【IWF・IPFの公式器具】エレイコのバーベルはジムに必要?特徴と導入の判断
エレイコ(Eleiko)のバーベルは、スウェーデンのメーカーが作る競技向けのバーとプレートで、ウエイトリフティングの国際連盟(IWF)とパワーリフティングの国際連盟(IPF)の大会で使われてきたことが一番の特徴です。ジムに入れるかどうかは「会員が競技の練習をするか」「バーを落とす・高重量を扱う頻度が高いか」で決まります。日本ではMBC POWERが2022年から正規代理店として輸入販売とアフターサービスを行うと案内しています(2026年10月23日確認)。全部をエレイコでそろえるより、看板になる1〜2本から入れる考え方もあります。
エレイコのバー:回転の仕組みと向く種目(公式サイトの説明)
- ウエイトリフティング用
- スナッチ・クリーン&ジャークで速く回る
- 例: IWF競技用バー 20kg
- パワーリフティング用
- スクワット・ベンチ・デッドで安定
- シャフトは硬め(しなりが少ない)
機能的トレーニング向けには、両方を組み合わせた仕組みもあると公式サイトで説明しています。
エレイコはどんなメーカーか:競技の公式器具の歴史
エレイコはスウェーデンのハルムスタッドに拠点を置く会社です。公式サイトの記事(2026年10月23日確認)によると、会社は1926年に創業し、1957年から五輪種目のバーベルを作っています。もとは電気器具を作る工場で、バーのローレット(滑り止めの刻み)はワッフル焼き器から着想を得たと紹介されています。
| 公式で確かめたこと | 中身(2026年10月23日確認) |
|---|---|
| IWF(ウエイトリフティング) | 1969年からIWFの認定。2025〜2028年の五輪サイクルもIWFの公式バーサプライヤー(Tier 1)を続けると2025年6月に発表 |
| IPF(パワーリフティング) | 2009年からIPFの公式器具パートナー |
| 製造 | IWF競技用バー 20kg(男子)は「Made in Sweden」の表示 |
| 日本での窓口 | MBC POWERが2022年から日本正規代理店として輸入販売とアフターサービスを行うと案内 |
大会で使われる器具は、重さの誤差や寸法が大会の基準に合っていることが求められます。競技者は大会と同じ感触で練習したいので、ウエイトリフティング部やパワーリフティングの選手が通うジムでは「エレイコがある」こと自体が選ばれる理由になります。反対に、競技をしない会員が中心のジムでは、その違いが入会の決め手になりにくい点も押さえておきます。
バーとプレートの特徴:どこにお金がかかっているか
例として、公式サイトのIWF競技用バー 20kg(男子)は、シャフト径28mm、プレートを付ける部分(スリーブ)の長さ415mm、ニードルベアリング、競技用の1.2ローレット、保証は限定生涯保証と表示されています(2026年10月23日確認)。
| 見るところ | 競技用のバーで大事な理由 | ジムでの意味 |
|---|---|---|
| シャフトの径と硬さ | ウエイトリフティングはしなり、パワーリフティングは硬さが求められる | 種目に合わないバーは会員の満足につながりにくい |
| 回転(ベアリング・ブッシング) | 回り方で手首やひじへの負担と動きの速さが変わる | 回転部の点検・注油が必要になる |
| ローレット | 握りの強さ。競技用は鋭い | 初心者には痛く感じることがある |
| プレートの重さの誤差 | 大会の記録の正確さに関わる | 練習の重さを信頼できる |
| 保証 | 長期の保証があるかどうか | 買い替えの回数と修理の窓口 |
パワーリフティング用のバーについて、エレイコは公式サイトで、しなりより硬さを重視し、鋭いローレットと長めのスリーブで重い重量に対応すると説明しています。薄い鋳鉄の競技用プレートと組み合わせると、バーにより多くの重さを付けられるとも書かれています。
導入の判断:入れるジム・見送るジム
エレイコを入れるかどうかは、会員が「何をしに来るか」で考えます。次の表は判断の目安で、最後は自分の会員像と予算で決めてください。
| ジムの形 | エレイコの検討 | 理由 |
|---|---|---|
| ウエイトリフティング・パワーリフティングのジム | 中心の器具として検討 | 大会と同じ系統の器具で練習できることが価値になる |
| ファンクショナル・クロスフィット系 | 看板の1〜2本から | バーを落とす種目が多く、バーとプレートの耐久が大事 |
| パーソナルジム | 指導の内容しだい | 競技者の指導を売りにするなら差別化になる |
| 24時間ジム・総合ジム | 優先度は低め | 競技をしない会員が多く、盗難・破損の管理も要る |
導入の前に、次の3つを販売店と確かめておくと判断しやすくなります。
- 保証の範囲と、回転部の不具合が出たときの修理の流れ(国内で対応できるか)
- 納期と在庫(大会用の器具は時期によって在庫が動く)
- バンパープレートを落とす床の対策と、プラットフォームの大きさ
開業の資金では、ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)のファンクショナル60坪・マシン14台が初期費用3,035万円、月の費用266万円です。この試算はマシンをリースする前提で、バーやプレートをどのブランドにするかは入っていません。エレイコのような競技用の器具を現金で買う場合は、その分を自分の条件で足して計算してください。実際の費用は物件・地域・見積もりで変わります。
バーやラックをほかのブランドの業務用器具と並べて見比べられます。業態に合う器具の組み合わせを考えるときに使ってください。
業務用マシン一覧(19ブランド・154機種)を無料で使う長く使うための管理:回転部とローレットの手入れ
高い器具ほど、手入れの手間を運営の計画に入れておくと元が取りやすくなります。手入れの方法と頻度は、製品の取扱説明書と販売店の案内に従ってください。
| 場面 | すること | 記録に残すこと |
|---|---|---|
| 毎日 | 使ったあとにチョークと汗を落とす、ラックに戻す | 閉店時の確認者 |
| 定期 | ローレットのブラッシング、スリーブの回り方の確認 | 回り方の変化・異音 |
| 不具合のとき | 使用を止めて表示、販売店に連絡 | 症状・日付・連絡先 |
| ルール | 空のバーを床に落とさない、競技用バーの使い方の掲示 | 掲示した日 |
競技用のバーを一般の会員が自由に使うジムでは、使う場所をプラットフォームに限る、スタッフがいる時間だけ出すといったルールを決めると、破損と盗難を防ぎやすくなります。
よくある質問
エレイコのバーベルは日本でどこで買えますか?
MBC POWERが、2022年から日本正規代理店としてELEIKO社製品の輸入販売とアフターサービスを行うと公式サイトで案内しています(2026年10月23日確認)。法人での購入や見積もりは販売店に問い合わせてください。
エレイコのウエイトリフティング用とパワーリフティング用は何が違いますか?
公式サイトでは、ウエイトリフティング用はニードルベアリングで速く回り、パワーリフティング用はブロンズブッシングで安定し、シャフトを硬くしていると説明しています。ジムでどちらの種目が多いかで選びます。
エレイコのプレートだけ入れる意味はありますか?
重さの誤差が小さいプレートは、記録を測る練習で信頼できます。ただしバーの感触の違いを求める競技者も多いので、バーとプレートのどちらを優先するかは会員の声も聞いて決めましょう。
競技用のバーは初心者が使っても大丈夫ですか?
使えますが、競技用のローレットは鋭く、手が痛く感じることがあります。初心者が多い時間帯は練習用のバーを用意するなど、使い分けを決めておくと安心です。
出典
- Eleiko「IWF certified since 1969」(2026年10月23日確認)
- Eleiko「Eleiko Renews Partnership with International Weightlifting Federation Through 2028」(2026年10月23日確認)
- Eleiko「IPF Certified Powerlifting Equipment」(2026年10月23日確認)
- Eleiko「IWF Weightlifting Competition Bar 20 kg, men」(2026年10月23日確認)
- Eleiko「The woman behind the Eleiko barbell」(2026年10月23日確認)
- MBC POWER「ELEIKO」(2026年10月23日確認)
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
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