【4シリーズ比較】ローグのラックは業務用ジムに合う?選び方と輸入の注意
ローグ(Rogue Fitness)のラックは、業務用のジムでも使われる米国製のパワーラック・リグで、柱の太さとボルトの径でRM43・Monster・Monster Lite・Infinityの4つのシリーズに分かれます。パワーリフティングやクロスフィット系のファンクショナルジムのように、バーベルを重く・高い頻度で使うジムほど候補に入りやすい器具です。2026年10月23日に公式サイトで確かめた範囲では、日本の正規代理店は案内されておらず、米国の公式サイトから買う場合は追加の送料と関税が別にかかります。輸入の手間と床・天井の条件まで含めて判断してください。
Rogueのラック 4シリーズの違い(公式サイトの表記)
| シリーズ | 柱(角パイプ) | 鋼材の厚み | ボルトの径 |
|---|---|---|---|
| RM43 | 4×3インチ(約10×7.6cm) | 11ゲージ | 1インチ(約25mm) |
| Monster | 3×3インチ(約7.6cm角) | 11ゲージ | 1インチ(約25mm) |
| Monster Lite | 3×3インチ(約7.6cm角) | 11ゲージ | 5/8インチ(約16mm) |
| Infinity | 2×3インチ(約5.1×7.6cm) | 11ゲージ | 5/8インチ(約16mm) |
Rogue Fitnessはどんなメーカーか
Rogue Fitnessは米国オハイオ州コロンバスのメーカーです。公式サイトの会社紹介(2026年10月23日確認)では、2006年に創業者がガレージで始めた会社で、コロンバスに本社と工場の敷地を持ち、バーベル・パワーラック・スレッドなどの筋力トレーニング器具を作っていると説明しています。
| 公式サイトで確かめたこと | 中身(2026年10月23日確認) |
|---|---|
| 創業 | 2006年、ガレージで創業 |
| 拠点 | 米国オハイオ州コロンバス(本社・製造の拠点) |
| 大会との関わり | CrossFit Games・USA Weightlifting・Arnold Strongman Classic・World’s Strongest Manの公式器具サプライヤーと案内。CrossFit Gamesは2009年から |
| 米国製の表示 | 商品ページの「Made in U.S.A.」の表示とGear Specsで米国製かどうかを確かめるよう案内 |
| 買える器具の幅 | ラック・リグ・バーベル・プレート・ケトルベル・スレッド・プライオボックス・バイク・ローイングなど |
大会の公式器具を担っていることから、競技の練習をする会員が多いジムでは「大会と同じ系統の器具で練習できる」ことを打ち出しやすくなります。一方で、ピンを差して重さを変えるマシンのように初心者が一人で迷わず使える器具は中心ではありません。総合ジムや24時間ジムでは、マシンの補完としてラックやリグを1〜2台入れる使い方になります。
ラック・リグの選び方:シリーズは「互換性」で決める
Rogueのラックは、シリーズごとに柱の穴とボルトの規格がそろっていて、J-カップやセーフティー、懸垂バーなどの付属品も基本的に同じシリーズの中で組み合わせます。最初に選んだシリーズが、あとから足す付属品の選択肢を決めるので、ここが一番大事な判断です。
- RM43・Monster(1インチのボルト):太い柱と太いボルトで、重いスクワット・ベンチプレスが続く競技寄りのジム向け。付属品も重く大きくなります。
- Monster Lite(5/8インチのボルト):柱はMonsterと同じ3×3インチで、ボルトが細いシリーズ。多くの種類の付属品があり、パワー系とファンクショナル系の両方で使われる中間の選択肢です。
- Infinity(2×3インチの柱):柱が細く、狭い部屋にも入れやすいシリーズ。公式サイトの例では、Bolt-Together R-3は高さ約90インチ(約230cm)、奥行き24インチまたは30インチです。
穴の間隔は、ベンチプレスと床からの引き(クリーンプル)の高さだけ1インチおきにし、それ以外を2インチおきにした「Westside」の並びが多くのラックに使われています(R-3の公式ページで確認)。セーフティーやJ-カップの高さを細かく合わせられるので、身長の違う会員が入れ替わるジムでも合わせやすい並びです。
リグ(柱と梁をつないで、何人も同時に使える大型の枠)は、クロスフィット系のジムやグループレッスンでよく使われます。リグは床や壁への固定が前提になる製品があるので、物件の床の構造と、貸し主がアンカーの打ち込みを認めるかを先に確かめます。
バーと小物:ファンクショナル・パワー系ジムでの使い方
ラックと合わせて検討されるのがバーベルです。Rogueの代表的な男性用20kgバー「The Ohio Bar」は、公式ページ(2026年10月23日確認)で、シャフト径28.5mm、引張強さ190,000PSIのシャフト、ウエイトリフティング(IWF)とパワーリフティング(IPF)の両方のローレットの目印、ブロンズのブッシングと説明されています。
| ジムの形 | Rogueで検討しやすい器具 | 考えること |
|---|---|---|
| パワーリフティング寄り | Monster・RM43のラック、20kgバー、スチールプレート | 床の耐荷重・デッドリフトの台・騒音 |
| クロスフィット・ファンクショナル | リグ、バンパープレート、ケトルベル、ボックス、ロープ | 同時に使う人数とリグの長さ |
| パーソナルジム | Infinity・Monster Liteのラック1台、バー、ベンチ | 部屋の広さ・天井の高さ・搬入経路 |
| 総合・24時間ジム | フリーウエイトエリアのラック、プラットフォーム | 無人時間の安全策(セーフティーの使い方の掲示) |
バンパープレートを落とすファンクショナル系のジムでは、ラックそのものより床の対策の費用が大きくなることがあります。ゴムの床材の厚み、プラットフォームの有無、下の階への音と振動は、内装業者と一緒に先に決めておきます。
ラックやバーの候補を、ほかのブランドの業務用マシンと並べて比べられます。業態とエリアの広さに合う器具の組み合わせを考えるときに使ってください。
業務用マシン一覧(19ブランド・154機種)を無料で使う日本で導入するときの注意:輸入の費用と保証
Rogueの公式サイトのよくある質問(2026年10月23日確認)では、米国本土48州の外に送る注文は、注文のあとに追加の送料の連絡が来ることがあり、払わない場合は返金すると案内しています。また、国外の客は到着したときの関税などを負担すると書かれています。商品ページの価格は米国本土への配送を前提にした表示なので、日本での総額は別に見積もる必要があります。
| 確かめること | なぜ大事か | 確認先 |
|---|---|---|
| 送料・関税・消費税の総額 | 重い鉄の器具は送料が大きく、商品代と別にかかる | Rogue、通関業者 |
| 国内での保証・修理 | 部品の交換や不具合の対応を誰がするか | Rogue、購入した販売店 |
| 国内の販売店の扱い | 公式サイトでは日本の正規代理店の案内を確かめられなかった | Rogueに問い合わせ |
| 床の耐荷重・天井高 | ラックの重さとプレートの合計、懸垂バーの高さ | 貸し主・建築士・内装業者 |
| 組み立て・設置 | ボルト締めの品質がそのまま安全に響く | 設置業者 |
開業の資金計画では、マシンをリースで入れる前提の試算が多い一方、海外から直接買う器具はリースの対象にならないことがあります。ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)でも、ファンクショナル60坪・マシン14台の初期費用は3,035万円で、マシンはリースの前提です。輸入の器具を現金で買う場合は、初期費用の配分を自分の条件で組み直してください。実際の費用は物件・地域・見積もりで変わります。
よくある質問
ローグのラックは日本で買えますか?
Rogueの公式サイトは世界に発送すると案内していますが、米国本土の外は追加の送料が後から連絡される形です(2026年10月23日確認)。国内の販売店で扱っている場合もあるため、保証の範囲と合わせて販売店とRogueに確かめてください。
MonsterとMonster Liteはどちらが業務用に向きますか?
柱は同じ3×3インチで、違いはボルトの径(1インチと5/8インチ)です。重い重量を扱う会員が多いならMonster、付属品の選択肢と価格のつり合いを重く見るならMonster Liteが候補になります。付属品はシリーズの中で組み合わせるので、店内でシリーズをそろえると管理が楽です。
ラックを置く部屋の天井はどのくらい必要ですか?
ラックの高さに加え、懸垂やオーバーヘッドの動きをする余裕が必要です。公式サイトのBolt-Together R-3は高さ約90インチ(約230cm)です。製品ごとの高さを確かめ、梁や照明の位置も含めて内装業者と確認してください。
中古のRogueのラックを入れてもよいですか?
中古品は、溶接部のひび・ボルト穴の変形・塗装の下のさびを確かめ、付属品がどのシリーズのものかを確認します。メーカーの保証が引き継がれるかは購入先に確認してください。
出典
- Rogue Fitness「About」(2026年10月23日確認)
- Rogue Fitness「Monster Racks」(シリーズの柱・ボルトの表記)(2026年10月23日確認)
- Rogue Fitness「Bolt-Together R-3」(2026年10月23日確認)
- Rogue Fitness「The Ohio Bar - Black Zinc」(2026年10月23日確認)
- Rogue Fitness「Cart & Checkout FAQ」(2026年10月23日確認)
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
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