【総負荷量は22%】レッグエクステンションのボリューム配分
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レッグエクステンションの総負荷量は、レッグプレスに比べて小さくなります。重さが軽いからです。それでも、外してよいとは限りません。この記事では、週10セットの配分と、研究の読み方を整理します。
レッグエクステンションのボリュームは、週10セットのうち4セットで総負荷量の22%ほどですが、大腿直筋を伸ばす役割はレッグプレスと別です。
- 120kgのレッグプレスと50kgのレッグエクステンションでは、1セットの総負荷量が約42%です
- 週10セットを6セットと4セットに分けると、総負荷量は11,040kgです
- そのうちレッグエクステンションは2,400kgで、約22%にとどまります
- 17人の12週試験では、大腿直筋の増加が13.2%と1.1%でした
重量・回数・セットを入れるだけで総負荷量を自動計算します。種目別の前回比で、軽い種目の伸びも確かめられます。
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週の総負荷量の配分(kg、週10セット)
この記事でわかること
- レッグプレスとの総負荷量の差
- 週10セットを2種目に配分する
- 大腿直筋と、膝を深く曲げた位置
- 膝の弱点と、向かない人
レッグエクステンションの総負荷量は、週で22%にとどまる
計算例を2つ置きます。レッグプレスは120kgを12回、レッグエクステンションは50kgを12回です。1セットの総負荷量は、次のとおりです。
| 種目 | 計算 | 1セット |
|---|---|---|
| レッグプレス | 120kg×12回 | 1,440kg |
| レッグエクステンション | 50kg×12回 | 600kg |
600÷1,440で、レッグエクステンションは約42%です。同じ12回でも、重さが軽いので、数字は小さく出ます。
次に、週10セットを配分します。ACSMの2026年の指針(137件のレビュー)は、筋肥大には部位ごとに週10セット以上が有利と整理しています。ここでは、レッグプレス6セットとレッグエクステンション4セットにします。
| 種目 | 計算 | 週の総負荷量 |
|---|---|---|
| レッグプレス 6セット | 1,440kg×6 | 8,640kg |
| レッグエクステンション 4セット | 600kg×4 | 2,400kg |
| 週の合計 | 8,640+2,400 | 11,040kg |
検算します。2,400÷11,040で、約22%です。セット数は4割を占めますが、総負荷量では2割強です。
2日に分けるなら、1日あたりレッグプレス3セットとレッグエクステンション2セットです。1日の総負荷量は、4,320+1,200=5,520kgになります。
総負荷量が小さくても、大腿直筋は別に数える
立命館大学の木下氏らは、トレーニング未経験の17人で、片脚をレッグエクステンション、反対の脚をレッグプレスにしました。負荷は1RMの70%で、10回を5セットです。これを週2回、12週続けています。
| 部位 | エクステンション | プレス |
|---|---|---|
| 大腿直筋 | +13.2% | +1.1% |
| 大腿四頭筋全体 | +7.1% | +4.9% |
| 大殿筋 | 増えず | +15.4% |
| 大内転筋 | 増えず | +6.2% |
大腿四頭筋全体の差は、統計的にはありませんでした。大腿直筋だけが、レッグエクステンションで大きく増えています。
一方、レッグプレスは大殿筋と大内転筋も増やしました。つまり、2つの種目は代わりになりません。
ここから、記録の見方が決まります。総負荷量が小さいからといって、レッグエクステンションを削る判断はしません。種目別に、前回と比べて増えているかを見ます。
また、2つの種目の重さは比べられません。マシンによって負荷のかかり方が違うからです。同じマシンで、前回の自分と比べてください。
Souhukaの記録画面では、種目ごとの前回の重量と回数が出ます。部位別グラフで脚の合計の流れを見て、種目別の前回比と使い分けられます。
手計算が面倒なときは、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版が使えます。
膝を深く曲げた位置まで使って、回数を数える
Pedrosa氏らの2022年の研究では、トレーニング経験のない女性45人を、膝の角度ごとの群に分けました。全範囲、深く曲げた側の半分、伸ばした側の半分、日替わり、運動しない群です。
その結果、深く曲げた側の半分で行った群は、太ももの一部で筋断面積の伸びが他の群より大きくなりました。伸ばした側の半分だけの群は、一部の部位で運動しない群と差がありませんでした。
この結果から、重すぎて上半分しか動かせない状態は、避けたほうがよいと言えます。50kgで12回を数えるなら、深く曲げた位置からの12回です。
- 深く曲げた位置から動かした回数だけを数える
- 上半分だけの回数は、別の記録にする
- 重さを上げるより、全範囲で回数を増やす
この数え方なら、総負荷量の数字がそのまま、刺激の目安として働きます。
膝の弱点と、向かない人
この考え方にも弱点があります。木下氏らの研究は、トレーニング未経験の17人が対象です。経験者に同じ結果が当てはまるかは、わかっていません。
また、Escamilla氏らの1998年の研究では、前十字靭帯の張力は、レッグエクステンションで膝が伸びきる近くに見られました。膝に不安がある人は注意してください。
- 回転軸と膝の位置を合わせる
- 反動で蹴り上げない
- 膝を勢いよく伸ばしきらない
向かない人もいます。膝のけがや手術の後の人は、医師や理学療法士の指示に従ってください。運動中や運動後に膝に痛みや腫れが出たら、中止します。
痛みが続くときは、医療機関を受診してください。持病がある人も、始める前に医師へ相談しましょう。
よくある質問
レッグエクステンションは総負荷量が小さいので不要ですか
不要とは言えません。17人の12週試験では、大腿直筋がレッグエクステンションで13.2%増え、レッグプレスでは1.1%でした。総負荷量の大小で種目の価値は決まりません。
レッグエクステンションは何セットが目安ですか
週に2〜4セットが目安です。10〜15回で限界の1〜3回手前になる重さにします。レッグプレスやスクワットと合わせて、大腿四頭筋の週10セット前後を目指します。
レッグプレスと重さを比べてもよいですか
比べないでください。マシンによって負荷のかかり方が違うからです。同じマシンで、前回の重量と回数を比べます。
レッグプレスだけでは足りませんか
大腿四頭筋全体は増えますが、大腿直筋はほとんど増えませんでした。もも前の中央も狙うなら、レッグエクステンションを加える価値があります。
まとめ
- 120kgのレッグプレスと50kgのエクステンションでは、1セットの総負荷量が約42%です
- 週10セットを6対4に分けると、エクステンションは総負荷量の約22%です
- 大腿直筋の増加は、エクステンションが13.2%、プレスが1.1%でした
- 膝に痛みがあるときは、中止して医師に相談します
種目ごとに記録すると、軽いレッグエクステンションの伸びも前回比で見えます。週ごとの総負荷量も自動でまとまります。
Souhukaで記録を始めて前回比を見るAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
出典
- KINNIKU TIMES「レッグエクステンションのやり方」(Kinoshita 2026ほか4研究を整理)(2026年10月確認)
- 立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の研究成果(2026年2月6日)(2026年10月確認)
- Currier BS et al. ACSM Position Stand. MSSE 2026(137件のレビュー)(2026年10月確認)