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ボディビル・フィジーク

IFBBアジア選手権2026は11月13日からタイで開催 日本選手団29人

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 15分
大会の開催地タイ・パタヤのパタヤ湾とビーチ
SUMMARY|この記事の要約

IFBBアジア選手権2026は11月13〜16日にタイ・パタヤで開かれる予定だ。JBBFが10月20日に発表した日本選手団29人の名前、カテゴリーとエリートプロカード22枚の配分、費用、前回2025年大会での日本勢の成績を公式資料からまとめた。

2026年のIFBBアジア選手権は、11月13日から16日までタイ・パタヤで開かれる予定だ。会場はBrighton Grand Hotel & Convention Pattaya。JBBFは10月20日、男子23人・女子6人の計29人の日本選手団を発表した。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

本記事は、国際ボディビル・フィットネス連盟(IFBB)が公開している大会要項(Main Information)と2026年の大会カレンダー、日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が発表した日本選手団の名簿、前回2025年大会の公式結果を、10月21日時点で確認してまとめたものだ。公式に記載のない事項は「記載なし」と明記した。

IFBBアジア選手権2026の公式ページを見る

IFBBアジア選手権2026はいつ・どこで開かれるのか

IFBBの2026年大会カレンダーでは、11月13日〜16日の欄に「IFBB ASIAN CHAMPIONSHIPS & ASIAN OPEN CHAMPIONSHIPS(Pattaya, Thailand)」と記載されている。アジア各国の連盟が代表を送るアジア選手権と、出場国の範囲を広げたアジアオープン選手権を同じ会場で続けて行う形だ。

大会要項によると、選手の到着日は11月13日で、同日10:00〜19:00に会場のホテルで受付と計量を行う。出発日は11月16日とされている。各カテゴリーの審査を何日に行うかの日程表は、10月21日時点の要項には記載がない。

項目 公式の記載(10月21日時点)
大会名 2026 IFBB Asian Championships(同時開催:Asian Open Championships)
開催期間 2026年11月13日〜16日
開催地 タイ・パタヤ
会場 Brighton Grand Hotel & Convention Pattaya
受付・計量 11月13日 10:00〜19:00(会場ホテル)
出場できる連盟 アジア選手権:IFBBに加盟するアジアの各国連盟/アジアオープン:アジアの加盟連盟に加え、ロシア・トルコ・オーストラリアの連盟
プロカード IFBBプロカード予選の対象(エリートプロカード計22枚)
最終エントリー締切 2026年10月28日(各国連盟が提出)
推奨空港 スワンナプーム国際空港(BKK)またはウタパオ国際空港
IFBBアジア選手権とアジアオープン選手権2026の公式ポスター。11月13〜16日、タイ・パタヤと記載されている
画像:IFBB公式サイト「ASIAN CHAMPIONSHIPS & ASIAN OPEN CHAMPIONSHIPS」より

なお、IFBBは2024年2月の記事で、2026年の第57回アジア選手権をアラブ首長国連邦(UAE)のアジュマーンで開くと発表していた。その後、2025年大会がアジュマーンで行われ、2026年大会は現在のカレンダーと要項のとおりパタヤでの開催となっている。開催地が変わった経緯について、IFBBの公式サイトに説明は見当たらなかった。

日本代表は誰か JBBFが発表した29人の日本選手団

JBBFは2026年10月20日、公式サイトのお知らせで「2026 IFBB ASIAN CHAMPIONSHIPSに参加する日本選手団が決定いたしました」と発表した。添付の名簿に載っているのは、男子23人、女子6人の計29人だ。名簿は五十音順で、出場カテゴリーは記載されていない。

区分 氏名(JBBF発表の名簿、五十音順)
男子(23人) 四十物悠弥、井上貴文、大坪優介、上原良介、榎田一斗、甲藤壽一、桂山晃輔、小澤亮平、近藤孝仁、齋藤智也、齋藤祐弥、坂本和優、白井寛人、髙﨑光、中村仁、長澤秀樹、鍋島浩紀、林凌矢、外間博也、松本修和、宗野広大、與川巧起、横關裕二
女子(6人) 川口知子、篠原ゆかり、田中美緒、長瀬陽子、東山早苗、矢野かずみ
スタッフ 監督:木下美弥子/コーチ:山田賴一、西川真行、阿部健大、小中秀俊

名簿には、2026年に国内外で結果を残した選手が含まれる。JBBFが10月16日に公開した「JAPAN OPEN選手権大会」優勝者のコメントボードでは、メンズフィジークの桂山晃輔選手とボディフィットネスの東山早苗選手が優勝者として紹介されている。また、宗野広大選手と中村仁選手は、7月にタイで行われた「IFBB Mr.Universe Thailand & IFBB Asian Fitness challenge Championships 2026」に出場し、JBBFがクラシックボディビルの出場選手としてコメントを公開している。女子の川口知子選手も同大会のコメントボードに名前がある。

外間博也選手と川口知子選手は、2025年のアジア選手権にも出場している。前回大会での2人の成績は次の章で示す。

前回2025年大会で日本勢はどんな成績だったか

2025年のアジア選手権は、6月14日〜18日にUAE・アジュマーンで開かれた。JBBFは10人の選手を派遣し、大会後に公式結果(OFFICIAL CONTEST RESULTS)を公開している。結果表で日本選手として記載された主な順位は次のとおりだ。

選手(結果表の表記) カテゴリー 順位
原田吉史(Yoshifumi Harada) Men's Physique 179cm以下 1位(オーバーオールは5位)
外間博也(Hiroya Hokama) Men's Physique 176cm以下 2位
八木佑樹(Yuki Yagi) Master Men's Physique 40-44歳/Men's Physique 176cm以下 2位/6位
川口知子(Tomoko Kawaguchi) Master Women's Fit-Model/Women's Fit-Model 158cm以下/Women's Bikini 158cm以下 1位/4位/4位
佐藤茂男(Shigeo Sato) Master Men's Fit Bodybuilding 50-59歳 1位(同オーバーオール2位)
土金正巳(Masami Tsuchikane) Master Men's Fit Bodybuilding 50-59歳/Men's Fit Bodybuilding 170cm以下 2位/5位
五味原領(Rei Gomihara) Men's Classic Bodybuilding 171cm以下/Men's Fit Classic Physique 171cm以下 2位/3位
渡部工兵(Kohei Watanabe) Men's Classic Bodybuilding 168cm以下 5位
岩田卓磨(Takuma Iwata) Fit Muscular Men's Physique 4位
畠山恵子(Keiko Hatakeyama) Women's Bikini 158cm以下/Master Women's Bikini 164cm以下 5位/7位

日本語の氏名はJBBFが大会前に発表した2025年の日本選手団名簿、カテゴリーと順位はJBBFが公開した公式結果PDFによる。2025年は、メンズフィジークの原田選手、マスターフィットモデルの川口選手、マスターのフィットボディビル50〜59歳の佐藤選手がクラスで優勝した。2026年は日本選手団の人数が前回の10人から29人に増えており、カテゴリーの数でも前回より多くの日本選手が出場する見込みだ。

2025年IFBBアジア選手権の会場で、日本の国旗を置いた席に座る日本の関係者
画像:IFBB公式サイト「PHOTO GALLERY 2025 IFBB ASIAN CHAMPIONSHIPS」より

どんなカテゴリーがあり、プロカードは何枚出るのか

大会要項に載っているカテゴリーは非常に多い。男子はボディビル(ジュニア、65kg以下〜80kg超の体重別、マスター40〜49歳と50歳以上)、クラシックボディビル(168cm以下〜180cm超の身長別ほか)、ゲームズクラシックボディビル、フィットクラシックフィジーク、メンズフィジーク(170cm以下〜182cm超の6クラスとジュニア、マスター)、マスキュラーフィット・メンズフィジーク、メンズフィットモデル、メンズフィットネス、車いすボディビル、パラボディビル(試行)などがある。新設の「Men's Fit」と「Posing Art」も並ぶ。

女子はボディフィットネス、ビキニ(158cm以下〜169cm超の5クラスとジュニア、マスター)、ウェルネス、フィット・ウーマンズフィジーク、ウーマンズフィットモデル(163cm以下・168cm以下・168cm超とジュニア、マスター)、アクロバティックフィットネス、アーティスティックフィットネス、新設の「Women's Fit & Beauty」がある。このほか、男女ペアのフィットペア、体力種目を競うフィットネスチャレンジの個人・ペア・団体も行われる。

エリートプロカードは22枚

要項は、全シニアカテゴリーと一部マスターカテゴリーの優勝者に、IFBBの規定に従ってプロカードを与えるとしている。配分は次のとおりだ。

カテゴリー 枚数
メンズクラシックボディビル(シニア) 5枚
メンズフィジーク(シニア) 6枚
ウーマンズビキニ(シニア+マスター) 5枚+1枚
ウーマンズウェルネス(シニア) 2枚
ウーマンズボディフィットネス(シニア+マスター) 2枚+1枚
合計 22枚

ここで言うプロカードは、IFBBの「エリートプロ」の資格である。オリンピアを頂点とするIFBBプロリーグのプロカードとは別の制度で、両者は別の組織が運営している。経緯はIFBBプロリーグ誕生の経緯で解説した。プロへの道筋全体はIFBBプロになるにはにまとめている。

入賞者の表彰は、各カテゴリー上位6人にメダルと賞状、優勝者にトロフィーと定められている。

出場にかかる費用とルール

アジア選手権は、選手が個人で申し込む大会ではない。要項は「選手は各国連盟から推薦されなければならない」とし、各国連盟が最終エントリーフォームを提出する仕組みだ。日本からはJBBFが選んだ選手団として出場する。出場の可否はIFBBが最終的に判断する。

費用の項目 金額(要項の記載)
登録料(10月28日までの支払い、2人部屋) 500ユーロ(3泊分の宿泊と1日3食を含む)
登録料(10月28日までの支払い、1人部屋) 650ユーロ
登録料(10月28日より後の支払い) 2人部屋600ユーロ/1人部屋750ユーロ
追加カテゴリーへのクロスオーバー 1カテゴリーにつき100ユーロ
IFBB国際カード(年間) 50ユーロ(60米ドル)、必須
ホテルのデポジット 1人100ユーロ(現金、チェックアウト後に返金)
ヘアメイク 1人250ユーロ

宿泊と食事は、11月13日の夕食から16日の朝食までが登録料に含まれる。選手は受付でパスポートとIFBB国際カードを提示する必要がある。

計量・タンニング・ドーピング検査

計量では、全選手がポージング用の衣装を着て検査を受け、女子はシューズも持参する。要項は「拭き取って落ちるタンニングは認めない」と明記しており、バックステージで係員が確認し、落ちる場合はステージに上がる前に落とすよう指示される。ポージング曲はMP3形式でUSBメモリに入れ、その曲だけを保存しておく決まりだ。

IFBBは世界アンチ・ドーピング規程(WADA Code)の署名団体で、大会ではIFBB医事委員会がWADA認定の検査機関を使ってドーピング検査を行う。出場する選手は、タイでの受付時にドーピング検査の同意書に署名する必要がある。JBBFも国内大会でドーピング検査を行う団体であり、IFBBの大会は検査のある競技として位置づけられている。検査のある大会の全体像はドーピング検査のある大会の一覧で整理している。

日本から観戦・応援するには

タイの時刻は日本より2時間遅い。日本からパタヤへ行く場合、要項が推奨するのはバンコクのスワンナプーム国際空港か、パタヤに近いウタパオ国際空港だ。要項は、日本を含む多くのアジアの国・地域のパスポート所持者が観光などの短期滞在ならビザなしで入国できると説明する一方、選手やコーチ、審判など公式チームのメンバーは、競技参加のためのビザが必要になる場合があるとしている。渡航前にタイ大使館・領事館で最新の条件を確かめるよう求めている。

観戦チケットの価格や販売方法、ライブ配信の有無は、10月21日時点でIFBBの大会ページと要項に記載が見当たらなかった。会場でのカメラやビデオの使用は、バックステージと更衣室では許可された撮影者以外禁止とされている。日本から結果を追う場合は、JBBF公式サイトのお知らせと、IFBB公式サイトの大会ページを確認するのが確実だ。JBBFは前回大会でも終了直後に日本選手団の結果を公開している。

JBBF公式サイトで日本選手団の情報を見る

よくある質問

IFBBアジア選手権2026はいつ開かれますか

2026年11月13日〜16日にタイ・パタヤで開かれる予定である。13日が受付と計量、16日が出発日とされている。各カテゴリーの審査日の詳細は、10月21日時点で公式の要項に記載がない。

日本代表は何人ですか

JBBFが10月20日に発表した日本選手団は、男子23人、女子6人の計29人である。監督は木下美弥子氏で、ほかにコーチ4人が帯同する。

一般の選手が個人でエントリーできますか

できない。要項では、選手は各国の連盟から推薦される必要があり、エントリーフォームは連盟が提出する。日本の選手はJBBFの選考を経て日本選手団として出場する。

優勝するとIFBBプロリーグのプロになれますか

この大会で出るのはIFBBのエリートプロカードで、オリンピアにつながるIFBBプロリーグのプロカードとは別の制度である。対象はメンズクラシックボディビル、メンズフィジーク、ビキニ、ウェルネス、ボディフィットネスの計22枚と定められている。

前回大会で優勝した日本選手はいますか

2025年大会の公式結果では、原田吉史選手がメンズフィジーク179cm以下、川口知子選手がマスター・ウーマンズフィットモデル、佐藤茂男選手がマスター・メンズフィットボディビル50〜59歳で1位になっている。

KINNIKU TIMESの視点

今回の日本選手団29人は、前回の10人からほぼ3倍に増えた。国内の大会で勝った選手が、同じ年のうちにアジアの舞台で試される機会が広がったと言える。2025年の結果を見ると、日本勢が上位に入ったのはメンズフィジークの身長別クラスやマスター、フィットモデルなど、出場人数が比較的少ないか、体の完成度と見せ方の両方を問うカテゴリーだった。一方、メンズフィジーク170cm以下は19人が出場し、UAEやオマーンなど中東の選手が多く並んだ。アジア選手権は、日本の大会とは出場国の顔ぶれも審査の傾向も違う。

これから国際大会を目指す人にとって大事なのは、まず国内のJBBF大会で結果を出し、選考の対象になることだ。JBBFの仕組みはJBBFとは、10月の日本選手権の結果は吹田3大会の結果、直前の世界選手権の日本選手団はIFBB世界選手権2026の記事で確認できる。同じ11月にはスペインでIFBB世界フィットモデル選手権もある。秋以降の主な大会はボディビル大会日程2026にまとめた。

自分の体が競技の基準に近づいているかを数字で確かめたい人は、FFMI計算で除脂肪量の目安を出してみるとよい。KINNIKU TIMESは大会後、JBBFとIFBBの公式発表をもとに日本選手団の結果を報じる予定である。

出典

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