【業態別リスト】ジムのマシンは最低限何台?4台〜43台の構成例
ジムのマシンを最低限そろえるときは、業態ごとに「押す・引く・脚・有酸素」の基本の動きが1台ずつできるかで考えます。ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)では、マシンの台数はパーソナルジム15坪で4台、24時間ジム30坪で13台、ファンクショナル60坪で14台、総合ジム120坪で43台です。最初から台数を増やすより、基本の動きがそろう最小の構成で始め、会員の使われ方を見て足す方が、初期費用と月のリース代を抑えられます。実際の費用は物件・地域・見積もりで変わります。
試算モデルのマシン台数(業態別)
「最低限」の考え方:動きで数える
マシンの種類で数えると、似た役割のマシンを重ねて買ってしまいがちです。会員が全身を一通り動かせるかを、次の5つの動きで確かめます。
| 動き | 代表的なマシン・器具 | 1台で兼ねる方法 |
|---|---|---|
| 押す(胸・肩) | チェストプレス、ショルダープレス、ベンチ+バーベル | パワーラック+アジャスタブルベンチ |
| 引く(背中) | ラットプルダウン、シーテッドロー | ケーブルマシン、マルチステーション |
| 脚 | レッグプレス、スミスマシン、パワーラック | パワーラック(スクワット・デッドリフト) |
| 体幹・仕上げ | ケーブル、アブドミナル | ケーブルマシン+マット |
| 有酸素 | トレッドミル、バイク | 業態で台数を決める |
パワーラックとケーブルマシンは、1台で複数の動きを担える「兼ねる力」が大きいマシンです。台数を絞る店ほど、この2つの優先度が上がります。
業態別の最低限リスト(例)
下の表は、試算モデルの台数に合わせて FITPEAK Business が組んだ構成の例です。決まった正解ではなく、会員層とコンセプトで入れ替えてください。
| 業態(試算モデルの台数) | 最低限の構成の例 | 後から足す候補 |
|---|---|---|
| パーソナルジム 15坪(4台) | パワーラック、ケーブルマシン(デュアルプーリー)、アジャスタブルベンチ、有酸素1台。別にダンベル一式 | レッグプレス、ヒップ系のマシン |
| 24時間ジム 30坪(13台) | トレッドミル3・バイク2、パワーラック1、スミスマシン1、ケーブル1、チェストプレス1、ショルダープレス1、ラットプルダウン1、シーテッドロー1、レッグプレス1。別にダンベル・ベンチ | ハックスクワット、脚の単関節マシン、有酸素の追加 |
| ファンクショナル 60坪(14台) | リグ(懸垂・吊り下げ)、ラック2、ケーブル1、ローイングエルゴ2、バイク2ほか有酸素、プラットフォーム。別にケトルベル・メディシンボールなど小物 | 人工芝のレーン、そり、追加のラック |
| 総合ジム 120坪(43台) | 有酸素をまとまった台数、ピン式マシンで全身の部位を一通り、プレート式の主要種目、フリーウエイトのラック複数 | 会員の使われ方を見て部位ごとに追加 |
お金で見る:台数と初期費用・月の費用
ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)の初期費用と月の費用は次のとおりです。マシンはリースの前提で、税・借入の返済は含みません。実際の費用は物件・地域・見積もりで変わります。
| 開業モデル | マシン | 初期費用 | 月の費用 |
|---|---|---|---|
| パーソナルジム 15坪 | 4台 | 1,305万円 | 187万円 |
| 24時間ジム 30坪 | 13台 | 2,370万円 | 202万円 |
| ファンクショナル 60坪 | 14台 | 3,035万円 | 266万円 |
| 総合ジム 120坪 | 43台 | 6,237万円 | 666万円 |
24時間ジム30坪の試算では、月の費用202万円のうちマシンリースは34.3万円です。台数を増やすとリース代も増えるため、1台足すごとに「その台が会員を何人増やすか・何人の退会を防ぐか」を考えて判断します。損益分岐の会員数は、毎月の固定費 ÷(月会費 − 会員1人あたりの変動費)で計算できます。
業務用マシン一覧で業態に合う機種を選び、台数を開業費用・収支シミュレーションに入れると、リース代を含めた月の費用と損益分岐の会員数が自分の条件で計算できます。まずは一覧で候補を決めてみてください。
業務用マシン一覧を無料で使う最初にそろえすぎないためのチェック
- 役割が重なっていないか:スミスマシンとパワーラック、チェストプレスとベンチ台など、同じ動きのマシンが続いていないかを見ます。
- ピークの人数に合っているか:台数は「全会員」ではなく「混む時間に同時にいる人数」で考えます。
- 後から足せる余白があるか:床・電源・通路に、追加の1〜2台分の場所を残しておくと、会員の要望に応えやすくなります。
- 保守の体制:台数が増えるほど点検と修理の手間も増えます。保守を頼める業者を決めてから台数を決めます。
よくある質問
ジムのマシンは何台あれば開業できますか?
業態で大きく変わります。ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)では、パーソナルジム15坪で4台、24時間ジム30坪で13台です。台数より、押す・引く・脚・有酸素の基本の動きがそろうかで考えてください。
最初に優先して入れるマシンはどれですか?
1台で多くの動きを担えるパワーラックとケーブルマシンは、台数を絞る店ほど優先度が上がります。24時間ジムでは、初心者が一人で使いやすいピン式のマシンと有酸素も欠かせません。
マシンを減らして開業費用を下げてもいいですか?
下げられますが、基本の動きが欠けると入会や継続の理由が弱くなります。中古やリースの使い方、後から足す計画と合わせて考えましょう。
出典
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
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