【相談件数とけがの報告から】パーソナルジムのメリット・デメリット
「パーソナルジムは高いけど、それだけの価値はある?」と迷っていませんか。この記事では、パーソナルジムのメリット・デメリットを、国の機関が公表した相談件数とけがの報告をもとに整理しました。
結論:パーソナルジムのメリットは自分に合ったメニューとフォームの確認、デメリットは料金・契約・けがの注意点です。
- メリット:体の状態や目標に合わせて負荷を調整してもらえ、予約があるので続けやすい
- デメリット:1回あたりの料金が高くなりやすく、トレーナーとの相性や予約の取りやすさに左右される
- 相談件数は2025年度に1,457件まで増え、消費者庁はけがへの注意も呼びかけています
- 体験で確かめ、その場で契約しないことが大切です
パーソナルトレーニングに関する相談件数(年度別)
この記事でわかること
- パーソナルジムのメリット5つと、特に役立つ人
- パーソナルジムのデメリット6つと、それぞれの対策
- 相談件数とけがの報告からわかる注意点
- 24時間ジム・自宅・グループレッスンとの比べ方
- 向いている人・向いていない人と、体験で確かめること
パーソナルジムのメリット5つ
消費者庁は、パーソナルトレーニングを次のように説明しています(消費者庁)。
「個人の健康状態や運動能力等に応じ、トレーナーが運動プログラムを定め、その指導の下、消費者が運動を実施することを内容とするサービス」
この「一人ひとりに合わせる」点が、いちばんのメリットです。
| メリット | 内容 | 特に役立つ人 |
|---|---|---|
| メニューを決めてもらえる | 体の状態・運動経験・目標に合わせて、種目と負荷を選んでもらえる | 何をすればよいかわからない初心者 |
| フォームを見てもらえる | その場で形を直してもらえる | 自己流で不安がある人 |
| 続けやすい | 予約が入るので、運動の予定が立てやすい | ひとりだと続かない人 |
| 負荷を段階的に上げられる | 少しずつ重さや回数を増やす計画を立ててもらえる | 筋力をつけたい人 |
| 食事の相談ができることがある | コースによって食事の記録や助言がつく | 減量が目的の人 |
厚生労働省のガイドは、筋力トレーニングを週2〜3日すすめています(健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023)。
同じガイドには、運動を続けている人の割合も載っています。
1回30分以上の運動を週2回以上・1年以上続けている20〜64歳は、男性23.5%、女性16.9%でした(令和元年)。運動を習慣にしにくい人には、「予約して通う」仕組みが助けになります。
パーソナルジムのデメリット6つと対策
デメリットの多くは、契約の前に確かめれば小さくできます。対策とあわせて表にしました。
| デメリット | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 料金が高くなりやすい | マンツーマンのため、1回あたりの料金が一般的なジムより高い | 総額と1回あたりの料金の両方で比べる |
| 契約トラブルの例がある | 長時間の勧誘、関連商品の勧誘、解約時の精算などの相談がある | その場で契約せず、契約条件を持ち帰って確かめる |
| 予約が取りにくいことがある | 希望の日時に予約が取れないという相談がある | 入会前に予約の取り方と空き状況を聞く |
| トレーナーとの相性 | 合わないと続けにくい。変更できるかは店による | 体験で話し、変更の可否を確かめる |
| けがの可能性はゼロではない | 指示どおりの運動や重い負荷でけがをした事例が報告されている | 体調や痛みを伝え、不安があれば止める |
| 終わったあとに続かないことがある | コースが終わると運動をやめてしまう人もいる | 終わったあとの続け方を最初に相談する |
料金は、入会金やコースの回数がジムごとに違います。FITPEAK|ジムナビでは、パーソナルジムを入会金込みの総額と1回あたりの料金で比べられます。
契約トラブルの相談は4年で約2.9倍
国民生活センターによると、相談は2021年度の495件から2025年度は1,457件に増えました。1,457件÷495件で、約2.9倍です(FITPEAK計算)。
2026年度も、8月31日までに537件の相談がありました。前の年の同じ時期は468件です(国民生活センター)。
相談の例には、次のようなものがあります。
- 無料体験のあと長時間のカウンセリングがあり、仕方なく契約した
- エステやサプリメントも勧誘された
- 途中で解約したいと伝えると、割引がなくなり入会金も請求された
- 希望する日時に予約が取れない
けがの事故は196件、約4割が治療1か月以上
消費者庁の事故情報データバンクで、2019年1月〜2025年12月の登録分を見たものです。パーソナルトレーニングでの事故は196件でした。
- 治療に1か月以上かかったものが約4割で、最も多い
- 腰から下のけがが半数を超える
- 20歳代から80歳以上まで、幅広い年代で起きている
消費者庁は、疲れや痛みの伝え方を前もってトレーナーと決めておくことをすすめています。無理のない低めの負荷から始めることも大切です。持病や痛みがある人は、入会前に医師に相談してください。
パーソナルジムとほかの運動方法の比べ方
パーソナルジムが合うかどうかは、ほかの選択肢と並べると判断しやすくなります。
| 方法 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| パーソナルジム | 個別のメニュー、フォームの確認、予約で続けやすい | 料金、契約条件、トレーナーとの相性 |
| 24時間ジムなどの一般的なジム | 月会費が比較的安い、好きな時間に通える | メニューやフォームは自分で考える必要がある |
| 自宅での運動 | 費用がほとんどかからない、移動がない | 続けにくい、フォームの確認が難しい |
| グループレッスン | マンツーマンより安いことが多い、仲間がいる | 一人ひとりに合わせる度合いは低い |
24時間ジムの費用は、FITPEAKの24時間ジム料金比較(実質月額)で確かめられます。16チェーンの実質月額(入会金・年会費込み、12か月利用)は2,732円〜14,199円です。FITPEAKが2026年10月23日時点で集計しました。
自宅で運動するなら、自重トレ大全で種目のやり方を3Dで確かめられます。
FITPEAK編集部では、次の使い分けをすすめています。
- 最初の数か月だけ、パーソナルジムで基本のフォームを教わる
- コースの終わりに、ひとりで続けるメニューを作ってもらう
- その後は、24時間ジムや自宅で続ける
パーソナルジムの選び方や料金の比べ方は、パーソナルジムのおすすめで比べています。
パーソナルジムが向いている人・向いていない人と確かめ方
メリットが生きる人と、ほかの方法のほうが合う人がいます。
- 運動の経験が少なく、何をすればよいかわからない
- ひとりだと続かない
- フォームを見てもらいたい
- 目標と期限がはっきりしている
- 費用をできるだけおさえたい
- 自分でメニューを組める
- 決まった時間に予約するのが難しい
国民生活センターは、「自分に合ったトレーニング」と「自分に合った契約」は同じではないとしています。そのうえで、次の点を呼びかけています(国民生活センター)。
- その場で判断できないときは、契約しない
- 関連商品が本当に必要か確かめる
- 予約の取りやすさや、トレーナーを変えられるかも確認する
困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。体験では、次の4つを確かめましょう。
| 体験で確かめること | 見るポイント |
|---|---|
| トレーナーの説明 | 体調や痛みを聞いてくれるか。無理な負荷をかけないか |
| 料金 | 総額、1回あたり、入会金、関連商品の有無 |
| 解約・休会 | 途中でやめるときの精算方法、休会できるか |
| 予約 | 希望の曜日・時間に取れるか |
よくある質問
パーソナルジムは意味がないと言われるのはなぜですか?
コースが終わったあとに運動や食事が続かず、元に戻ってしまう場合があるためです。後悔を防ぐ確認点はパーソナルジムは意味ない?にまとめています。
パーソナルジムのデメリットでいちばん気をつけることは何ですか?
契約の条件です。総額、途中でやめるときの精算、関連商品の勧誘について、契約前に書面で確かめましょう。解約のルールはパーソナルジムの退会・解約・返金のルールにまとめています。
持病があってもパーソナルジムに通えますか?
まず医師に相談してください。入会前に、運動してよい範囲を確かめておきましょう。そのうえで、トレーナーに体の状態を伝えます。
どれくらいの期間通えば効果が出ますか?
目的や体の状態によって違い、一律には言えません。期間の考え方はパーソナルジムの効果はいつから出る?を参考にしてください。
まとめ
- メリットは、自分に合ったメニュー・フォームの確認・予約で続けやすいことです
- デメリットは、料金・契約トラブル・予約や相性・けがの可能性です
- 相談件数は4年で約2.9倍の1,457件、けがの事故は196件報告されています
- 基本を教わってから24時間ジムや自宅に移る使い方もできます
- 体験で確かめ、その場で契約しないようにしましょう
料金とサポート内容でジムを比べたい人は、パーソナルジムのおすすめをご覧ください。
出典
- 国民生活センター「パーソナルトレーニングに関する契約トラブル-痩身エステ等、関連商品・サービスも勧誘されて高額に!?-」(2026年10月7日公表、2026年10月確認)
- 消費者庁「パーソナルトレーニングでの事故に注意―ケガを防いで継続してトレーニングを行いましょう―」(2026年8月6日公表、2026年10月確認)
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2026年10月確認)
- FITPEAK「24時間ジム料金比較(実質月額)」(2026年10月23日時点)
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