【体重70kgなら113g】筋肥大とタンパク質、ボリュームを増やす週の食事
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セット数を増やした週に、「食事も増やさないと筋肥大しないのでは」と不安になる人は多いはずです。筋肥大に必要なタンパク質の目安と、ボリュームを増やす週の食事の考え方を整理します。
筋肥大のタンパク質は、1日あたり体重1kgにつき約1.6gが目安で、ボリュームを増やす週もまずこの土台を確認します。
- メタ分析では、上乗せ効果は約1.62g/kgで頭打ちの傾向
- その幅は1.03〜2.20gと広く、1.6gは平均的な目安
- 足りない分をプロテインで補う順番が、研究の結果に沿う
- ボリュームを増やすとタンパク質も増やすべきかは、確かめた研究が見つからない
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体重70kgの人の、1日のタンパク質の目安(g)
この記事でわかること
- 筋肥大に必要なタンパク質の目安と、その幅
- 体重70kgの人の計算例と、プロテインで補う量
- ボリュームを増やす週に、食事で見る順番
- この目安が当てはまらない人と、注意点
筋肥大のタンパク質は体重70kgなら約113g
目安の出どころは、Morton 氏らが2018年に発表したメタ分析です。健康な成人が6週間以上の筋トレをした49試験(1,863人)を統合しました。
| 指標 | 補給による上乗せ |
|---|---|
| 除脂肪量 | +0.30kg |
| 最大挙上重量(1RM) | +2.49kg |
| 効果が頭打ちになる量 | 1.62g/kg/日(1.03〜2.20) |
上乗せ効果は「わずか」ですが、確かにありました。体重70kgなら、1.62×70=113.4gが目安です。
ただし、頭打ちの量の95%信頼区間は1.03〜2.20gと広い点に注意してください。1.03×70=72.1g、2.20×70=154gなので、同じ体重でも約72gから約154gまで幅があります。1.6gは全員の正解ではなく、平均的な目安です。
対象の研究は期間も内容もさまざまで、数年単位の効果は評価されていません。減量中などカロリーが足りない状況は、主な分析対象ではありませんでした。
ボリュームを増やす週の食事で見る順番
ここが気になる点です。セット数を増やす週に、タンパク質を増やすべきかを直接調べた研究は、今回確かめた範囲では見つかりませんでした。したがって、「ボリュームに比例して増やす」とは言えません。
代わりに、次の順番で確認すると迷いません。
- 体重×1.6gを、1日の目標にする
- 普段の食事でどれだけ届いているかを数える
- 足りない分を、プロテインなどで補う
セットを増やした週は、次の3点も一緒に見ると、食事の不足に気づきやすくなります。
- 体重の週平均が、急に減っていないか
- 睡眠時間が、いつもより短くなっていないか
- 前回の重量と回数を、下回る日が続いていないか
食事の量はPFC計算ツールで出せます。食材は高タンパク食品の一覧から選べます。
プロテインで補う量:食事80gなら約33g
体重70kgで、普段の食事から80gとれている人を例にします。目標113.4gとの差は、113.4−80=33.4gです。
| 項目 | 計算 | 量 |
|---|---|---|
| 1日の目標 | 70kg×1.62g | 113.4g |
| 食事から(仮) | 数えた量 | 80g |
| 足りない分 | 113.4−80 | 33.4g |
2026年のネットワークメタ分析(36試験・1,552人)では、ホエイの追加摂取は1日30〜35gで除脂肪量の上積みが頭打ちになる可能性が示されました。33.4gは、この範囲に収まります。
この30〜35gは食事に上乗せしたサプリの量で、1日の総量ではありません。著者らも用量の推定を「探索的」としています。対象の72%は男性のみの試験でした。
ボリュームの管理は、Souhukaの週次レポートで今週の総負荷量と先週比を見られます。食事の記録と同じ週で見比べると、増やした週の食事を振り返りやすくなります。総負荷量の計算の基本は総負荷量の完全ガイドが詳しいです。
この目安が当てはまらない人と注意点
- 腎臓病などの持病がある人は、増やす前に医師や管理栄養士に相談する
- 食事制限を受けている人も、自己判断で増やさない
- 減量中は、足りないカロリーが筋肥大の足を引っ張る可能性がある
タンパク質を増やしても、カロリーや睡眠が足りなければ伸びは限られます。炭水化物との関係は炭水化物と筋肥大のメタ分析の解説、食事回数は1日3食と6食の比較の解説が参考になります。
食事の数字を気にしすぎて、食べること自体が苦痛になる人は、数える頻度を週に1回に減らしましょう。
よくある質問
筋肥大にタンパク質は1日何g必要ですか
目安は体重1kgあたり約1.6gです。体重70kgなら約113gになります。個人差があり、研究の幅は1.03〜2.20gです。
ボリュームを増やしたらタンパク質も増やすべきですか
確かめた研究は見つかりませんでした。まず体重×1.6gが足りているかを確認し、足りない分を補ってください。
プロテインは何g飲めばよいですか
食事で足りない分を補います。ホエイの追加は1日30〜35gで頭打ちになる可能性が示されています。食事が足りていれば必須ではありません。
体重が変わったら、目安も変わりますか
目安は体重にかけるので、体重が変われば量も変わります。月に1回ほど、最新の体重で計算し直しましょう。
減量中のタンパク質は多めにすべきですか
減量中は、信頼区間の上側である2g前後を意識してもよいとされています。ただし持病がある人は、先に医師に相談してください。
まとめ
- 筋肥大のタンパク質は、体重1kgあたり約1.6gが目安です
- 体重70kgなら約113gで、幅は約72〜154gです
- ボリュームを増やす週も、まず体重×1.6gの土台を確認します
- 足りない分をプロテインで補い、持病がある人は医師に相談します
記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。超える数字がひと目でわかります。
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出典
- Morton RW ほか. British Journal of Sports Medicine(2018年)。49試験・1,863人のメタ分析(2026年10月確認)
- Li Y ほか. Frontiers in Nutrition(2026年)。36試験・1,552人のネットワークメタ分析(2026年10月確認)
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