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間接ボリュームの数え方をベンチと三頭筋で比べる

【係数で6倍】間接ボリュームの数え方をベンチと三頭筋で比べる

ベンチプレスは、三頭筋に何セット分と数えればよいのでしょうか。間接ボリュームの数え方は、1つの係数を変えるだけで、必要な直接セットが大きく変わります。その差を、同じメニューで検算します。

間接ボリュームの数え方は、押す種目や引く種目のセットに係数をかけて足す方法で、係数を0・0.5・1で変えると三頭筋の週セット数は2〜12セットに変わります。

  • 同じメニューでも、係数0なら2セット、係数1なら12セットです
  • 係数0.5なら7セットで、2つの中間になります
  • 二頭筋の研究では、ロウはカールの約0.47でした
  • どの係数が正しいかは、研究では決まっていません

数え方を決めたら、腕と胸の総負荷量の推移を部位別グラフで確かめられます。ダウンロードは無料です。

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同じメニューでの三頭筋の週セット数(係数別)

係数0
2セット
係数0.5
7セット
係数1
12セット
出典・作図: FITPEAK × Souhuka(計算例。押す種目10セット、直接2セット)

間接ボリュームの係数で、三頭筋の週セット数は6倍変わる

間接ボリュームとは、狙っていない種目で、その筋肉に入るセット数のことです。たとえば、ベンチプレスは胸の種目ですが、三頭筋も使います。

例として、次の1週間のメニューで考えます。

種目 週のセット 三頭筋への関わり
ベンチプレス 4セット 間接
インクラインダンベルプレス 3セット 間接
ショルダープレス 3セット 間接
三頭筋の直接種目 2セット 直接

押す種目は、合計で10セットです。この10セットを、係数で三頭筋に換算します。

係数 計算 三頭筋の合計
0(直接のみ) 2+10×0 2セット
0.5 2+10×0.5 7セット
1(全部数える) 2+10×1 12セット

同じメニューなのに、2セットから12セットまで、6倍の差です(12÷2)。筋肥大の目安は週10セット以上なので、係数0なら不足、係数1なら十分に見えます。

米国スポーツ医学会(ACSM)が2026年の指針で、1筋群あたり週10セット以上を示しました。どの係数で数えるかで、この目安を満たすかどうかが逆転します。

研究から見える係数の幅:0.47から1.05

二頭筋では、引く種目が間接的に入る量を調べた研究があります。

研究 対象 わかったこと
Mannarino他(2021年) 未経験の男性10人、8週間 ロウの筋厚の増加は、カールの約0.47
Gentil他(2015年) 未経験の男性29人、10週間 ラットプルダウンは、カールとほぼ同じ

Mannarino他では、肘を曲げる筋肉の筋厚が、カールで11.06%、ロウで5.16%増えました。5.16÷11.06で約0.47です。

Gentil他では、ラットプルダウンだけの群が約6.1%、カールだけの群が約5.8%でした。6.1÷5.8で約1.05です。

つまり、引く種目の係数は、0.5前後から1前後まで幅があります。種目の選び方や、鍛えた経験で変わる可能性があります。

三頭筋では、クローズグリップベンチプレスの筋活動が、8種目で最も低い側でした(経験のある女性15人の筋電図)。押す種目の係数は、0.5以下の可能性もあります。

係数の決め方:まず0.5で始めて、記録で直す

研究で決まった係数がないので、自分の記録で直します。手順は、次の3つです。

  1. まず、係数0.5で数えます。二頭筋の研究の中間に近い値です
  2. 4週間続けて、腕の重さと回数が伸びているかを見ます
  3. 伸びが止まったら、係数を0に近づけて、直接のセットを足します

反対に、腕のセットを増やしても疲れが抜けないなら、係数を大きくして、直接のセットを減らします。

どの係数でも構いません。毎週同じ係数で数え続けることが、いちばん大切です。係数を途中で変えると、前週との比較ができなくなります。

記録は、Souhukaの部位別グラフで確かめられます。腕と胸の総負荷量の推移を並べて見られます。登録なしで試すなら、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版も使えます。

間接ボリュームの数え方の弱点と、向かない人

  • 係数は、研究で決まった数字ではありません
  • 二頭筋の2つの研究は未経験の男性で、人数も少なめです
  • 三頭筋の係数を直接調べた筋肥大の研究は、今回の確認では見つかりませんでした
  • 係数をかけると、実際には不足していても足りて見えます

つまり、間接ボリュームは、直接のセットをサボる言い訳には使いません。伸ばしたい部位には、直接のセットを一定数確保します。これは、数え方に頼りすぎないための歯止めです。

向かない人もいます。計算が負担になる人は、直接のセットだけを数える(係数0)方法でも構いません。肘や肩に痛みがある人は、数え方より先に医師へ相談してください。

よくある質問

間接ボリュームは何倍で数えればよいですか

決まった係数はありません。まず0.5で始めて、4週間の記録で見直します。腕の伸びが止まったら、直接のセットを足します。

ベンチプレスは三頭筋に何セット分ですか

係数0.5なら、ベンチ4セットで2セット分です。ただし、これは目安です。三頭筋の筋活動が低い研究もあるため、0.5以下になる人もいます。

間接ボリュームを数えると、セット数は多くなりすぎませんか

係数1で全部数えると、実際より多く見えます。係数を小さくするか、直接のセットだけを数える方法もあります。大切なのは、毎週同じ数え方を続けることです。

まとめ

  • 間接ボリュームは、係数をかけて足します
  • 係数0・0.5・1で、三頭筋は2・7・12セットに変わります
  • 研究では、引く種目の係数は0.47から1.05でした
  • まず0.5で始め、記録で見直します
  • 数え方は、毎週同じにそろえます

週次レポートで、今週の総負荷量と先週比を確かめられます。数え方を変えたときの比較にも使えます。

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出典

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