【新品・中古・リース比較】レンタルジムの設備|最初にそろえる器具
レンタルジムの設備は、パワーラック・ベンチ・ダンベルなど、トレーナーが毎回使う基本の器具から先にそろえます。
そろえ方は新品の購入・中古・リースの3つです。初期費用を抑えたいならリース、使い方が固まっているなら購入と、お金の出方で選びます。ジム開業ナビの試算モデルはマシンをリースで計算しています。
レンタルジムの設備は3段階でそろえる
最初にそろえる設備と、後回しにする設備
レンタルジムの借り手は、自分のお客さまに指導するトレーナーが中心です。指導で使う頻度が高い器具を先に置き、使われるか見極めてから足します。
| 順番 | 設備 | ねらいと注意 |
|---|---|---|
| 先 | パワーラック・ベンチ・バーベル・プレート | ほとんどの借り手が使う。床の補強と防音マットとセットで考える |
| 先 | ダンベル・マット・ミラー | 種目の幅が広がる。置き場所と床の傷に注意 |
| 先 | スマートロック・カメラ・予約決済 | 無人で貸すための前提。カメラを置く旨は掲示する |
| 後 | ケーブルマシン・スミスマシン | 選ばれる理由になるが、高さと重さを部屋に合わせて確認する |
| 後 | 有酸素マシン | 場所をとり、メンテナンスも要る。借り手の要望を聞いてから |
| 後 | シャワー・サウナなど | 給排水の工事費が大きい。回収の見通しが立ってから |
どの機種を置けるかは、部屋の広さと天井で決まります。業務用マシン一覧では、19ブランド・154機種から寸法や重さを見比べられます。
置きたい機種を選ぶと、ブランドごとの特徴と寸法を並べて比べられます。部屋に入る機種かを、買う前に確かめてください。
業務用マシン一覧で機種を比べる(無料)最終の金額は、販売店やリース会社の見積もりで確かめます。
新品・中古・リースの比べ方
手元のお金、使う期間、故障のときの負担で向き不向きが分かれます。
| 方法 | お金の出方 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 新品を購入 | 最初にまとめて支払う | 長く同じ器具を使う人 | 初期費用が大きい。使わなくなっても残る |
| 中古を購入 | 最初の支払いを抑えられる | 基本の器具を安くそろえたい人 | 状態の差が大きい。保証や保守の有無を確かめる |
| リース | 月々の支払い | 手元のお金を残したい人 | 中途解約の条件は契約で決まる。総額は購入と見比べる |
総額は、次の式で比べます。
- 購入の総額 = 本体価格 + 搬入・設置 + 保守 − 売却できる金額
- リースの総額 = 月額 × 契約月数 + 保守(契約に含まれない場合)
ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)の24時間ジム30坪では、マシンのリースが月34.3万円、マシン13台です。1台あたり約2.6万円(月額を台数で割った計算)になります。
リース期間を5年(60か月)と仮定すると、総額は約2,058万円です。これは24時間ジムの例で、レンタルジムの台数とは違います。自分の台数と見積もりで計算し直してください。
あわせて、マシンの搬入・設置費は同じ試算で92.6万円です。台数が少ない場合は、搬入の費用が1台あたりで重くなることがあります。
税の扱いと中古の注意
器具の取得には、税の特例が使えることがあります。内容は年度で変わるため、税理士に確認してください。
| 項目 | 確かめたこと(2026年10月確認) |
|---|---|
| 少額減価償却資産の特例(青色申告) | 2026年4月1日以後に取得した資産は、1個40万円未満が対象(2029年3月31日まで)。それより前は30万円未満。年合計300万円の上限は国税庁で確認 |
| 中古資産の耐用年数 | 国税庁のタックスアンサーNo.5404(令和8年4月1日現在)。見積もった使用可能期間、または簡便法で算定できる。簡便法は、法定耐用年数の全部を過ぎた資産なら法定耐用年数の20%の年数 |
| リース契約 | 契約の中身で税の扱いが変わる。リース会社と税理士に確認 |
中古の器具を買うときは、使用年数と法定耐用年数を確かめておくと、償却の年数を決めやすくなります。簡便法には、中古資産に大きな改修をした場合に使えない条件があります。
設備選びで失敗しやすい点
- 借り手の使い方を見ずに高額な器具を入れる:使われないと、リースの月額や購入代金だけが残る
- 寸法を測らずに決める:天井や搬入口で入らない機種が出る
- 保守を考えない:無人の時間に故障すると、予約を受けられず、返金の対応も起きる
- 安全の備えを後回しにする:けがの際の対応や掲示を、利用規約と設備の両方で決める
- 中古の状態を現物で見ない:ケーブルの傷み、ぐらつき、ネジの緩みは写真ではわかりにくい
反対に、借り手が増えてから器具を足す進め方なら、失敗しても損失は小さく済みます。最初は基本の器具に絞り、予約の動きと借り手の声を見て決めます。
よくある質問
レンタルジムに最低限必要な器具は何ですか?
パワーラック、ベンチ、バーベルとプレート、ダンベル、床のマットが基本です。借り手の指導内容で変わるため、開業前に借り手の候補へ聞いてから決めます。
中古のマシンは買ってよいですか?
状態を現物で確かめられ、保証や保守の条件がはっきりしていれば選択肢になります。税の扱い(耐用年数)は税理士に確認してください。
リースと購入はどちらが得ですか?
一概には言えません。手元のお金を残せるのはリースで、総額の見通しが立てやすいのは購入です。上の式で、自分の見積もりを入れて比べてください。
器具は借り手が持ち込んでもよいですか?
認めるなら、利用規約で責任の範囲と保管の場所を決めます。持ち込んだ器具の事故や破損の扱いは、弁護士に確認してください。
出典
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
- 国税庁 タックスアンサー No.5404 中古資産の耐用年数(令和8年4月1日現在、2026年10月確認)
あわせて読む
このジムの近くで、一緒にトレーニングする仲間を探せます
同じジムに通う人どうしで、補助やフォームチェックをし合える合トレ相手を見つけられます。写真・レベル・自己紹介を登録すると、同じ県の仲間と「合トレしたい」でつながり、チャットで日時を決められます。連絡先はお互いが承認するまで出ません。
公式LINEを友だち追加すると、合トレナビのURLが届きます(無料)。18歳以上・合トレ目的の方のみ。