【規格の違い】パワーラックの柱サイズと穴間隔|2×2と3×3で付属品が付かない理由
当ページは、アフィリエイトリンクを含みません。仕様は海外メーカーの公式ページを2026年10月に確認した内容で、国内で売られている商品の仕様ではありません。
パワーラックを選ぶとき、多くの人は高さ・幅・耐荷重を見ます。ところが、買ったあとに困るのは、Jカップやセーフティなどの付属品が付かないことです。
原因は、柱の大きさ、穴の太さ、穴の間隔が機種ごとに違うことです。この記事は、その3つの数字を、REPとRogueの公式仕様で比べます。
トップ画像:Rogue Fitness 公式商品ページ(RML-390F)より
パワーラックは、柱の大きさ・穴径・穴の間隔の3つが同じ付属品しか付きません。ラック本体より先に、この3つの数字を確かめてください。
- REPとRogueの柱は、2×2インチ(約51mm角)から3×3インチ(約76mm角)まであります。
- 穴の間隔は、3インチ・2インチ・ウエストサイド型(1インチと2インチの組み合わせ)があります。
- Rogueは、付属品は他のシリーズに付かないと説明しています。
- 国内の商品も、3つの数字が書かれているかを買う前に見ます。
FITPEAK NAVIに移動します。価格は変わることがあります(2026年10月確認)。
付属品が付くかを決める3つの数字
ラックの付属品は、柱に差し込む、または柱の穴にピンを通して固定します。だから、次の3つが合わないと付きません。
| 数字 | 意味 | 合わないと |
|---|---|---|
| 柱サイズ | 柱の断面の寸法 | 付属品が付かない |
| 穴径 | ピンが通る穴の太さ | ピンが入らない |
| 穴の間隔 | 穴と穴の距離 | 高さの刻みが変わる |
3つ目の穴の間隔は、付かないというより、バーの高さをどれだけ細かく選べるかに関わります。
写真はREPのPR-1100です。柱に大きな丸穴が縦に並び、番号が刻まれています。公式の仕様では、穴径が1インチ(約25mm)、穴の間隔が3インチ(約76mm)です。
REPの3機種とRogueの4シリーズを並べる
公式ページに書かれた数字を、そのまま並べます。まず、REPの3機種です。
| 機種 | 柱 | 穴径 | 穴の間隔 |
|---|---|---|---|
| PR-1100 | 2×2インチ | 1インチ | 3インチ |
| PR-4000 | 3×3インチ | 5/8インチ | 1〜2インチ |
| PR-5000 | 3×3インチ | 1インチ | 2インチ |
※PR-4000の穴の間隔は、ベンチの高さの区間が1インチ、そのほかが2インチです。PR-5000は、公式の説明では「Lowered J-Cups」を使うと全体を1インチ間隔にできます。
次に、耐荷重と鋼材の厚みです。PR-1100は2×2インチの柱で、鋼材は14ゲージです。
| 機種 | 耐荷重 | 鋼材 |
|---|---|---|
| PR-1100 | 700ポンド(約318kg) | 14ゲージ |
| PR-4000 | 1,000ポンド(約454kg) | 11ゲージ |
| PR-5000 | 1,000ポンド(約454kg) | 11ゲージ |
※耐荷重は、公式ページの「Rackable Capacity」。ポンドをkgに換算した値です(1ポンド=約0.4536kg)。
次は、Rogueの4シリーズです。Rogueの公式ガイドでは、シリーズごとに柱と穴の並びが違うと書かれています。
| シリーズ | 柱 | 穴の並び |
|---|---|---|
| Monster | 3×3インチ | 2インチ間隔 |
| Monster Lite | 3×3インチ | ウエストサイド |
| Infinity | 2×3インチ | ウエストサイド |
| RM-43 | 4×3インチ | 2インチ間隔 |
※ウエストサイドは、ベンチとクリーンの区間が1インチ間隔、そのほかが2インチ間隔の並びです(Rogue公式ガイド)。
写真はPR-4000で、3×3インチの柱にプレート収納とセーフティを付けた例です。
トップ画像のRogue RML-390Fには、「3×3 11ゲージ」と「ウエストサイド穴間隔」が注記されています。メーカーは、柱の寸法も穴の並びも、仕様として数字で示しています。
穴の間隔で、バーの高さの選び方が変わる
穴の間隔が狭いほど、バーの高さを細かく選べます。ベンチプレスでは、バーを外す高さを体に合わせる必要があります。
そのため、ラックによっては、ベンチ付近だけ穴を細かくしています。それがウエストサイド型です。
REPは、PR-4000の1インチ区間について、正確なラックアップの高さのためと説明しています。Rogueもウエストサイド型を、細かい調整のための並びとしています。
ただし、細かいほどよいとは限りません。穴が細かい柱でも、付属品が付かなければ使えません。間隔は3つ目に見る数字です。
付属品はシリーズごとの専用品になる
Rogueの公式ガイドは、ラックの付属品は互換ではないと明記しています。シリーズごとに柱の大きさ、穴の並び、穴径が違うためです。
実例として、Monster用のJカップは、Monster Lite用のラックには付きません。逆も同じです。
ラックと付属品は、同じシリーズの専用品かを確かめます。REPは商品ページに「Attachment Series(付属品のシリーズ)」を書いています。PR-4000は4000、PR-5000は5000です。
写真は、PR-5000にセーフティ、ケーブル、プレート収納を付けた例です。REPは、PR-5000を「最も構成を変えやすいシステム」と説明しています。
拡張を考えるなら、最初のラックを選ぶ段階で、付属品の種類が多い柱かを見ます。後から買い足したいのが、セーフティなのか、ディップなのか、プレート収納なのかを先に決めておくと選びやすくなります。
セーフティの種類と使い方は、Rogueの公式ガイドに詳しい説明があります。ピンとパイプ、ストラップなどの種類が紹介されています。
買う前に確かめる6項目
国内で売られている商品でも、確認する項目は同じです。商品ページに数字が書かれていなければ、販売店に問い合わせます。
- 柱の寸法:断面が何×何か。ミリ表記ならインチに換算します。
- 穴径:ピンの太さが合うか。
- 穴の間隔:ベンチ付近が細かいか。
- 耐荷重:ラックそのものの値か、バーを掛けたときの値か。
- 床への固定:固定が必要か、不要か。
- 付属品の型番:欲しい付属品が、そのラック用か。
耐荷重は、同じ数字でも意味が違うことがあります。REPは「Rackable Capacity(ラックに掛けられる重さ)」と書いています。比べるときは、言葉の意味をそろえます。
ラックの置き方や部屋の広さは、パワーラックとハーフラックの違いで実寸を比べています。天井の高さはホームジムの天井高の記事が参考になります。
どのラックから見るか:迷ったときの順番
最初に決めるのは、将来どこまで付属品を足すかです。次の3つの考え方で絞れます。
| 考え方 | 見る数字 |
|---|---|
| 本体だけで始める | 耐荷重と設置の条件 |
| 付属品を足したい | 柱と穴径の同じ品の数 |
| ベンチ中心で使う | ベンチ付近の穴の間隔 |
REPのPR-1100は、公式FAQで床に固定できず、バンドペグの穴もありません。重さは130ポンド(約59kg)です。固定できないぶん、バンドを使う種目は勧められていません。
これは欠点というより、設置条件の違いです。賃貸で固定できない場合は、固定の可否が先に決める条件になります。詳しくはホームジムは賃貸でも作れる?をご覧ください。
ラックの種類そのものに迷う場合は、パワーラックのおすすめとハーフラックのおすすめから読むと整理しやすくなります。
※この規格の考え方は、バーベル側にもあります。シャフトの太さとプレートの穴の関係は、バーベルとプレートの互換性で説明しています。
よくある質問
2×2インチと3×3インチの柱は、何が違いますか。
柱の断面の大きさと、鋼材の厚みが違います。
REPのPR-1100は2×2インチの14ゲージ、PR-4000とPR-5000は3×3インチの11ゲージです。ゲージは数字が小さいほど厚い鋼材を指します。
公式のラック耐荷重は、PR-1100が700ポンド、PR-4000とPR-5000が1,000ポンドです。
他社のJカップやセーフティは、付きますか。
公式ページで確認できたのは、同じメーカーでもシリーズごとに専用品を使うという点までです。Rogueは「付属品は他のシリーズに付かない」と説明しています。メーカーをまたぐ互換は確認できていないので、買う前に販売店へ問い合わせてください。
穴の間隔は、細かいほどいいのですか。
細かいほど、バーの高さを細かく合わせられます。REPはPR-4000の1インチ区間を「正確なラックアップの高さのため」と説明しています。ただし、柱の大きさや穴径が合わなければ付属品は付きません。間隔は、3つの数字のひとつとして見てください。
国内の商品は、インチ表記ですか。
海外メーカーの仕様はインチ表記です。国内で売られる商品は、ミリ表記の場合もあります。換算は1インチ=25.4mmです。柱・穴径・穴の間隔のどれかが書かれていない商品は、販売店に確認してから買う方が安全です。
ラックは、床に固定しないといけませんか。
機種で違います。Rogueは、多くのMonsterとMonster Liteは床に固定が必要と説明しています。フラットフット型は、固定しない設計です。
REPのPR-1100は、公式FAQで「ボルト固定はできない」とされています。賃貸の確認点は、ホームジムは賃貸でも作れる?の記事にまとめています。
ラックを選ぶときは、柱の大きさ・穴径・穴の間隔の3つを、数字で確かめます。この3つが合う付属品だけが付きます。
REPのPR-1100は2×2インチ、PR-4000とPR-5000は3×3インチです。Rogueはシリーズごとに柱と穴の並びが違い、付属品は他のシリーズに付きません。
外部のFITPEAK NAVIに移動します。表示価格は更新で変わります。
出典
- REP Fitness 公式:PR-1100 Power Rack(2026年10月確認)
- REP Fitness 公式:PR-4000 Power Rack(2026年10月確認)
- REP Fitness 公式:PR-5000 Power Rack(2026年10月確認)
- Rogue Fitness 公式:How to Use a Rogue Rack Safely & Effectively(2026年10月確認)
- Rogue Fitness 公式:RML-390F Flat Foot Monster Lite Rack(2026年10月確認)
この記事は、FITPEAK NAVI編集部が海外メーカーの公式ページをもとに作成しました。国内で売られている商品の仕様ではありません。価格や仕様は変わることがあります。
コメント
この記事について思ったことを書けます。誤解を招くのを避けるため、誘導のある宣伝、他者への中傷、個人情報、法令に反する内容は公開しません。体調や治療に関わる判断は、必ず専門家にご相談ください。