【9週で90セット】大臀筋の週セット数と、お尻のセットを数えるときの総負荷量
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お尻の筋トレは、ヒップスラストにもスクワットにも、お尻が使われます。どの種目を何セットと数えるのか、総負荷量はどう記録するのかを、研究の数字で整理します。
大臀筋の週セット数は10セット前後が目安で、ヒップスラストとフルスクワットは、どちらもお尻のセットとして数えられます。
- 米ACSMは、筋肥大を1筋群あたり週10セット以上としている
- ヒップスラストとスクワットの9週試験では、臀筋の増え方は同程度だった
- 試験のセット数は、週6セットから始まり、最後は週12セットだった
- スクワットは四頭筋のセットにも数えるので、総負荷量の二重計上に注意する
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試験のお尻のセット数の推移(週あたり)
この記事でわかること
- 大臀筋の週セット数の目安と、研究で使われたセット数
- ヒップスラストとスクワットを、どう数えるか
- 週10セットの総負荷量の計算例
- この配分が向かない人と、注意点
大臀筋の週セット数は10セット前後:9週で90セットの内訳
米国スポーツ医学会(ACSM)の2026年の指針は、筋肥大の目安を1つの筋群あたり週10セット以上としました。大臀筋もこの目安に当てはまります。
米ACSMの目安に対して、実際の研究では、どのくらいのセット数が使われたのでしょうか。Plotkin 氏らの2023年の試験では、筋トレ未経験の若い男女34人が、ヒップスラストかバックスクワットを、週2回、9週間行いました。
| 期間 | 1回のセット数 | 週のセット数 |
|---|---|---|
| 1週目 | 3セット | 6セット |
| 2週目 | 4セット | 8セット |
| 3〜6週目 | 5セット | 10セット |
| 7〜9週目 | 6セット | 12セット |
この表を足すと、9週で90セットになります。週2回なので、1回あたりの合計が45セットだったためです。
つまり、週10セット前後という目安は、この試験の中盤から終盤のセット数と近い水準です。ただし、対象は未経験者で、1回8〜12回を限界まで行いました。初心者が最初から週12セットを目指すという意味ではありません。
初心者は、4〜6セットから始めるとよいでしょう。この4〜6セットは編集部の目安です。詳しくはACSM 2026の指針の解説をどうぞ。
お尻のセットと総負荷量:スクワットはどう数えるか
臀筋の増え方は、ヒップスラストとスクワットで、同程度でした。大臀筋の上部、中部、下部、中殿筋、小殿筋のいずれも、群の差の95%信頼区間はゼロをまたいでいました。
差が出たのは太ももです。スクワット群のほうが、大腿四頭筋で3.6平方センチ、内転筋群で2.5平方センチ、大きく増えました。ハムストリングスは、どちらもほとんど増えませんでした。
| 筋肉 | ヒップスラスト | スクワット |
|---|---|---|
| 臀筋 | 増加 | 同程度に増加 |
| 大腿四頭筋 | 増え方が小さい | 3.6平方センチ大きい |
| ハムストリングス | ほとんど増えず | ほとんど増えず |
スクワットは、深さも大切です。Kubo 氏らの2019年の試験では、若い男性17人が10週間行い、大臀筋の体積はフルで+6.7%、ハーフで+2.2%でした。お尻のセットとして数えるなら、深くしゃがむスクワットが前提になります。
ここで、総負荷量の記録に落とし穴があります。スクワットは、大腿四頭筋のセットにも、お尻のセットにも数えられます。脚の日の総負荷量を合算するとき、同じスクワットを二重に足してしまうことがあるのです。
対策は単純です。種目ごとの総負荷量は、1回だけ記録します。部位ごとに集計するときは、スクワットを両方に数えると、あらかじめ決めておきます。
ヒップスラストの筋電図は、スクワットより高い結果でした。ただし、その大きさから筋肥大は予測できませんでした。効いている感覚だけで、種目の優劣は決められません。
中殿筋は、別の種目が候補です。DiStefano 氏らの2009年の研究では、横向きで脚を上げるサイドライイング・ヒップアブダクションで、中殿筋の活動が平均81%に達しました。
週10セットの総負荷量を計算する:7,008kgの例
ここからは編集部の配分例です。ヒップスラストを4セット、バックスクワットを4セット、ブルガリアンスクワットを2セットにして、合計10セットにします。
| 種目 | 計算 | 週の総負荷量 |
|---|---|---|
| ヒップスラスト | 100kg×10回×4セット | 4,000kg |
| バックスクワット | 80kg×8回×4セット | 2,560kg |
| ブルガリアンスクワット | 14kg×16回×2セット | 448kg |
| 合計 | 4,000+2,560+448 | 7,008kg |
ブルガリアンスクワットの16回は、左右8回ずつの合計で、ダンベルは1本の重さで入れています。14×16=224kg、224×2=448kgです。
100×10=1,000kg、1,000×4=4,000kgです。80×8=640kg、640×4=2,560kgで、合計は7,008kgになります。
これを週2回に分けると、1回は5セットです。1回の総負荷量は、7,008÷2=3,504kgになります。
このスクワットの2,560kgは、大腿四頭筋の週セット数の解説の例と同じ数字です。四頭筋と合わせて集計するときは、2,560kgを一度だけ足します。
Souhukaの部位別グラフでは、種目ごとの総負荷量の推移を確認できます。週次レポートで先週比も見られるので、ヒップスラストが伸びているかを数字で追えます。計算の基本は総負荷量の完全ガイドにあります。登録なしで総負荷量を計算することもできます。
この配分が向かない人と注意点
- 腰に痛みがある人は、ヒップスラストの頂点で腰を反らさず、重さを下げる
- 膝に痛みがある人は、ブルガリアンスクワットの前に、医師や理学療法士に相談する
- お尻より太ももを太くしたくない人は、スクワットを減らし、ヒップスラストを多めにする
Plotkin 氏らの試験は、未経験の若者34人で、期間は9週間です。経験者や高齢者に当てはまるかは分かりません。著者のうち2人は、トレーニング関連の商品やサービスを販売していると開示しています。
鋭い痛みやしびれが出たら中止してください。胸の痛みや息苦しさがあるときも、すぐに運動をやめて医療機関を受診してください。重いバーベルは、補助者かセーフティーバーを使いましょう。
よくある質問
大臀筋は週何セットが目安ですか
10セット前後が目安です。米ACSMの指針は、筋肥大を1筋群あたり週10セット以上としています。初心者は4〜6セットから始めます。
ヒップスラストとスクワットはどちらがよいですか
臀筋の増え方は同程度でした。スクワットは太もも前側と内側も増えるので、太ももを太くしたくない人は、ヒップスラストを多めにします。
スクワットのセットはお尻に数えてよいですか
深くしゃがむフルスクワットなら、数えてよいと考えられます。ハーフは増え方が小さかったので、数えるのは控えめにします。
お尻の筋トレは週何回がよいですか
週2回に分けると組みやすいです。研究も、週2回で行われました。
まとめ
- 大臀筋の週セット数は10セット前後が目安で、初心者は4〜6セットから始めます
- 試験の9週間は、週6セットから始まり、週12セットまで増えました
- ヒップスラスト4、スクワット4、ブルガリアン2の例では、週の総負荷量は7,008kgです
- スクワットは四頭筋と二重に数えないよう、集計のルールを決めます
記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。超える数字がひと目でわかります。
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出典
- Plotkin DL ほか(2023年)。未経験の男女34人、9週間。Front Physiol(2026年10月確認)
- Kubo K ほか(2019年)。若い男性17人、10週間。Eur J Appl Physiol(2026年10月確認)
- DiStefano LJ ほか(2009年)。健康な21人。J Orthop Sports Phys Ther(2026年10月確認)
- ACSM「ACSM Unveils Landmark 2026 Resistance Training Guidelines」(2026年10月確認)