IPF世界選手権2027は北九州で11月4〜13日予定、イクイップド部門
IPFの公式カレンダーに、2027年11月4〜13日の世界サブジュニア・ジュニア・オープン イクイップドパワーリフティング選手権が北九州市開催(TBC=確認待ち)として載っている。会場や日本代表の選考方法は未発表。2027年のIPF世界大会の日程、日本で開かれた過去の世界大会をまとめた。
IPFの公式カレンダーは、2027年11月4〜13日の世界サブジュニア・ジュニア・オープン イクイップドパワーリフティング選手権の開催地を福岡県北九州市としている。ただし「TBC(確認待ち)」の扱いで、正式発表はまだない。
2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部
本記事は、国際パワーリフティング連盟(IPF)の公式サイトに掲載されている大会カレンダー、日本パワーリフティング協会(JPA)の公式サイト「大会情報」、北九州市の国際スポーツ大会の一覧ページを10月21日時点で確認してまとめた。JPAと北九州市の公式サイトには、この世界選手権についての告知は見当たらなかった。会場、出場資格、観戦方法などは発表されておらず、本記事では書いていない。
IPF世界選手権2027北九州はいつ開かれるのか
IPFの公式カレンダーの2027年の欄には、11月4日から13日の日程で「World Sub-Junior & Junior & Open Equipped Powerlifting Championships」が、開催地「Kitakyushu Japan TBC」として掲載されている。TBCは「to be confirmed」の略で、開催地としては予定されているものの、最終的な確認が済んでいないことを示す。
| 項目 | IPF公式カレンダーの記載(10月21日時点) |
|---|---|
| 大会名 | World Sub-Junior & Junior & Open Equipped Powerlifting Championships(世界サブジュニア・ジュニア・オープン イクイップドパワーリフティング選手権) |
| 日程 | 2027年11月4日〜13日 |
| 主催 | IPF |
| 開催地 | Kitakyushu Japan(福岡県北九州市)、TBC(確認待ち) |
| 会場 | 記載なし |
| JPA・北九州市の発表 | 公式サイトに告知なし |
この大会は、IPFが毎年開く世界選手権のうち、補助ギアを着用して行う「イクイップド(エクイップ)」部門の世界大会である。2026年の同種の大会は、サブジュニア・ジュニアが8月18〜29日に南アフリカ・サンシティで、オープンが11月9〜15日にトルコ・イスタンブールで、それぞれ別に開かれる。2027年はサブジュニア・ジュニアとオープンを北九州で続けて開く形で、10日間の日程になっている。
イクイップドとクラシックの違い
パワーリフティングは、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目の最高重量の合計(トータル)で順位を決める競技である。イクイップド部門ではスクワットスーツやベンチシャツなど、反発力のある補助ギアを着用して試技する。補助ギアを使わないのがクラシック部門で、JPAの国内大会では「エクイップ部門(フルギア)」「クラシック部門(ノーギア)」と呼び分けている。年齢区分は、JPAの要項ではサブジュニアが14〜18歳、ジュニアが19〜23歳(いずれも開催年の12月31日時点)で、オープンには年齢の上限がない。
2027年のIPF世界大会の日程は
IPFの公式カレンダーに載っている2027年の世界大会と、日本代表の選考に関わる主なアジア大会を表にまとめた。北九州の大会は、2027年のIPF世界大会の中で最後の世界選手権になる。
| 日程 | 大会 | 開催地 |
|---|---|---|
| 5月5〜11日 | アジア サブジュニア・ジュニア クラシック&イクイップド選手権(アジア連盟) | 香港 |
| 5月13〜23日 | 世界クラシック&イクイップドベンチプレス選手権 | トルコ・イスタンブール |
| 6月4〜12日 | 世界クラシック オープン パワーリフティング選手権 | 南アフリカ・サンシティ |
| 7月5〜13日 | アジアン・アフリカン・パシフィック選手権(アジア連盟) | カザフスタン・アスタナ |
| 9月2〜11日 | 世界クラシック サブジュニア・ジュニア パワーリフティング選手権 | リトアニア・ドルスキニンカイ |
| 9月21〜28日 | アジア クラシック&イクイップド ベンチプレス選手権(アジア連盟) | イラン・テヘラン |
| 10月7〜16日 | 世界クラシック&イクイップド マスターズ パワーリフティング選手権 | カナダ・セントジョンズ |
| 10月26〜30日 | 世界大学カップ | 南アフリカ・ポチェフストルーム |
| 11月4〜13日 | 世界サブジュニア・ジュニア・オープン イクイップド パワーリフティング選手権 | 日本・北九州(TBC) |
なお、JPAが5月20日現在で公開している競技会対応一覧PDFでは、世界クラシックオープンを「6月19〜27日、ブラジル・リベイラン・プレト」としており、IPFのカレンダーと食い違っている。国際大会の日程は変わることがあるため、最新のIPFのカレンダーを確認してほしい。IPFのカレンダーでは、2028年の同じイクイップドの世界選手権はインドのケララで11月(日程未定)とされている。
日本でIPFの世界大会が開かれたことはあるのか
ある。世界中のパワーリフティングの大会結果を集めた公開データベース「OpenPowerlifting」の大会一覧では、IPFが日本で開いた世界大会として次の4大会が登録されている。北九州での開催が確定すれば、日本で開かれる世界選手権は2019年の東京以来となる。
| 開始日 | 大会 | 開催地 |
|---|---|---|
| 1995年5月5日 | IPF女子世界パワーリフティング選手権 | 千葉 |
| 2000年11月15日 | IPF男子世界パワーリフティング選手権 | 秋田 |
| 2001年8月21日 | ワールドゲームズ(パワーリフティング競技) | 秋田 |
| 2019年5月18日 | IPF世界ベンチプレス選手権 | 東京 |
OpenPowerliftingは有志が運営するデータベースで、すべての大会を網羅しているとは限らない。IPFの公式サイトの結果ページには各大会の開催地が一覧で示されていないため、ここではOpenPowerliftingの記録を基にした。
北九州とパワーリフティングのつながり
北九州市は、パワーリフティングの大会の開催実績がある都市だ。JPAの過去の全国的競技会の一覧によると、2025年12月21日には招待制の新大会「THE GREAT GAMES 〜the first〜」がJR小倉駅の在来線改札口前広場で開かれた。2013年には全日本マスターズベンチプレス選手権も北九州市で開かれている。また北九州市の国際スポーツ大会の一覧には、障がいのある選手が行うパラ・パワーリフティング(IPFとは別の競技団体が統括)の国際大会として、2018年の「北九州2018ワールドパラ・パワーリフティングアジア−オセアニアオープン選手権大会」が載っている。
日本代表はどうやって選ばれるのか
2027年の北九州大会の日本代表の選考方法は、10月21日時点で発表されていない。参考として、JPAの2026年度の資料では、2026年の世界イクイップド選手権(サブジュニア・ジュニアはサンシティ、オープンはイスタンブール)の選考対象の国内大会には、2026年5月23〜24日に東京・品川で開かれた全日本パワーリフティング選手権(エクイップ部門)が挙げられていた。同じ流れなら、2027年5月ごろの全日本(エクイップ部門)が選考の中心になると考えられるが、確定した情報ではない。
JPAの国際大会ページによると、国際大会に出るには、選手自身による申し込みに加えて、パスポート、JPA指定様式の健康診断書、国際派遣に関する届出書兼誓約書、アンチ・ドーピングのeラーニング「ADEL」の受講証、IPFのコンセントフォームなどが必要になる。国際大会では代表ユニフォームの着用が義務とされ、18歳未満の選手は保護者の帯同が必須だ。サブジュニアの選手が出場を目指す場合は、家族の予定も早めに調整しておく必要がある。
よくある質問
IPF世界選手権2027は北九州で開催が決まったのですか
IPFの公式カレンダーには北九州が開催地として載っているが、「TBC(確認待ち)」と付記されている。JPAと北九州市の公式サイトには10月21日時点で告知がなく、正式決定とは言えない段階である。
会場はどこですか
IPFのカレンダーには都市名のみが書かれ、会場は公表されていない。会場が発表されたら本記事を更新する。
一般の人も観戦できますか、チケットは必要ですか
観戦方法やチケットについての発表はない。国内では、2026年5月の全日本パワーリフティング選手権(品川)で、観戦チケットが販売された例がある。
どんな選手が出場しますか
大会名のとおり、サブジュニア・ジュニア・オープンの3つの年齢区分で、補助ギアを着用するイクイップド部門の世界選手権である。各国の連盟が選んだ代表選手が出場する。
2026年の同じ大会はいつですか
IPFのカレンダーでは、2026年の世界オープン・イクイップド選手権は11月9〜15日にトルコ・イスタンブールで開かれる。サブジュニア・ジュニアの世界選手権は8月18〜29日に南アフリカ・サンシティで行われた。
KINNIKU TIMESの視点
世界選手権が国内で開かれれば、日本の選手は時差や長距離移動の負担なしに世界の舞台に立てる。とくにサブジュニアやジュニアの選手にとって、保護者の帯同を含む海外遠征の費用と日程の負担は小さくない。国内開催はその壁を下げ、若い選手が世界大会を経験する機会を広げる可能性がある。観る側にとっても、世界トップのイクイップドの試技を国内で見られる機会になる。
一方で、現時点で確かなのは「IPFのカレンダーに北九州が予定地として載っている」という事実だけだ。会場や日本代表の選考方法、観戦の可否は何も発表されていない。KINNIKU TIMESは、JPAや北九州市から正式な発表があり次第、この記事を更新する。
2026年の世界オープン・イクイップド選手権はIPF世界パワーリフティング選手権2026イスタンブールの記事、国内の全国大会は全日本ベンチプレス選手権2027と全日本パワーリフティング選手権2027クラシック、2025年に小倉駅で始まった大会の第2回はザ・グレートゲームズ2026、大会の一覧はパワーリフティング大会日程にまとめた。デッドリフトの世界記録の動きはデッドリフト世界記録511kgの記事、自分の記録の位置づけは筋トレ偏差値で確かめられる。
出典
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