【+2セット】中級者の筋トレボリューム、停滞を超える量の増やし方と4週の計算
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中級者になると、同じメニューを続けても伸びが止まる時期が来ます。中級者の筋トレボリュームを、どう増やせば停滞を超えられるのか、4週の計算で整理しました。
中級者の筋トレボリュームは、週のセット数を2セットずつ増やし、4週目に半分へ戻す方法で、停滞を超えられるか試せます。
- 胸なら週10→12→14セットと増やし、4週目は7セットに戻します
- 経験者の研究では、筋肥大は量が多いほど伸びる傾向がありました
- 筋力は、量を増やしても差が出なかった研究があります
- 増やしすぎると、かえって伸びが鈍る可能性もあります
重量・回数・セットを入れるだけで、週ごとの総負荷量を自動計算します。先週比も記録画面と週次レポートで確認できます。ダウンロードは無料です。
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胸の4週計画(ベンチプレス60kg×8回の場合)
この記事でわかること
- 週2セットずつ増やす4週の計画と総負荷量
- 経験者の研究が示す、量と筋肥大・筋力の関係
- 量が原因でない停滞の見分け方
- 増やしすぎの注意点
中級者は週2セットずつ増やし、4週目で戻す
胸を週10セット行っている人が、量を増やす例です。ベンチプレス60kgを8回行うセットを基準にします。1セットは60×8=480kgです。
| 週 | 週のセット数 | 総負荷量 |
|---|---|---|
| 1週目 | 10セット | 4,800kg |
| 2週目 | 12セット | 5,760kg |
| 3週目 | 14セット | 6,720kg |
| 4週目 | 7セット | 3,360kg |
検算します。480×10=4,800kg、480×12=5,760kg、480×14=6,720kgです。4週目は14セットの半分の7セットで、480×7=3,360kgになります。
3週目の6,720kgは、1週目より40%多い量です。6,720÷4,800で1.4倍になります。
4週目に半分へ戻すのは、疲れを抜くためです。NSCAの実践ガイドは、デロードを4〜8週ごとに5〜7日間、量を25〜90%減らす幅で示しています。効果を裏付ける研究の質には限界がある、とも注記されています。
デロードの考え方は、デロードの必要性を解説した記事が詳しいです。
経験者の研究が示す、量と筋肥大・筋力の関係
中級者に近い、筋トレ経験者を対象にした研究が2つあります。結果は少し違います。
| 研究 | 対象と内容 | 結果 |
|---|---|---|
| Schoenfeld他(2019年) | 経験のある男性34人、8週間。1回あたり1・3・5セット | 筋力は差なし。筋肥大は量が多い群が大きい |
| Heaselgrave他(2019年) | 経験のある男性49人、6週間。二頭筋を週9・18・27セット | 群間に有意差なし。18セット群が最も伸びた |
1つ目の試験では、筋力の伸びは1・3・5セットで差がありませんでした。筋肥大は、測定した部位のうち3か所で、量が多い群が大きく伸びました。筋トレ経験者のデータでは、量は筋肥大に効きやすく、筋力には効きにくいと読めます。
2つ目の試験では、筋肉の厚みの増加が次のとおりでした。
- 週9セット群:4.3%
- 週18セット群:9.5%
- 週27セット群:5.4%
群間に統計的な有意差はありませんでした。ただし、27セットが18セットを上回らなかった点は、増やしすぎの目安になります。
67研究2,058人のメタ回帰でも、セット数を増やすほど効果は伸びますが、伸び幅は小さくなると示されています。詳しくは頭打ちを示したメタ回帰の解説をご覧ください。
これらの研究は、期間が6〜8週と短く、対象も限られます。「この量が正解」とは言えません。自分の前回比を見ながら調整してください。
量を増やしても解決しない停滞の見分け方
停滞の原因は、量だけではありません。次の表で、どこから見直すかを決めます。これは編集部の見立てで、研究で決まった基準ではありません。
| 状況 | 疑う点 | 最初の対応 |
|---|---|---|
| 筋肥大が止まり、週セットが10未満 | 量の不足 | 週2セットずつ増やす |
| 筋力が止まり、セットは十分 | 量以外の要因 | 量は増やさず、重量の刻みを見直す |
| 前回比が下がり、疲れが抜けない | 回復の不足 | デロードで量を半分に |
| 数か月、同じ種目と回数 | 変化の不足 | 回数を1回増やす |
期分け(ピリオダイゼーション)に切り替えても、筋肥大は変わりにくいという結果があります。総ボリュームをそろえた35研究のメタ分析で、筋肥大に差はなく、最大筋力にだけ小さな上乗せが見られました。詳しくは期分けを比べたメタ分析の解説をご覧ください。
量以外で伸びを作る方法は、回数を1回増やすことです。回数を増やして進める方法は、重量を上げる方法と、筋肉の厚みの伸びがほぼ同等でした。
この週ごとの変化は、Souhukaの部位別グラフで確認できます。胸・背中・脚など8部位の総負荷量の推移が並ぶので、どの部位が止まっているかが見つかります。
手計算が面倒なら、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版も使えます。
中級者の増量計画が向かない人と、注意点
次の人には、量を増やす計画は向きません。
- すでに前回比が下がり続けていて、疲れが抜けない人
- 睡眠が短い、または食事量が足りない人(量を増やす前に見直します)
- 関節や腱に痛みがある人
一度に2つ以上の部位で量を増やすのも避けてください。回復が追いつかなくなります。増やすのは、いちばん伸ばしたい1〜2部位に絞ります。
痛みがあるときは中止し、持病やケガがある場合は医師や理学療法士に相談してください。
よくある質問
中級者の筋トレは、週何セットが目安ですか
ACSMの2026年の指針は、筋肥大の目安を1筋群あたり週10セット以上としています。中級者は、そこから週2セットずつ増やして反応を見ます。14セットを超える場合は、疲れの管理が必要です。
中級者の筋トレで、停滞したらまず何を変えますか
筋肥大が止まったなら、週のセット数を確認します。10セット未満なら増やします。筋力が止まったなら、量を増やしても変わらない可能性があるため、重量の刻みや回数を見直します。
中級者は、毎週セット数を増やし続けてよいですか
おすすめしません。3週続けて増やしたら、4週目に量を半分ほどに戻します。増やし続けると、疲れがたまり、前回比が下がる原因になります。
中級者の筋トレは、週何回が目安ですか
同じ部位を週2回が基本です。NSCAは、中級者に週3〜4日の上下分割を挙げています。詳しい組み方は、週4回の上下分割を解説した記事が参考になります。
まとめ
- 中級者は、週2セットずつ増やし、4週目に半分へ戻す方法を試せます
- 胸の例では、週10→14セットで総負荷量は4,800kgから6,720kgです
- 経験者の研究では、量は筋肥大に効き、筋力には差が出ませんでした
- 増やしすぎや、量以外の原因にも注意します
記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。量を増やした週の伸びと、戻した週の回復を、ひと目で確かめられます。
Souhukaで記録を始めて前回比を見るAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
出典
- Schoenfeld BJ et al. Medicine and Science in Sports and Exercise(2019年)。経験のある男性34人、8週間(2026年10月確認)
- Heaselgrave SR et al. International Journal of Sports Physiology and Performance(2019年)。経験のある男性49人、6週間(2026年10月確認)
- Pelland JC et al. Sports Medicine 56(2):481-505(2026年)。67研究2,058人(2026年10月確認)
- Moesgaard L et al. Sports Medicine 52(7):1647-1666(2022年)。期分けのメタ分析、35研究(2026年10月確認)
- 総負荷量計算 by Souhuka(FITPEAK LAB)(2026年10月確認)