【NG例つき】ジムの口コミの増やし方|自然な頼み方とステマ規制
ジムの口コミを増やすには、実際に通った人に、通い始めて少し経ったころ、口コミのリンクやQRコードを渡して「よければ感想を」と頼むのが基本です。口コミと引き換えに割引や無料の特典を渡すこと、良い評価をしてくれそうな人だけに頼むこと、スタッフにノルマを課すことは、Googleのポリシーで禁止されています(2026年10月23日確認)。店が頼んで書かせた口コミを第三者の感想のように見せると、景品表示法のステルスマーケティング規制の対象になります。
口コミの頼み方:してよいこと・してはいけないこと
- 実際の利用者に、投稿をお願いする
- リンク・QRコードを受付や感謝メールに置く
- 良い・悪いを問わず全員に同じように頼む
- 届いた口コミに返信する
- 口コミと引き換えの割引・無料体験・物
- 満足していそうな人だけに頼む
- その場で書かせる・内容を指定する
- スタッフや家族に書かせる、ノルマを課す
頼むタイミング:満足が見えたときではなく、決まった節目で
口コミは、頼まなければなかなか増えません。ただし、満足していそうな人だけを選んで頼むと、Googleのポリシーにある「肯定的なクチコミを選択的に募る行為」に当たります。そこで、全員に同じ節目で頼む仕組みにします。節目を決めておけば、スタッフの判断で頼む相手が偏ることもありません。
| 節目の例 | 頼む方法 | ひとこと |
|---|---|---|
| 入会から1か月 | 会員へのメール・アプリのお知らせ | 通ってみての感想を、よければ聞かせてください |
| 体験・初回の利用のあと | 受付にQRコードを掲示 | 今日の体験の感想を投稿いただけるとうれしいです |
| パーソナルのコース修了時 | 最後のセッションの終わりに案内 | 今後の参考にしたいので、感想をお寄せください |
| 問い合わせ・相談の対応後 | チャットやメールの最後にリンク | 対応についてのご意見もお待ちしています |
Googleの案内では、口コミをリクエストするリンクやQRコードを作って、領収書・感謝メール・チャットの最後に入れたり、店舗に掲示したりできるとされています。QRコードは現在パソコンのブラウザでのみ作成できます(2026年10月23日確認)。
やってはいけないこと:Googleのポリシーで禁止されている頼み方
Googleマップの投稿は実体験に基づいている必要があり、次のような行為は禁止されています。ジムでうっかりやりがちな形に置きかえて並べます。
| Googleが禁止している行為(要約) | ジムでありがちな例 |
|---|---|
| 口コミの投稿や、否定的な口コミの修正・削除と引き換えにインセンティブを渡す | 「口コミを書いたらプロテイン1杯無料」「星5で翌月500円引き」 |
| 否定的な口コミの投稿を妨げる、肯定的な口コミを選んで募る | アンケートで満足と答えた人にだけ口コミのリンクを送る |
| その場で評価や口コミを書くよう要求・強要する、特定の内容を入れるよう頼む | 受付で書き終わるまで待つ、「トレーナーの名前を入れて」と頼む |
| 一定数の口コミを集めるようスタッフに求める | 「各スタッフ月5件」のノルマ |
| 利益相反に基づく投稿(雇用関係・家族など) | スタッフや家族、取引先に投稿を頼む |
Googleは、こうした投稿を削除するとし、ポリシー違反によってビジネスプロフィールが制限されることがあると案内しています。一方で、インセンティブを渡したり内容に影響を与えようとしたりせずに、実体験に基づく投稿を募ることは許可されています。
ステルスマーケティング規制:店が関わった投稿は広告になる
2023年10月1日から、広告であるのに広告であることを隠す「ステルスマーケティング」は景品表示法違反になっています(消費者庁、2026年10月23日確認)。規制の対象は商品・サービスを提供する事業者(広告主)で、インフルエンサーなど依頼を受けた第三者は対象になりません。つまり、責任を負うのはジムの側です。
- 事業者の表示になる例:消費者庁の運用基準では、事業者が第三者にSNSや口コミサイトに自らの商品・サービスについて表示させる場合が挙げられている
- 事業者の表示にならない例:第三者が自主的な意思に基づく内容として投稿する場合
- 広告とわかる表示の例:「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」といった文言や、「A社から商品の提供を受けて投稿している」といった文章
トレーナーやインフルエンサーに無料で体験してもらい、SNSで紹介してもらう場合は、投稿内容に店が関わるなら広告であることがわかる表示をしてもらいます。Googleの口コミ欄は実体験の感想を書く場所なので、広告として依頼した投稿を口コミ欄に載せてもらうことは避けましょう。判断に迷うときは、消費者庁のQ&Aや弁護士に確認してください。
口コミで入会が増えたとき、売上がどう変わるかを試算できます。月の新規入会数と退会率を入れて、口コミを頼む仕組みづくりにかける時間の目安にしてください。
収益改善シミュレーションを無料で使う増えやすくする工夫:書きやすさと返信
頼み方を守ったうえで、書く人の手間を減らすと投稿は増えやすくなります。
- リンクは1回押せば口コミの画面が開くものを使う(Googleの「クチコミを増やす」から取得)
- 投稿にはGoogleアカウントへのログインが必要なことを、案内に一言添える
- 「良い点も、改善してほしい点も歓迎」と書き、評価の高い口コミだけを求めていないことを伝える
- 届いた口コミには返信する。Googleも、肯定的・否定的の両方があると口コミが信用できると感じられると案内している
口コミの数を毎月記録し、増え方が止まったら、頼む節目が実際に動いているか(メールが送られているか、POPが置かれているか)を確かめます。
よくある質問
口コミを書いてくれた人にお礼の品を渡してもよいですか?
Googleの口コミについては、投稿と引き換えに金銭・割引・無料の商品やサービスを渡すことは禁止されています(2026年10月23日確認)。感謝は返信の言葉で伝えましょう。
スタッフに口コミを頼んでもらってもよいですか?
スタッフが会員に投稿をお願いすること自体は可能ですが、一定数を集めるノルマを課すことや、スタッフの名前など特定の内容を入れるよう頼ませることは、Googleのポリシーで禁止されています。スタッフ本人や家族が投稿するのも避けます。
アンケートで満足した人にだけ口コミを頼むのはだめですか?
Googleは、肯定的な口コミを選択的に募る行為を禁止しています。アンケートの結果にかかわらず、全員に同じように口コミのお願いを送る形にしてください。
インフルエンサーに紹介してもらうときの注意は?
投稿内容に店が関わる場合は事業者の広告になり、「広告」「PR」など広告とわかる表示が必要です(消費者庁の運用基準、2026年10月23日確認)。責任を負うのは依頼した店の側です。
出典
- Google マップ「禁止または制限されているコンテンツ」(2026年10月23日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」(2026年10月23日確認)
- 同「リンクまたは QR コードを作成してクチコミをリクエストする」(2026年10月23日確認)
- 消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」(2026年10月23日確認)
- 消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準(PDF)(2026年10月23日確認)
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