米女性パワーリフター、IPFマスターズ世界選手権でスクワット等3種目に世界新記録
米国のリンダ・フランクリン選手が2026年IPFワールドマスターズ・クラシック選手権(現地10月16日、米ネバダ州リノ)の女子76kg級マスターズ区分で優勝し、スクワット137.5kg・ベンチプレス80.0kg・デッドリフト172.5kg・トータル390.0kgの世界新記録を樹立した。
国際パワーリフティング連盟(IPF)が公開した公式結果表で、3種目すべての世界記録が確認できる。
米国の女子パワーリフター、リンダ・フランクリン(Linda Franklin)選手が、2026年IPFワールドマスターズ・クラシック選手権(現地10月16日、米ネバダ州リノ)の女子76kg級マスターズ区分で優勝し、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目とトータルで世界新記録を樹立した。国際パワーリフティング連盟(IPF、International Powerlifting Federation)が公開した公式結果表で、すべての記録が確認できる。
トップ画像:Unsplashより
2026年IPFワールドマスターズ・クラシック選手権とは
同選手権は米ネバダ州リノのリノ・ボールルーム(The Reno Ballroom)で2026年10月15日から24日にかけて開催されている、IPF公認のクラシック(ノーギア)・エクイップド両部門を含むマスターズ世界大会である。女子クラシック部門は現地10月16日に行われ、フランクリン選手は体重71.70kgで76kg級マスターズ区分に出場した。
女子76kg級マスターズで3種目の世界新記録
IPF公式結果表によると、フランクリン選手は3種目すべてで自己ベストとなる最終試技を成功させ、優勝するとともに世界新記録を樹立した。
| 種目 | 1回目 | 2回目 | 3回目(記録) |
|---|---|---|---|
| スクワット | 122.5kg | 132.5kg | 137.5kg |
| ベンチプレス | 72.5kg | 78.0kg | 80.0kg |
| デッドリフト | 155.0kg | 165.0kg | 172.5kg |
| トータル | 390.0kg | ||
IPF公式結果表の記録一覧(List of Records)では、この4つの数値がいずれもマスターズ区分の世界記録として記載されている。なおベンチプレスの80.0kgは、一段階若いマスターズ区分の世界記録も上回る数値として記載されている。
前任記録保持者との比較
海外専門メディアFitness Volt(フィットネス・ボルト)によると、今回更新前の記録は2026年のEPF(欧州パワーリフティング連盟)欧州マスターズ・クラシック選手権でLabat Framboise選手が樹立したものだったと報じている。
| 種目 | 更新前(Framboise選手) | 更新後(フランクリン選手) |
|---|---|---|
| スクワット | 120kg | 137.5kg |
| ベンチプレス | 77.5kg | 80.0kg |
| デッドリフト | 156kg | 172.5kg |
| トータル | 353.5kg | 390.0kg |
マスターズ区分のパワーリフティングとは
IPFのマスターズ部門は、一般成人(オープン)部門とは別に、シニア世代の競技者を年代別に区分して競う仕組みである。フランクリン選手が出場した「マスターズ4」は、今回のベンチプレス記録が一段階若い区分の記録も上回ったとIPF公式結果表に記載されている通り、複数のマスターズ区分の中でも上位の年代区分にあたる。日本国内でこの区分に馴染みは薄いが、年齢を重ねても高強度のトレーニングを継続し、記録を更新し続けられることを示す事例といえる。
パワーリフティングの筋力強化プログラムに関心のある読者は、KINNIKU TIMESの スモロフ・スクワット解説記事 や テキサスメソッド解説記事 も参考にしてほしい。
よくある質問
フランクリン選手はどの階級で記録を出したのか
体重71.70kgで、女子76kg級のマスターズ区分に出場し、優勝とともに世界新記録を樹立した。
更新された記録はどの大会で確定したものか
2026年10月15日から24日にかけて米ネバダ州リノで開催されているIPFワールドマスターズ・クラシック選手権の、現地10月16日に行われた女子クラシック部門での結果である。
日本の一般のパワーリフティング愛好者にも参考になるのか
直接の階級や年代は異なるが、試技ごとに段階的に重量を伸ばして最終試技で自己ベストを出す進め方は、年齢やレベルを問わず参考になる考え方である。
KINNIKU TIMESの視点
今回の記録は、若い世代の大会結果が中心になりがちな海外ボディビル・パワーリフティング報道の中で、年齢を重ねても継続すれば記録を伸ばせることを具体的な数字で示した事例である。マスターズ世代でトレーニングを続ける読者にとっても、段階的に重量を伸ばして最終試技に賭ける試技運びは参考になるだろう。無理な増量は怪我のリスクを伴うため、持病がある場合や高齢でのトレーニング開始にあたっては医師に相談のうえ進めてほしい。
出典
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