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膝サポーターは筋トレのボリュームと膝に効くか

【1RM約3%増】膝サポーターは筋トレのボリュームと膝に効くか

スクワットの前に、膝にスリーブやサポーターを着ける人は多いでしょう。着けると重さが上がる気がする一方、膝を守れているのかは気になります。2つの小さな試験の数字を、総負荷量に当てはめて整理します。

ネオプレン素材の膝サポーターはスクワットの1RMを約3%高めた試験がありますが、膝への負荷の変化は小さく、ケガを防ぐ証拠にはなりません。

  • 15人の試験で、スクワット1RMは161kgから166kgに増えました(約3%)
  • 脚伸展の総負荷量など、ほかの項目には差がありませんでした
  • 17人の試験で、膝の力学への影響は小さい結果でした
  • 膝に痛みがあるときは中止し、医師や理学療法士に相談します

サポーターありの日となしの日を、総負荷量の前回比で並べて見られます。重量・回数・セットを入れるだけです。ダウンロードは無料です。

Souhukaでサポーターありなしの総負荷量を比べる

Android版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。

膝サポーターとスクワット1RM(15人の平均)

弱いサポート
161kg
標準サイズ
166kg
1サイズ小さい
166kg
出典・作図: FITPEAK × Souhuka(Machek他, J Strength Cond Res 2021。棒は166kgを最長とした比)

この記事でわかること

  • 膝サポーターで1RMが上がった試験の中身
  • 約3%を総負荷量に当てはめた大きさ
  • 膝への負荷は変わったのか
  • 弱点と、向かない人

膝サポーターでスクワット1RMが約3%増えた(15人)

Machek他(2021年)は、膝スリーブを使ったことのない男性15人(平均22.1歳)で試験を行いました。3回の測定日に、3種類のスリーブをランダムな順番で試しています。

条件 スクワット1RM
弱いサポートのスリーブ 161±22kg
標準サイズのネオプレン 166±24kg
1サイズ小さいネオプレン 166±21kg

標準サイズと小さいサイズは、弱いサポートより有意に高い結果でした。2つのネオプレンの間に差はありません。161kgから166kgは、5kgの増加で、約3.1%です(5÷161)。

ほかの項目は、条件による差がありませんでした。垂直跳びのパワー、バーの速度、脚伸展の反復回数、脚伸展の総負荷量も同じです。効果は、スクワットの1RMに限られました。

約3%を、総負荷量に当てはめる

約3%の増加は、日々のトレーニングでどれくらいの大きさでしょうか。1RMの80%で5回×5セットを行う例です。仮の数字です。

条件 計算 総負荷量
1RM 161kgの80% 128.8kg×25回 3,220kg
1RM 166kgの80% 132.8kg×25回 3,320kg
差 3,320−3,220 100kg(約3.1%)

差は100kgで、1回分の重さにも満たない大きさです。試験では、反復回数や総負荷量に差がありませんでした。1RMで少し上がっても、ふだんの量が大きく増えるとは限りません。

サポーターの有無で記録を比べるなら、同じ重量・回数で、ありの日となしの日を3回ずつ並べます。Souhukaは、前回の重量と回数が記録画面に出ます。手計算なら登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版も使えます。

膝への負荷は変わったのか(17人の試験)

Maynart他(2024年)は、男性のクロスフィット実践者17人で、7mmのネオプレンスリーブの有無を比べました。フロントスクワットとボックスジャンプで、膝の動きと力を測っています。

項目 結果
フロントスクワット1RM スリーブありで高い
膝の外的内転モーメントの最大値 スリーブありで低い(p=0.047)
ボックスジャンプの膝の回旋 スリーブありで小さい(p=0.029)
安定感の自己評価 94%が、よりよいと回答

著者らは、スリーブが膝の力学に与える影響は小さいと結論づけています。参加者の全員が、スリーブは膝の痛みを防ぐと信じていましたが、これは本人の思いです。痛みを防ぐ効果は、測られていません。

安定感の自己評価は、本人の感じ方です。安心して集中できる利点はあっても、重量を上げすぎる原因にもなります。感じ方と実際の差は、記録で確かめます。

弱点と、向かない人

どちらの試験も、男性のみの小さな試験で、1日の測定です。女性や初心者、長期の使用に当てはまるかは、わかっていません。ネオプレンのスリーブは、ケガ用の医療用サポーターとは別の物です。

  • 膝に痛みや腫れがあるときは使わず、医師や理学療法士に相談してください
  • ケガの治療中の人は、サポーターの種類と使い方を専門家に確認してください
  • 「着ければ安全」と考えて、重量を上げすぎないでください

スリーブの厚さや製品は、試験ごとに異なる可能性があります。市販のほかの製品が、同じ結果になるとは限りません。安心感で重さを上げすぎないことが大切です。ベルトの場合の考え方は、トレーニングベルトと総負荷量でも整理しました。扱える重量の目安はスクワット平均や1RM計算で確認できます。

よくある質問

膝サポーターを着けると、スクワットの重量は上がりますか

15人の試験では、1RMが約3%高くなりました。ただし、ほかの項目に差はなく、効果はスクワット1RMに限られました。

膝サポーターは、膝の痛みを防ぎますか

防ぐ証拠は、確認されていません。17人の試験では、膝の力学への影響は小さく、痛みの予防は測られていません。

サイズは小さいほうが効きますか

15人の試験では、標準サイズと1サイズ小さいものの間に、差はありませんでした。

膝サポーターで、総負荷量は増えますか

試験では、脚伸展の反復回数や総負荷量に差がありませんでした。1RMで約3%上がっても、ふだんの量が大きく増えるとは限りません。

まとめ

  • 膝サポーターで、スクワット1RMが約3%高くなった試験があります
  • 反復回数や総負荷量には、差がありませんでした
  • 膝の力学への影響は小さく、ケガの予防は確認されていません
  • 膝に痛みがあるときは中止し、専門家に相談します

記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。サポーターありの日となしの日の総負荷量を、前回比で見比べられます。

Souhukaで記録を始めて前回比を見る

Android版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。

出典

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