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バーベルカールのボリュームは限界まで行う必要がある?

【2回残し】バーベルカールのボリュームは限界まで行う必要がある?

バーベルカールは、毎セット限界まで追い込むべきなのでしょうか。限界まで行わないと、総負荷量が減って損をする気もします。バーベルカールのボリュームを、2回残しの考え方で計算します。

バーベルカールのボリュームは、毎セット限界まで行わず2回残して止めても、セットを1つ足せば総負荷量はむしろ増やせます。

  • 限界まで行うと1,080kg、2回残しなら900kgです
  • 2回残しで4セットにすると1,200kgになり、限界の1,080kgを上回ります
  • 19人の8週試験では、筋厚の差は0.032cmと小さい結果でした
  • 対象は1種目のカールだけなので、他の種目には当てはめません

重量・回数・セットを入れるだけで総負荷量を自動計算します。前回の重量と回数が記録画面に出るので、余力を残しても伸びを確かめられます。

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30kgのバーベルカールの総負荷量(kg)

限界12回×3
1,080
2回残し10回×3
900
2回残し10回×4
1,200
出典・作図: FITPEAK × Souhuka(計算例。下の表と同じ数字)

この記事でわかること

  • 2回残しの総負荷量を限界と比べる
  • 19人の8週試験でわかったこと
  • 二頭筋の週セット数と種目の組み合わせ
  • 肘への負担と、この考え方の弱点

バーベルカールは2回残しでも1セット足せば1,200kgになる

30kgのバーベルで、限界が12回の人を例にします。毎セット12回まで行うと、30×12=360kg、360×3=1,080kgです。

あと2回の余力を残して10回で止めると、30×10×3=900kgです。限界のときより、180kg小さくなります。

やり方 計算 総負荷量
限界まで(12回) 30kg×12回×3セット 1,080kg
2回残し(10回) 30kg×10回×3セット 900kg
2回残し+1セット 30kg×10回×4セット 1,200kg

2回残しで1セット足すと、限界の1,080kgを約11%上回ります。余力を残すぶん、1セットを足す余裕が生まれます。

手計算が面倒なときは、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版が使えます。

19人の8週試験は、限界と2回残しの差が小さかった

Vasconcelos他(2026)は、筋トレ経験者19人(男性11人、女性8人)に、片腕ずつ別の条件で8週間トレーニングさせました。

項目 内容
種目 片腕のプリーチャーカール
負荷・回数 1RMの70〜80%で8〜12回
頻度 週2回、3セットから途中で4セットへ
条件 片腕は限界まで、もう片腕は1〜3回残す

結果は次のとおりです。差は、限界条件から2回残し条件を引いた値です。

指標 2回残し 限界まで
筋厚の増加 0.205cm 0.237cm
1RMの増加 5.41kg 6.00kg

差は筋厚で0.032cm、1RMで0.588kgでした。95%の確からしい範囲はどちらもゼロをまたぎ、差の向きもはっきりしません。著者らは、1〜3回残すトレーニングは、限界まで行う場合と同程度の効果と結論づけています。

ただし限界もあります。種目はプリーチャーカール1つだけで、人数は19人と少なめです。左右の腕で比べる設計のため、片側の練習の影響を受ける可能性もあります。

二頭筋の週セット数と種目の組み合わせ

KINNIKU TIMESの解説では、二頭筋全体で週8〜14セット前後を、週2回に分ける目安が紹介されています。初心者は、週6セット程度から始めるとされています。

週の例です。バーベルカールを2回残しで10回、4セットを週2回行います。30×10×4×2=2,400kgです。

種目の選び方も研究があります。Marcolin他(2018)は、週3回以上トレーニングする男性12人で、筋電図を比べました。ストレートバーとEZバーの間に、統計的な差はほとんどありませんでした。EZバーは、ダンベルの交互カールより活動が高めでした。

Zabaleta-Korta他(2023)は、経験のある女性31人を9週間比べました。肘が伸びた位置で負荷が最大になるプリーチャーカール群は、肘に近い部位の筋厚が増えました。ただし、人数が少なく差を見つけにくい可能性を著者自身が述べています。

だから、バーベルカールだけに絞らず、プリーチャーカールなども組み合わせると安心です。Souhukaでは種目ごとの前回比が出るので、組み合わせた種目をそれぞれ確認できます。

肘への負担と、この考え方の弱点

重いバーベルカールは、肘や上腕二頭筋の腱に負担がかかりやすい種目です。肘の痛みや腱の張りを感じる場合は、重量を落とすか中止してください。痛みが長引く場合は、医師や理学療法士に相談しましょう。

この考え方には、弱点があります。2回残しは、自分の感覚で決める余力です。疲れた日は感覚がずれ、実際には残っていないことがあります。記録の回数が毎回減るなら、重さを下げて見直してください。

また、余力を残すことは手を抜くことではありません。試験では、12回以上できたら重量を1〜2kg増やし、途中でセット数も増やしていました。重量と回数を記録して伸ばす前提があってこその結果です。

向かない人もいます。数字を伸ばすことに集中しすぎて、反動で挙げてしまう人です。肘を体の横に固定し、反動を使わずに2〜3秒かけて下ろした回数だけを数えます。

よくある質問

バーベルカールは毎セット限界まで行うべきですか

必須とは言えません。19人の8週試験では、1〜3回残しても、限界まで行った場合と筋肥大の差は小さい結果でした。

2回残すとは、どういう意味ですか

あと2回できる余力を残して、セットを終える意味です。RIR2とも呼ばれます。

バーベルカールは週に何セットが目安ですか

二頭筋全体で週8〜14セットが目安です。初心者は、週6セットから始めて構いません。

まとめ

  • バーベルカールは、2回残しでも1セット足せば総負荷量を増やせます
  • 限界の1,080kgは、2回残しの4セットで1,200kgになります
  • 19人の8週試験では、限界と2回残しの差は小さい結果でした
  • 肘の痛みがあるときは、重量を落とすか中止します

余力を残した日の記録も残すと、バーベルカールの伸びが前回比で見えます。週ごとの総負荷量も自動でまとまります。

Souhukaで記録を始めて前回比を見る

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出典

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