【マシン13台・費用2,370万円の試算】ジム30坪のレイアウト例
ジムの30坪(約99㎡)のレイアウトは、24時間ジムでよく見られる広さで、マシン13台前後を有酸素・マシン・フリーウエイトに分けて置く形が一つの標準です。ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)では、24時間ジム30坪・マシン13台で初期費用2,370万円、月の費用202万円、損益分岐は会員232人です。レイアウトの決め方は、床・間仕切り・シャワーなどの内装費にも直接はね返るので、配置と費用を一緒に考えましょう。
24時間ジム30坪・マシン13台の構成例
| ゾーン | 器具の例 | 台数 |
|---|---|---|
| 有酸素 | トレッドミル3、バイク1、クロストレーナー1 | 5台 |
| マシン | ケーブルマシン1、チェストプレス・ラットプル・レッグプレスなどピン式4 | 5台 |
| フリーウエイト | パワーラックかハーフラック2、スミスマシン1、ダンベル・ベンチ | 3台 |
30坪・マシン13台のゾーンと面積の考え方
30坪は1坪を約3.3㎡とすると約99㎡です。13台を置く場合、ゾーンごとの面積は次のように考えます。下の面積は配置を考えるための例です。
| 場所 | 面積の例 | 考えること |
|---|---|---|
| 入口・更衣室・シャワー・トイレ | 約20㎡ | 無人の時間帯の入館と、男女の分け方 |
| 有酸素(5台) | 約20㎡ | トレッドミルの後ろの空き、専用電源 |
| マシン(5台) | 約25㎡ | ピン式マシンは座る向きと、乗り降りの場所 |
| フリーウエイト(3台+ダンベル) | 約25㎡ | 床の厚さ・防音、ラックの使う範囲 |
| ストレッチ・通路 | 約9㎡ | 入口から奥まで止まらずに歩ける幅 |
器具の大きさはメーカーの公表値で確かめます。たとえば Life Fitness の Integrity+ トレッドミルは本体211×94cm、Hammer Strength の HDエリート ID パワーラックは本体163×185cm・高さ244cmです(2026年10月23日確認)。トレッドミル3台を横に並べると、本体だけで幅2.8mほど、台の間と両端の空きを足すとさらに広がります。
配置の例:入口から奥へ、音の大きい順に遠ざける
24時間ジムの30坪では、入口から「受付の代わりの入館端末 → 更衣室 → 有酸素 → マシン → フリーウエイト」と並べる形がよく使われます。外から見える場所に有酸素マシンを置くと、通りがかりの人にジムの中が伝わりやすくなります。
- フリーウエイトは奥にまとめ、床の厚いゴムと防振をその範囲だけに施工すると、内装費を抑えやすい。
- ピン式マシンは背中を壁に向けて並べると、通路側から乗り降りしやすい。
- 無人の時間帯に備えて、どこで倒れても見える位置に防犯カメラを置く。個人情報保護委員会のQ&A(2026年10月23日確認)では、利用目的を特定し「防犯カメラ作動中」などの掲示でわかるようにする例が示されている。
- 更衣室の出入り口は、器具の使う範囲と重ならない位置にする。
レイアウトで変わる初期費用(試算モデルの内訳)
ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)の24時間ジム30坪では、初期費用2,370万円のうち、内装・設備に関わる項目が大きな割合を占めます。レイアウトを決めると、次の項目の金額が動きます。
| 費用の項目 | 試算モデルの値 | レイアウトとの関係 |
|---|---|---|
| 基本工事(電気・空調・給排水・防音) | 452万円 | トレッドミルの専用電源の数、フリーウエイトの防音範囲 |
| シャワー・トイレ | 300万円 | シャワーの数と、給排水の位置からの距離 |
| ドア・開口部 | 160万円 | 入口・更衣室など扉の数 |
| 床 | 114万円 | ゾーンごとのゴム・長尺シートの面積 |
| 壁 | 112万円 | 鏡を張る面、アクセントの壁 |
| 間仕切り | 95.8万円 | 更衣室・シャワー室の区切り方 |
| 照明 | 79.7万円 | ゾーンごとの明るさの変え方 |
| マシン搬入・設置 | 92.6万円 | 台数、搬入経路、階数 |
ほかに保証金・敷金422万円、仲介手数料42.2万円、天井44.8万円、設計・デザイン100万円、看板80万円、システム導入25.5万円、開業前の広告・プレオープン150万円、その他100万円が入ります。マシンはリース、税・借入の返済は含まず、実際の費用は物件・地域・見積もりで変わります。
床・壁・天井・ドア・照明の仕上げを選ぶと、3Dのフロアと初期費用の目安にすぐ反映されます。30坪の試算モデルの内装費を、自分のレイアウトに合わせて組み直せます。
内装シミュレーションを無料で使う損益分岐232人と、混み具合の確かめ方
試算モデルの損益分岐は会員232人、回収は17か月目です。損益分岐の会員数 = 毎月の固定費 ÷(月会費 − 会員1人あたりの変動費)で、月の費用202万円の内訳は家賃・共益費42.2万円、マシンリース34.3万円、人件費40万円、広告20万円、決済手数料など20.6万円、清掃15万円、電気代9.7万円などです。
レイアウトの面では、232人の会員が来ても混みすぎないかを確かめます。
| 確かめること | 計算(例) | 結果 |
|---|---|---|
| 同時に使える人数 | 器具13台+ダンベル・ストレッチ4人 | 17人 |
| 232人で一番混む1時間に4%が来たら | 232 × 0.04 | 約9人 |
| 同じく400人なら | 400 × 0.04 | 16人 |
4%は計算のための例です。会員数が落ち着く先は「月の新規入会 ÷ 月の退会率」で出せます。たとえば月の新規入会が20人、退会率が5%なら400人が落ち着く先の目安で、その場合は一番混む時間に器具が埋まりやすくなります(数字はいずれも例)。有酸素マシンが一番先に埋まることが多いため、台数配分は開業後の利用状況を見て入れ替えを考えます。
よくある質問
30坪のジムにはマシンを何台置けますか?
ジム開業ナビの試算モデル(2026年10月)では、24時間ジム30坪にマシン13台を置く前提です。器具の大きさと使う範囲、更衣室やシャワーの面積で変わるため、図面に置いて確かめてください。
30坪の24時間ジムの開業費用はいくらですか?
試算モデルでは初期費用2,370万円、月の費用202万円です。マシンはリース、税・借入の返済は含みません。物件・地域・見積もりで変わるため、自分の条件で計算し直してください。
30坪で用途変更の確認申請は必要ですか?
建築基準法では、特殊建築物の用途で200㎡を超える用途変更に確認申請が要ります(第6条・第87条)。30坪(約99㎡)は200㎡を下回りますが、建物の決まりに合っている必要はあるため、建築士・所轄の自治体に確認してください。
30坪のジムに更衣室とシャワーは必要ですか?
試算モデルにはシャワー・トイレ300万円が入っています。付けない選択もありますが、仕事の前後に使う会員が多い立地では選ばれる理由になります。費用と面積を比べて決めましょう。
出典
- ジム開業ナビ「ジム開業の費用」試算モデル(2026年10月)
- Life Fitness「Integrity+ トレッドミル」(2026年10月23日確認)
- Life Fitness(Hammer Strength)「HDエリート IDスタンダード パワー・ラック」(2026年10月23日確認)
- 個人情報保護委員会 Q&A Q1-13(防犯カメラ)(2026年10月23日確認)
- e-Gov法令検索「建築基準法」第6条・第87条(2026年10月23日確認)
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