡山市)
主催 日本パワーリフティング協会 日本パワーリフティング協会
主管 大阪府パワーリフティング協会 岡山県パワーリフティング協会
大会要項 10月21日時点で未掲載(JPA大会情報ページの要項欄は空欄)

JPAの大会情報ページの冒頭には「内容が予告無く変更されることがあります」との注意書きがあり、競技会対応一覧にも「社会情勢及び体育館の抽選結果により開催地等が変更されることがある」と書かれている。日程と会場は現時点の予定として扱い、遠方から出場・観戦する人は、要項の公開を確認してから交通や宿を確定させたい。

エクイップ部門の会場となる岡山県総合グラウンド体育館の正面外観(2008年撮影、当時の愛称は桃太郎アリーナ)
画像:Wikimedia Commons(Tatushin, CC BY-SA 3.0)より。岡山県総合グラウンド体育館の2008年当時の外観

エクイップ部門の会場について補足する。JPAの表記は「ジップアリーナ岡山」だが、これは岡山県総合グラウンド体育館(岡山市北区)の命名権による愛称である。地元のKSB瀬戸内海放送は、同体育館の愛称が現在「シゲトーアリーナ岡山」になっていると報じている。現地で案内表示を探すときは、新しい愛称で表示されている可能性がある。

2027年大会は何の選考会になるのか

全日本ベンチプレス選手権は、翌年の国際大会に派遣する日本代表を選ぶ選考会を兼ねる。JPAの大会情報ページと競技会対応一覧には、2027年大会の「選考対象国外大会」が次のように書かれている。

国内大会 選考対象の国際大会 開催予定(出典)
クラシック部門(1月・泉大津) 世界クラシックベンチプレス選手権 2027年5月13〜23日、トルコ・イスタンブール(IPF公式カレンダー、JPA競技会対応一覧)
クラシック部門(1月・泉大津) アジアクラシックベンチプレス選手権 2027年9月21〜28日、イラン・テヘラン(同上)
エクイップ部門(2月・岡山) 世界エクイップベンチプレス選手権 2027年5月13〜23日、トルコ・イスタンブール(同上)
エクイップ部門(2月・岡山) アジアエクイップベンチプレス選手権 2027年9月21〜28日、イラン・テヘラン(同上)

なお、JPAの大会情報ページの本文は世界大会を「2027年5月頃、TBD(未定)」と記しているが、5月20日現在の競技会対応一覧PDFと国際パワーリフティング連盟(IPF)の公式カレンダーは、いずれもイスタンブールでの開催を示している。国際大会の日程と開催地はIPFやアジア連盟の都合で変わることがある。

国際大会に出るまでの流れ

JPAの国際大会ページによると、代表に選ばれた選手でも、国際大会には各自が申し込む必要がある。必要書類として、パスポート、JPA指定様式の健康診断書、国際派遣に関する届出書兼誓約書、アンチ・ドーピングのeラーニング「ADEL」の受講証、IPFのコンセントフォームなどが挙げられている。2026年の世界ベンチ(ワルシャワ)では、国内の申込締切が2月13日(金)17:00に設定されていた。2027年も1〜2月の全日本から国際大会の国内締切までの期間は短くなると見込まれるため、代表を狙う選手は書類の準備を早めに進めておきたい。

出場するには何が必要か(前回2026年大会の要項から)

2027年大会の要項は未掲載のため、ここでは2026年1月16〜18日に高松市総合体育館で開かれた前回大会(第38回エクイップ部門・第27回クラシック部門)の開催要項の主な条件を示す。例年おおむね同じ形式で出されているが、数値や日付は2027年の要項で必ず確認してほしい。

項目 前回(2026年1月・高松)の要項の記載
参加区分 一般(年齢制限なし)/サブジュニア(14〜18歳)/ジュニア(19〜23歳)/マスターズⅠ〜Ⅴ(40歳以上、10歳刻み)。年齢は大会開催年の12月31日時点
実施階級(男子) 53kg級(サブジュニア・ジュニアのみ)、59・66・74・83・93・105・120kg級、120kg超級
実施階級(女子) 43kg級(サブジュニア・ジュニアのみ)、47・52・57・63・69・76・84kg級、84kg超級
出場資格 当該年度のJPA選手登録、取得有効期限内の参加標準記録の突破、アンチ・ドーピング講習会の受講
参加費 一般・マスターズ10,000円、サブジュニア・ジュニア8,000円(一般との2区分出場は18,000円)、団体戦は無料
セコンド登録料 1名1,000円(当日現金)
申込方法 シクミネットの「イベント情報」から。郵送・電話・FAXは不可
申込期間 2025年10月20日12:00〜11月25日23:59(大会の約2か月前に締切)
使用機材 ラック・シャフトともエレイコ

参加標準記録の目安

全日本に出るには、決められた期間内に公認大会で参加標準記録を突破しておく必要がある。前回要項の一般カテゴリーの値を一部抜き出すと、次のとおりだ(単位kg)。B標準は、ブロック推薦などの推薦枠で申し込む場合の条件である。

階級 クラシック 一般 クラシック B標準 エクイップ 一般 エクイップ B標準
男子74kg級 180 172.5 160 142.5
男子83kg級 190 182.5 172.5 155
男子93kg級 200 192.5 185 165
女子57kg級 85 80 70 62.5
女子63kg級 87.5 82.5 75 67.5

前回要項では、エクイップ部門の標準記録がクラシック部門より低く設定されている。ベンチシャツを着る部門の方が数字は伸びやすいが、全日本のエクイップ部門に出る選手の数は限られており、参加のハードルを下げる狙いがあるとみられる(理由は要項に書かれていない)。マスターズⅣ・Ⅴには標準記録がなく、期間内の公認記録があればよいとされていた。

日本パワーリフティング協会(JPA)のロゴ。赤い円にJPAの文字とバーベルの図柄
画像:日本パワーリフティング協会 公式サイトより

過去の全日本ベンチプレス選手権はどこで開かれたか

JPAの「過去の全国的競技会」の一覧から、直近3年度の全日本ベンチプレス選手権の開催地をまとめた。開催地は毎年変わり、九州・関東・中国・四国地方と全国を回っている。

年度 大会 日程 会場
2023年度 第25回ジャパンクラシックベンチプレス 2024年1月20〜21日 大分県・野口ふれあい交流センター
2023年度 第36回全日本ベンチプレス(エクイップ) 2024年2月17〜18日 東京都文京区・ベルサール飯田橋ファースト
2024年度 第26回クラシック部門 2025年1月24〜26日 茨城県つくば市・つくば市立市民ホールやたべ
2024年度 第37回エクイップ部門 2025年2月15〜16日 広島市・広島県立総合体育館
2025年度 第38回エクイップ部門・第27回クラシック部門 2026年1月16〜18日 香川県高松市・高松市総合体育館
2026年度 第28回クラシック部門 2027年1月23〜24日(予定) 大阪府泉大津市・泉大津総合体育館
2026年度 第39回エクイップ部門 2027年2月20〜21日(予定) 岡山市・ジップアリーナ岡山

JPAは2026年8月27日付の見解で、全国大会の開催地は「公募制」と「輪番制」に基づいて決めていると説明している。開催地が地方になることについては、地方や離島の選手が毎回負担している交通費や移動の不利益にも触れ、全国の選手の負担を均等にする考え方を示した。

JPA公式で2027年大会の要項を確認する

よくある質問

全日本ベンチプレス選手権2027の申込はいつからですか

10月21日時点で公表されていない。前回2026年1月の大会は、2025年10月20日12:00に申込が始まり、11月25日23:59に締め切られた。2027年大会の要項がJPAの大会情報ページに掲載されたら、申込期間を確認してほしい。

クラシック部門とエクイップ部門の違いは何ですか

前回要項では、クラシック部門はシングレットとTシャツで試技し、エクイップ部門はシングレットとベンチシャツを着用すると定めている。どちらもリストラップなどはIPF公認品のみ使用できる。

初心者でも出場できますか

全日本は誰でも出られる大会ではなく、期間内に参加標準記録を公認大会で突破していることが条件になる。まずは都道府県大会やブロック大会に出場し、公認記録を作るところから始めることになる。

観戦はできますか、チケットは必要ですか

2027年大会の観戦方法やチケットの有無は10月21日時点で発表されていない。2026年5月の全日本パワーリフティング選手権(品川)のように観戦チケットを販売した大会もあるため、大会ごとの告知を確認したい。

世界大会の代表はどのように決まりますか

前回要項は、JPAの国際大会選手選考基準に基づいて選ぶとしている。2027年のクラシック部門は世界・アジアのクラシックベンチ、エクイップ部門は世界・アジアのエクイップベンチの選考会と位置づけられている。

KINNIKU TIMESの視点

2027年は、クラシックとエクイップが別の会場・別の月に分かれることで、両部門に出たい選手は遠征が2回になる。泉大津と岡山はどちらも近畿・中国地方にあり、関東や九州の選手にとっては移動と宿泊の費用が前回の高松大会より増える可能性がある。逆に関西圏の選手にとっては出やすい年になる。

参加を考えている選手が今やるべきことは、①自分の階級の標準記録を期間内に公認大会で突破しているかの確認、②JPAの選手登録とアンチ・ドーピング講習会の受講、③要項公開後すぐに申し込めるようシクミネットのアカウントを準備しておくこと、の3つだ。2026年の日本グランプリでは、パワーリフティング競技の申込が受付開始から9分で定員に達したとJPAが告知している。全日本は標準記録で絞られるため事情は異なるが、受付開始の告知を見逃さないことが大切である。

自分の挙上重量が全国でどの位置にあるかは筋トレ偏差値で、試技に使う重量の組み立ては重量計算機で確かめられる。フォームの基本はベンチプレスのやり方とフォーム、大会のルールや出場までの道のりはベンチプレス大会に出るにはと初めてのパワーリフティング大会ガイドにまとめた。2月の全日本クラシックパワーリフティングは全日本パワーリフティング選手権2027の記事、2026〜2027年の大会日程の一覧はパワーリフティング大会日程、試技で使うギアはリストラップのページで紹介している。KINNIKU TIMESは要項が公開され次第、本記事を更新する。

出典

筋トレに使える無料ツール

MY FITPEAK 無料会員 最新の情報を、素早くお届け。 新しい記事、筋トレ最安ナビの価格更新、FITPEAKの新商品の案内を、いちばんはやく受け取れます。 My FITPEAK に登録する

コメント

この記事について思ったことを書けます。誤解を招くのを避けるため、誘導のある宣伝、他者への中傷、個人情報、法令に反する内容は公開しません。体調や治療に関わる判断は、必ず専門家にご相談ください。