ニック・ウォーカー、胸トレのコツを動画で公開 2027年アーノルドクラシックへ
2026年ミスター・オリンピア王者のニック・ウォーカー選手が、胸トレのコツを紹介する動画を自身の公式YouTubeで公開した。2027年アーノルドクラシック(3月4〜7日、オハイオ州コロンバス)への出場も見据えているという。
2026年ミスター・オリンピア王者のニック・ウォーカー(Nick Walker)選手が、10月18日(米国時間)に自身の公式YouTubeチャンネルで胸トレのコツを紹介する動画を公開した。2027年のアーノルドクラシックへの出場も見据えているとされ、動画では胸を追い込むための具体的なフォームの意識点を語っている。
トップ画像:写真はイメージです(Unsplash)
動画で語った胸トレのコツとは
米専門メディアのFitness Voltによると、ウォーカー選手は動画の中で、肩・胸・上腕二頭筋・上腕三頭筋・背中を組み合わせた分割法を採用しており、月曜は胸トレの後に腕の種目を1つずつ行い、火曜は背中と腕の種目を組み合わせているという。種目はデクライン・チェストフライマシン、デクライン・バーティカル・チェストプレスマシン、シーテッド・ショルダープレスマシンなどである。
フォームについては、デクライン・チェストフライでは胸全体が伸びる位置まで下ろしつつ、肩のローテーターカフを痛めない範囲にとどめ、伸びた位置で軽く止めてから戻すことを意識していると説明した。ショルダープレスなど他の種目でも、挙げるときより下ろすとき(ネガティブ局面)をゆっくりコントロールすることを重視し、1回だけ高重量を挙げるより質の高い反復を繰り返す方を優先しているという。現在の体重は280ポンド(約127kg)前後に抑えており、これ以上の増量は目指していないとも語った。なお、具体的なセット数・回数についてはFitness Voltの記事に記載がなく、本記事でも触れない。
2027年アーノルドクラシックへの出場を検討
Fitness Voltの報道によれば、ウォーカー選手は2026年9月のミスター・オリンピア優勝後、2027年のアーノルドクラシックへの出場を決めたとされる。2027年のアーノルドスポーツフェスティバルは、米オハイオ州コロンバスで3月4日から7日の日程で開催されることが、同大会に出場を表明した別選手を報じたFitness Voltの記事で確認できる。課題としては上部胸、クアッド(大腿四頭筋)の張り出し、背中の厚みを挙げているという。
科学的に見るとどうか、下ろす動作をゆっくり行う意味
ウォーカー選手が語った「下ろす動作(エキセントリック局面)をゆっくりコントロールする」という考え方は、筋トレ理論の中でも広く取り上げられている論点である。全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)などの資料では、エキセントリック局面を意識的にコントロールすることは筋肉にかかる張力の時間(タイム・アンダー・テンション)を増やす手段の一つとして紹介されている。ただし、テンポをどこまで遅くすべきかについての一致した結論はまだなく、研究によって条件が異なるため、「ゆっくり下ろせば必ず効果が高まる」と単純に言い切れるものではない。あくまで選手本人の実践方法の一つとして受け止めるのがよい。
2026年ミスター・オリンピアはどんな大会だったか
2026年のミスター・オリンピアは9月24日から27日、米ラスベガスで開催され、メンズ・オープン部門の決勝は9月26日にオーリンズ・アリーナで行われた。Fitness Voltの結果記事によると、優勝のウォーカー選手には60万ドルが贈られ、2位サムソン・ドーダ(Samson Dauda)選手に20万ドル、3位デレク・ランスフォード(Derek Lunsford)選手に10万ドル、4位アンドリュー・ジャックド(Andrew Jacked)選手に4万ドル、5位トニオ・バートン(Tonio Burton)選手に3万ドルが贈られたという。
よくある質問
ニック・ウォーカーとはどんな選手か
2026年のミスター・オリンピア、メンズ・オープン部門の優勝者である。
この動画で具体的なセット数・回数は分かるか
Fitness Voltの記事には種目とフォームの意識点のみが紹介されており、セット数・回数の記載はない。
2027年アーノルドクラシックはいつ、どこで開催されるか
米オハイオ州コロンバスで、2027年3月4日から7日の日程で開催される。
KINNIKU TIMESの視点
世界王者本人が語る「下ろす動作をゆっくり」という意識は、質の高いフォームを目指す一般の筋トレ愛好者にも取り入れやすい視点である。一方で、具体的なセット数・回数までは公開されておらず、本人の体づくりの再現を目指す場合も、自分の可動域や関節の状態に合わせて無理のない範囲で試すことが前提になる。胸トレの種目選びやフォームについてさらに詳しく知りたい場合は、KINNIKU TIMESの胸板を厚くする筋トレやベンチプレスのグリップ幅と筋力の関係を調べた研究も参考にしてほしい。
出典
- Nick Walker Reveals Secrets to Building a Bigger Chest During Intense Workout Ahead of 2027 Arnold Classic(Fitness Volt)
- Nick Walker | Tips for Chest(Nick Walker公式YouTubeチャンネル)
- Andrew Jacked Announces He Will Compete at the 2027 Arnold Classic(Fitness Volt、2027年大会の日程・開催地)
- 2026 Mr. Olympia Bodybuilding Results & Prize Money — Nick Walker Wins(Fitness Volt)
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