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関東パワーリフティング選手権2026は10月31日つくば、標準記録と日程

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 12分
大会会場となるつくば市立市民ホールやたべの外観。入口にエレイコの旗が立つ
SUMMARY|この記事の要約

第41回関東パワーリフティング選手権大会は10月31日につくば市市民ホールやたべで開かれる予定だ。出場予定は50名。当日のスケジュール、関東ブロック内の標準記録、全国大会への推薦枠、関東ブロック大会記録、関東の秋の大会日程を公式資料からまとめた。

第41回関東パワーリフティング選手権大会は、2026年10月31日(土)に茨城県つくば市の市民ホールやたべで開かれる。主管の茨城県パワーリフティング協会が公表したエントリー表では、関東1都7県から50名が出場を予定している。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

関東パワーリフティング選手権は、関東パワーリフティング連盟が主催し、日本パワーリフティング協会(JPA)が公認するブロック大会である。本記事は、東京都パワーリフティング協会と茨城県パワーリフティング協会の公式サイトに掲載された開催要項、エントリー&スケジュール(10月1日修正版)、関東ブロック大会記録を10月21日時点で確認してまとめた。公式に記載がない事項は「記載なし」とした。

茨城県パワーリフティング協会の大会情報を見る

関東パワーリフティング選手権2026の日程と会場

開催要項によると、大会は10月31日(土)の1日開催で、会場はつくば市市民ホールやたべ(茨城県つくば市谷田部4711)である。主催は関東パワーリフティング連盟、主管は茨城県パワーリフティング協会、協力は関東ブロック1都7県のパワーリフティング協会。後援には茨城県、茨城県教育委員会、つくば市などが申請予定として挙がっている。

項目 公式の記載(10月21日時点)
大会名 第41回関東パワーリフティング選手権大会
日程 2026年10月31日(土)
会場 つくば市市民ホールやたべ(茨城県つくば市谷田部4711)
主催/主管 関東パワーリフティング連盟/茨城県パワーリフティング協会
公認 公益社団法人日本パワーリフティング協会(JPA)
部門 エクイップ(フルギア)部門、クラシック(ノーギア)部門
カテゴリー 一般、サブジュニア、ジュニア、マスターズ1〜5
使用機材 シャフト・ラックともにエレイコ
参加費 10,000円
申込締切 2026年9月26日(土)(先着100名)

市民ホールやたべは、2025年1月にJPAの全日本ベンチプレス選手権大会「第26回クラシック部門」が開かれた会場でもある。茨城県協会のギャラリーには、そのときのホールの外観や、客席に囲まれたステージ上の競技台の写真が残っている。体育館ではなく、客席のあるホールのステージで試技が行われる点がこの会場の特徴だ。

つくば市市民ホールやたべのステージに設けられた競技台と、奥に広がる客席
画像:茨城県パワーリフティング協会 ギャラリーより。2025年1月の全日本ベンチプレス選手権大会(クラシック部門)の会場の様子

当日のスケジュールと出場者の顔ぶれ

茨城県協会が10月1日に修正版として掲載した「エントリー&スケジュール」では、競技は2つのセッションに分かれる。開催要項の段階では検量8:30、競技開始10:30(予定)とされていたが、公表されたスケジュールでは次の時刻になっている。

セッション グループと階級(人数) 検量 競技開始
第1セッション A:女子(5名)・男子66kg級(6名)/B:男子59kg級(4名)・83kg級(8名) 8:15 10:15
第2セッション C:男子74kg級(12名)・120kg超級(1名)/D:男子93kg級(9名)・105kg級(3名)・120kg級(2名) 11:20 13:20

出場者は合計50名で、先着100名の受付枠に対して半数だった。所属都県は茨城、東京、千葉、栃木、群馬、埼玉、神奈川にわたる。女子は47kg級、57kg級、76kg級の5名。エクイップ部門のエントリーは男子83kg級の1名だけで、ほかはクラシック部門と読み取れる。カテゴリーは一般が大半を占め、ジュニアとマスターズ1〜3の選手も含まれる。

エントリー表には各選手が出場資格として申告した「標準取得記録」も載っている。男子の最高は755kg(105kg級)で、600kg台後半の選手も複数いる。後述する関東ブロック大会記録に迫る水準の選手が出場する階級もあり、記録の更新があるかどうかも見どころになる。

出場資格と関東パワーの標準記録

出場できるのは、大会当日に14歳以上の日本国籍の人(外国籍の場合は過去1年以上、適法な在留資格で日本に住む満14歳以上の人)で、2026年度に関東ブロック内の都県協会に所属するJPA登録選手である。さらに、前年度の栃木大会の日から今大会の申込締切日までに、標準記録を取得している必要がある。標準記録を出した階級と異なる階級には原則として出場できないが、上の階級の標準記録も超えていれば、その階級には出られる。

標準記録はトータル(スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの合計)で定められ、ジュニア・一般・マスターズI・IIで共通、エクイップとクラシックも同じ値である。

男子の階級 標準記録 女子の階級 標準記録
53kg級(※) 280kg 43kg級(※) 170kg
59kg級 360kg 47kg級 180kg
66kg級 390kg 52kg級 190kg
74kg級 420kg 57kg級 205kg
83kg級 450kg 63kg級 215kg
93kg級 480kg 69kg級 225kg
105kg級 510kg 76kg級 230kg
120kg級 530kg 84kg級 235kg
120kg超級 550kg 84kg超級 240kg

※男子53kg級と女子43kg級はサブジュニア・ジュニアのみ。サブジュニアとマスターズIII〜Vには標準記録の設定がないが、有効期間内に1回以上、公認大会に出場した実績(記録)が必要とされる。マスターズ3〜5の選手は、日本記録に0.5kg単位で挑戦できる。ただし順位は一般として決めるため、順位の判定では0.5kg単位の端数を切り捨てる。

表彰は全員「一般」で、クラブ対抗戦もある

要項によると、表彰は年齢にかかわらず全選手を「一般」として行う。男女各部門・各階級の1〜3位に賞状とメダル、4〜6位に賞状が贈られる。サブジュニア・ジュニアの女子43kg級は47kg級、男子53kg級は59kg級に含めて表彰する。1チーム3名以上でつくるクラブ対抗戦(フルギアとノーギアの合算)もあり、1〜6位が表彰される。賞状とメダルは郵送しないため、当日受け取る必要がある。

全日本大会への推薦枠

要項には全国大会の推薦枠についての記載もある。エクイップ部門はブロック大会の上位入賞者、クラシック部門はブロック大会の優勝者のうち、ブロック長の推薦があり、JPA技術委員会が認めた選手が、ブロックごとに男女合計3名まで全国大会に出場できる。標準記録に届かなくても全国大会への道が開かれる仕組みで、ブロック大会で勝つことに具体的な意味がある。

パワーリフティング大会でバーベルを担いでスクワットをする男性選手
画像:Wikimedia Commons(Kemberly Groue, パブリックドメイン)より。2012年に米国で開かれた大会のスクワット

関東ブロック大会記録はどのくらいか

茨城県協会は大会情報のページに、2026年10月4日時点の「関東ブロック大会記録」をクラシックとエクイップに分けて掲載している。クラシック男子のトータル記録は次のとおりだ。

階級 トータル記録 樹立年月日 樹立した大会
59kg級 530.0kg 2023年11月5日 第38回(埼玉県さいたま市)
66kg級 600.0kg 2023年11月5日 第38回(埼玉県さいたま市)
74kg級 652.5kg 2022年11月6日 第37回(千葉県幕張)
83kg級 750.0kg 2023年11月5日 第38回(埼玉県さいたま市)
93kg級 758.5kg 2022年11月6日 第37回(千葉県幕張)
105kg級 740.0kg 2023年11月5日 第38回(埼玉県さいたま市)
120kg級 825.0kg 2023年11月5日 第38回(埼玉県さいたま市)
120kg超級 697.5kg 2022年11月6日 第37回(千葉県幕張)

記録表の「競技会場」欄からは、第37回が2022年11月に千葉県幕張、第38回が2023年11月に埼玉県さいたま市、第40回が2025年7月6日に栃木県芳賀町で開かれたことが読み取れる。前回の第40回で樹立された記録も複数並んでおり、開催地は関東の都県を回っている。第39回の開催地は記録表からは確認できなかった。

今回のエントリー表を見ると、105kg級には申告記録が740kgを上回る選手がいる。申告記録は過去の大会でのものなので当日の結果を約束するものではないが、記録表と見比べながら観戦すると試技の意味が分かりやすい。

関東で秋に開かれるほかの大会

東京都協会と茨城県協会のサイトには、関東パワーリフティング選手権の前後にも大会が並んでいる。主なものを日付順にまとめた(いずれも各協会の公式サイトの掲載による)。

日付 大会名 会場
10月4日(日) 第37回関東ベンチプレス選手権大会(クラシック・エクイップ) ゴールドジム東陽町スーパーセンター(東京都江東区)
10月17日(土)〜18日(日) 第86回東京都パワーリフティング選手権大会ほか エスフォルタアリーナ八王子
10月25日(日) 第5回土浦市民ベンチプレス選手権大会・第38回茨城県ベンチプレス選手権大会 霞ヶ浦水郷体育館(茨城県土浦市)
10月31日(土) 第41回関東パワーリフティング選手権大会 つくば市市民ホールやたべ
11月15日(日) 第19回ウェストトーキョーベンチプレス選手権大会 パワーハウスウエイトトレーニングクラブ(東京都調布市)
12月12日(土)〜13日(日) 第47回つくば市近隣パワーリフティング選手権大会ほか 茨城県協会の開催要項を参照

観戦料やライブ配信について、関東パワーリフティング選手権の要項に記載はない。会場では飲食が禁止され、ふた付きのペットボトルだけが認められる。要項は、外部メディアによる撮影や、会場風景・競技中の写真を協会のPRに使う場合があるとしている。

東京都パワーリフティング協会の大会予定を見る

よくある質問

関東パワーリフティング選手権には誰でも出られますか

出られない。関東ブロック内の都県協会に所属する2026年度のJPA登録選手で、前年度の栃木大会の日から申込締切日までに標準記録を取得していることが条件である。申込締切は9月26日で、すでに受付は終わっている。

男子74kg級の標準記録はいくつですか

トータル420kgである。ジュニア・一般・マスターズI・IIで共通、エクイップとクラシックも同じ値とされている。

マスターズの選手は年齢別に表彰されますか

されない。要項は表彰を全選手「一般」で行うと定めている。マスターズ3〜5の選手は日本記録に0.5kg単位で挑戦できるが、順位は一般として決まる。

関東大会で勝つと全日本に出られますか

推薦枠がある。クラシック部門はブロック大会の優勝者、エクイップ部門は上位入賞者のうち、ブロック長の推薦があり技術委員会が認めた選手が、ブロックごとに男女合計3名まで全国大会に出場できる。

計量に失敗するとどうなりますか

要項には「検量不合格の場合は失格となり試技はできません」とある。エントリー後の階級変更もできない。

KINNIKU TIMESの視点

同じ秋に姫路で開かれる日本グランプリが受付開始から短時間で定員に達したのに対し、関東パワーリフティング選手権は先着100名の枠に50名のエントリーだった。全国大会への入口が混み合う一方で、ブロック大会には出場の余地がある。標準記録も、男子74kg級でトータル420kgと、全国大会よりかなり低く設定されている。関東在住で「全国はまだ遠い」と感じる人にとって、ブロック大会は実力を試し、推薦枠も狙える現実的な目標になる。

初めてブロック大会を目指す人は、まず都県協会の大会や記録会で公認記録を作ることから始めたい。標準記録は階級ごとに決まり、記録を出した階級より下の階級には原則として出られないので、減量の計画は記録を出す大会の前から立てておく必要がある。自分のトータルがどの水準にあるかは筋トレ偏差値で、次の大会の試技重量は重量計算機で目安を出せる。大会のルールはパワーリフティングの判定ルール、階級の仕組みはパワーリフティングの階級で解説している。

全国大会の動きは日本グランプリ2026、年間の日程はパワーリフティング大会日程2026にまとめている。KINNIKU TIMESは大会後に結果を報じる予定である。

出典

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