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ミスター・オリンピア3連覇ゼイン氏、「Vシェイプ」背中の肘の使い方解説

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 4分
バーベルトレーニングをする人のイメージ写真
SUMMARY|この記事の要約

ミスター・オリンピア3連覇のフランク・ゼイン氏が、Instagram投稿でVシェイプの背中を作る肘の使い方を解説した。

本人の技術論と、トレーニング科学の一般的な知見を分けて紹介する。

1977年から1979年までミスター・オリンピアを3連覇した伝説のボディビルダー、フランク・ゼイン(Frank Zane)氏が、2026年9月29日(現地時間)に自身のInstagramに投稿した動画で、代表的な体型である「Vシェイプ」の背中を作るための肘の使い方を具体的に解説した。米専門メディアFitness Voltが同年9月30日(日本時間10月1日)に報じた。

バーベルトレーニングをする人のイメージ写真
写真はイメージです(Unsplash)

フランク・ゼイン氏とは何者か

フランク・ゼイン氏は1977年・1978年・1979年の3年連続でミスター・オリンピアに輝いたアメリカの元ボディビルダーである。筋量よりも美しいプロポーションと細いウエストを強調した体型は「クラシック・フィジーク」の原型ともいわれ、現在も多くの競技者やトレーニーから「理想のVシェイプ」の代表例として参照されている。歴代王者の詳細は、本誌のミスター・オリンピア歴代王者一覧でも解説している。

ゼイン氏が明かした「肘の使い方」4つのポイント

Fitness Voltの記事によると、ゼイン氏は動画の中で、広背筋(こうはいきん)を効果的に使って背中の「V」を強調するための動作上の注意点として、次の4点を挙げたと報じられている。

  • 肘を体の真後ろへ引くのではなく、骨盤(腰)に向かって下方向へ動かす
  • 反動を使わず、コントロールされた反復動作で、動作の上部(ストレッチ位置)でしっかり伸ばす
  • 胸を張り、肩を下げた姿勢を保つ
  • 股関節の近くで動作が終わる軌道の種目を選ぶ

あわせて、この考え方に合う種目として、シングルアーム・ケーブルプルダウン、ストレートアーム・プルダウン、ダンベルロー、アンダーハンド・プルダウン、チェストサポーテッド・ローの5種目を挙げたと報じられている。

科学的にはどう見るべきか

このコツは、ゼイン氏自身の競技経験に基づく指導であり、「肘を骨盤方向へ引く軌道」そのものの効果を単独で検証した学術研究は確認できていない。一方で、プルダウンやロー系種目における握り方・引く軌道の違いが広背筋や僧帽筋など背中の各部位の筋電図(EMG)活動に影響すること自体は、スクワットのスタンス幅やベンチプレスのグリップ幅に関する研究と同様、トレーニング科学の一般的な知見として広く支持されている。したがって「軌道によって効きどころが変わる」という考え方自体は妥当だが、ゼイン氏の具体的な4つのコツが他のやり方より優れていると直接示した試験は見当たらない。本人の主張と検証可能な範囲の科学的知見は分けて理解したい。

よくある質問

フランク・ゼイン氏の「Vシェイプ」とはどんな体型か

広い肩幅と広背筋、そして細いウエストのコントラストで逆三角形(V字)の上半身を強調する体型のことで、ゼイン氏はその代表格として知られている。

このコツはどんな人に向いているか

背中の種目で肩や腕に負荷が逃げやすいと感じる中級者以上のトレーニーにとって、肘の軌道を意識する一つのきっかけになる。フォームに不安がある場合は、無理に重量を上げず、トレーナーに動作を確認してもらうことを勧める。

KINNIKU TIMESの視点

有名人のトレーニングのコツは、あくまで一つの意見として参考にしつつ、自分の関節の可動域や既往症に合わせて重量・フォームを調整することが大切である。背中の種目でフォームが定まらない場合は、軽い重量でまず肘の軌道だけを確認し、慣れてから負荷を上げていくとよい。


出典:Fitness Volt(2026年9月30日)/本文内で言及されているフランク・ゼイン氏のInstagram投稿(2026年9月29日、Fitness Volt記事内で引用)

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