【7つのミス】総負荷量の計算間違いを防ぐ、よくある例と検算のしかた
Share
総負荷量を記録しているのに、先週より急に増えた、あるいは減った。そんなときは、計算の間違いが混ざっているかもしれません。よくある7つのミスと、検算のしかたをまとめます。
総負荷量の計算間違いは、ルールが毎回ぶれることで起き、7つの型を知っておけば防げます。
- セットの数え忘れ、ダンベルの本数、単位の混在が代表例です
- ウォームアップの混入だけで、数字が約3割ふくらむ例があります
- 片側種目は、左右を数えるかどうかで2倍違います
- 検算は「重量×回数の合計」を別の順番で出し直すだけです
重量・回数・セットを入れるだけで総負荷量を自動計算します。手計算のミスが減ります。ダウンロードは無料です。
Souhukaを無料でダウンロードするAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
ミスで総負荷量がどれだけずれるか(同じトレーニングの例)
この記事でわかること
- 総負荷量の計算で起きやすい7つのミス
- ミスごとに、数字がどれだけずれるか
- 1分でできる検算のしかた
- ミスを起こしにくい記録のルール
総負荷量の計算間違い7つと、ずれる大きさ
7つのミスを表にまとめます。ずれの大きさは、下の「計算例」で確かめられます。
| ミス | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 1. セットの数え忘れ | 全体が小さくなる | セット数を先に書く |
| 2. ダンベルの本数 | 1本と2本で2倍違う | 1本の重さで統一 |
| 3. 単位の混在 | kgとポンドが混ざる | kgに換算して書く |
| 4. ウォームアップの混入 | 数字がふくらむ | メインだけ数える |
| 5. 重量の変化の未反映 | 最初の重量で計算してしまう | 重量が違う行は分ける |
| 6. 片側種目の左右 | 片側だけ数えて半分になる | 左右の数え方を固定 |
| 7. マシンの機種差 | 表示が同じでも負荷が違う | 同じ機種どうしで比べる |
どれも計算式の間違いではなく、「何を数えるか」のルールのぶれです。式は、重量×回数×セット数のままで変わりません。
数字の例で見る3つのミスのずれ
ずれが大きいミスを、同じトレーニングで比べます。基準は、ベンチプレス60kg×10回×3セット=1,800kgです。
| ミスの型 | 計算 | 結果 | ずれ |
|---|---|---|---|
| 正しい記録 | 60×10×3 | 1,800kg | — |
| セット数忘れ | 60×10×2 | 1,200kg | −600kg |
| ウォームアップ込み | 1,800+550 | 2,350kg | +約31% |
| 重量を未反映 | 60×8×3 | 1,440kg | +120kg |
ウォームアップの例では、次の3セットを足しています。
- 20kg×10回=200kg
- 40kg×5回=200kg
- 50kg×3回=150kg
合計は550kgです。550÷1,800で、約31%ふくらみます。
重量の未反映は、60kg・55kg・50kgで各8回やった日です。正しくは480+440+400=1,320kgです。60kgで3セットとして計算すると1,440kgになり、120kg多く出ます。約9%の過大評価です。
ずれが小さく見えても、毎週続くと比較が狂います。「先週より増えた」という判断そのものが、間違いになります。
ダンベル・ポンド・片側種目の数え方
数え方で2倍や数%ずれるのが、次の3つです。
- ダンベルプレス20kg×10回×3セット。1本の重さなら600kg、2本合計の40kgなら1,200kgです
- 片脚のスプリットスクワット20kg×10回×3セット。片側だけなら600kg、左右を足せば1,200kgです
- 海外のプレートにはポンド表示のものがあり、1ポンドは約0.4536kgです
ポンドの換算例です。100ポンド×10回×3セットは、3,000ポンドです。3,000×0.4536で、約1,361kgになります。ポンドのまま書くと、kgの記録と混ざって比べられません。換算の係数は、NIST(米国標準技術研究所)の換算表で確認できます。
ルールは、記録を始める前に決めておくと迷いません。ダンベルは1本の重さ、片側種目は左右の合計、と決めます。重量と回数のどちらを伸ばすかは、回数を増やしても筋肥大が同等だった試験が参考になります。
決めたルールを毎回守れるか不安なら、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版で、同じ入力のしかたを繰り返すのも一つの方法です。
1分でできる検算と、ミスを防ぐ記録のルール
検算は、計算の順番を変えて出し直すだけです。
- 各セットの「重量×回数」を、1つずつ出します
- それを全部足します
- 最初の「重量×回数×セット」と一致するか見ます
先ほどの重量が下がる日なら、各セットは480kg、440kg、400kgです。足すと1,320kgで、一致します。一致しなければ、どこかの行で重量か回数がずれています。
ミスを防ぐ記録のルールは3つです。
- ダンベルは1本、片側種目は左右の合計、と最初に決める
- ウォームアップは書かない
- 重量が変わったら、行を分けて書く
Souhukaは、重量・回数・セットを入れると総負荷量を自動計算します。かけ算のミスはなくなりますが、ダンベルの数え方などのルールは、使う人が決める必要があります。前回の重量と回数が記録画面に出るので、数え方のぶれにも気づきやすくなります。
手計算が好きな人や、数字の意味をつかみたい人は、手で計算する練習も役立ちます。反対に、細かいルールを覚えるのが負担な人には、自動計算のほうが向いています。
よくある質問
総負荷量の計算で、いちばん多い間違いは何ですか
ウォームアップの混入と、重量が変わったセットの未反映が多いです。どちらも「何を数えるか」のルールがぶれることで起きます。
ダンベルの重さは1本と2本のどちらで計算しますか
決まりはありません。1本の重さで入れる方法が一般的です。毎回同じにそろえることが大切です。
少し間違えても、傾向は見えるのではないですか
毎回同じ間違い方なら、傾向は見えます。ただし、ルールがぶれると増減の判断が狂います。数%の差でも、停滞や伸びの見極めに影響します。
検算はどのくらいの頻度でやればよいですか
週に1回、その週の合計だけ確かめれば十分です。数字が急に変わったときは、その日の行を見直します。
まとめ
- 総負荷量の間違いは、式ではなく「何を数えるか」のぶれで起きます
- ウォームアップの混入で、約31%ふくらむ例がありました
- ダンベル、片側種目、単位は最初に決めておきます
- 検算は、別の順番で足し直すだけです
記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。数え方のぶれに気づきやすくなります。
記録を始めて前回比を見るAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
出典
- NIST Guide to the SI, Appendix B: Conversion Factors(ポンドとキログラムの換算)(2026年10月確認)
- 総負荷量計算 by Souhuka(FITPEAK LAB)(2026年10月確認)