【自己ベスト更新】総負荷量の記録を3種類に分けて数える方法
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「今日は総負荷量が下がったのに、重い重量は上がった」。そんな日は、自己ベストなのでしょうか。更新の数え方を整理します。
筋トレの自己ベストは、推定1RM・回数・1回の総負荷量の3種類に分けて数えると、更新を見落としません。
- 推定1RMは、重い重量を扱えるようになった証拠です
- 回数の自己ベストは、同じ重量で何回できたかを見ます
- 総負荷量の自己ベストは、セット数をそろえて比べます
- 3つは同じ日に更新されるとは限りません
前回の重量と回数が記録画面に出るので、どの数字を超えたかがひと目でわかります。ダウンロードは無料です。
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3日間の記録:どの日が、どの自己ベストか
この記事でわかること
- 自己ベストを3種類に分ける理由
- 3日分の記録を使った、更新の判定の仕方
- 数え間違いを防ぐ条件のそろえ方
- 自己ベストを追うときの弱点
自己ベストを3種類に分けて数える理由
自己ベストを1つの数字で決めようとすると、見落としが出ます。重量を上げた日は回数が減り、回数を伸ばした日は重量が変わらないからです。
そこで、次の3種類に分けます。
| 種類 | 見る数字 | 何がわかるか |
|---|---|---|
| 推定1RM | 重量と回数から計算 | 重さへの強さ |
| 回数 | 同じ重量の最高回数 | 持久的な伸び |
| 総負荷量 | 1日の重量×回数×セット | その日の量 |
推定1RMは、1回だけ挙げられる最大の重量を、実際に挙げずに見積もった数字です。ここでは広く使われる式を使い、重量×(1+回数÷30)で計算します。ツールによって式が違い、数kgずれることがあります。
たとえば60kgを10回なら、60×(1+10÷30)=80.0kgです。手計算が面倒なときは、1RM計算ツールが使えます。
3日分の記録で、更新を判定する
ベンチプレスの3日分を並べます。どの日もセット数は3セットで、1セット目の回数で推定1RMを出しています。
| 日 | 内容 | 総負荷量 | 推定1RM |
|---|---|---|---|
| A日 | 60kg×10回×3 | 1,800kg | 80.0kg |
| B日 | 65kg×8回×3 | 1,560kg | 82.3kg |
| C日 | 60kg×12回×3 | 2,160kg | 84.0kg |
B日は、A日より総負荷量が240kg少なく、約13%下がりました(240÷1,800)。それでも推定1RMは80.0kgから82.3kgへ上がっています。重い重量を扱えた日として、記録に残す価値があります。
C日は、総負荷量も推定1RMも最高です。ただし、これは60kgで12回という、回数の自己ベストによるものです。重い重量を扱う力が上がったとは、この数字だけでは言えません。
3種類を別々に記録すると、「今日はどの種類の更新か」が分かります。更新の種類がわかれば、次の練習の狙いも決まります。重量を伸ばしたいなら重い日を、回数を伸ばしたいなら軽めの日を、それぞれ週に1回ずつ入れる形です。
数え間違いを防ぐ、条件のそろえ方
自己ベストは、条件がそろっていないと比べられません。特に次の3つに注意します。
- セット数をそろえる。3セットの日と4セットの日を比べない
- ダンベルは、1本の重さで入れるなど数え方を毎回同じにする
- ウォームアップは含めず、メインのセットだけを数える
たとえば60kgの10回を4セット行うと、2,400kgになります。C日の記録を超えますが、セット数が違うので、総負荷量の自己ベストとは数えません。
セット数を増やした日は、「量を増やした日」として別に記録します。そうすれば、あとで見返したときに、同じ条件の日だけを選んで比べられます。
Souhukaは、重量・回数・セットを入れると総負荷量を自動で計算します。前回の重量と回数も記録画面に出るので、どの数字を超えるかが見えます。
試すだけなら、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版があります。入力した値は端末の外に送られません。
自己ベストを追うときの弱点と注意
自己ベストを追うことには、弱点もあります。更新を狙って無理をすると、フォームが崩れやすくなります。推定1RMは見積もりなので、回数が多いほど実際の1RMからずれやすくなります。
研究でも、重量を上げる方法と回数を増やす方法の両方が有効でした。筋トレ経験者43人の8週間の試験では、筋肉の厚みの増え方は同等でした。スクワットの最大挙上重量の伸びは平均で約20kgで、重量を上げた群が約2kg上回りました。更新の種類にこだわりすぎなくてよい、という意味です。
向かない人もいます。更新できない日が続くと落ち込む人は、自己ベストではなく、前回との差を目標にします。痛みがあるときは、更新を狙わず中止してください。
よくある質問
総負荷量が下がった日も自己ベストといえますか
いえる場合があります。重い重量で推定1RMが上がった日は、総負荷量が下がっても、重量の自己ベストです。
自己ベストは毎回更新できますか
できません。更新できない週があるのは普通のことです。更新できない週は、条件をそろえて記録を続けます。伸び方には個人差が大きく、585人が12週間行った研究では、人によって結果が大きく違いました。
推定1RMは実際の1RMと同じですか
同じではありません。計算式による見積もりで、回数が多いほどずれが大きくなります。目安として使い、実際の最大挙上は安全な環境で行います。
自己ベストを更新した翌日はどうしますか
無理に続けて更新を狙わず、疲れを確かめます。次の回は、前回と同じ数字をそろえるだけでも十分です。
まとめ
- 自己ベストは、推定1RM・回数・総負荷量の3種類で数えます
- 重量を上げた日は、総負荷量が下がっても更新のことがあります
- セット数と数え方をそろえて比べます
- 更新できない日は、前回との差を目標にします
自己ベストを逃さないよう、毎回の重量・回数・総負荷量を記録に残せます。
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出典
- Plotkin DL et al. PeerJ(2022年)。筋トレ経験者43人・8週間、重量と回数の漸進の比較(2026年10月確認)
- Hubal MJ et al. Medicine and Science in Sports and Exercise(2005年)。585人・12週間(2026年10月確認)
- 1RM計算ツール(FITPEAK)(2026年10月確認)
- 総負荷量計算 by Souhuka(FITPEAK LAB)(2026年10月確認)