【前回比+3.7%】筋トレ記録で超える数字を決める3つの定義
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「今日は前回を超えられたのか」。それを一目で知るのが、前回比です。ただし「超える」には、いくつもの意味があります。筋トレ記録で超える数字を、3つの定義で整理します。
筋トレ記録の前回比は、(今回−前回)÷前回で計算し、超える数字は3つの定義から1つ選びます。
- 3つの定義は、総負荷量、トップセット、同じ重量での合計回数です
- 1,620kgが1,680kgになると、前回比は+3.7%です
- 重量を上げた日は、前回比がマイナスになることがあります
- 毎回は超えなくて構わず、2回続けて下がったら休養を見直します
記録画面には、前回の重量と回数が出ます。超える数字を、その場で決められます。ダウンロードは無料です。
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前回1,620kgに対する、今日の記録の前回比
この記事でわかること
- 前回比の計算式と、見るべき数字
- 「超える」の3つの定義
- 前回比がマイナスでも失敗でない日
- この考え方が向かない人
前回比とは?計算式と3つの「超える」
前回比は、前回の記録に対して、今回が何%増えたか(減ったか)を示す数字です。計算式は、(今回−前回)÷前回です。
前回の記録を、60kgで10回・9回・8回とします。合計は27回で、総負荷量は60×27=1,620kgです。これを超える方法は3つあります。
| 定義 | 超えたと言える条件 | 向く場面 |
|---|---|---|
| A 総負荷量 | 1,620kgより多い | 量を伸ばしたい |
| B トップセット | 最初のセットが11回以上 | 最大の力を見たい |
| C 同重量の合計回数 | 28回以上 | 重量が固定のとき |
前回の記録は、同じ種目で、同じ数え方にそろえます。ダンベルは1本の重さで入れ、ウォームアップは含めません。条件がずれると、前回比が正しく出ないからです。
どれか1つを選び、1回の記録では1つだけを目標にします。全部を毎回超えようとすると、無理が出ます。
手計算が面倒なときは、登録なしで総負荷量を計算するブラウザ版が使えます。
前回比+3.7%を超えた日の読み方
前回が1,620kgのとき、今日の記録を3パターンで比べます。
| 今日の記録 | 総負荷量 | 前回比 |
|---|---|---|
| 60kgで10・10・8回 | 1,680kg | +3.7% |
| 60kgで10・10・9回 | 1,740kg | +7.4% |
| 60kgで10・8・8回 | 1,560kg | −3.7% |
検算します。60×28=1,680kgで、60÷1,620=3.7%です。60×29=1,740kgで、120÷1,620=7.4%です。60×26=1,560kgで、−60÷1,620=−3.7%です。
1回増えるだけで、前回比は+3.7%です。小さな数字に見えますが、この積み重ねが、数か月後の差になります。
前回比は、毎回プラスでなくても構いません。目安として、3回に2回プラスなら順調と考えます。この「3回に2回」は編集部の目安で、研究の値ではありません。
重量を上げて前回比が−7.4%でも失敗ではない
前回比がマイナスでも、失敗でない日があります。重量を上げた日です。
| 今日の記録 | 総負荷量 | 前回比 |
|---|---|---|
| 62.5kgで8・8・8回 | 1,500kg | −7.4% |
検算します。62.5×24=1,500kgで、(1,500−1,620)÷1,620=−7.4%です。重量を2.5kg上げたため、回数が減りました。
この日は、定義Aではマイナスでも、定義Bや重量の記録では前進です。前回比は、1つの数字で判断せず、重量と回数も見ます。くわしくは重量を2.5kg増やす目安の記事と、ダブルプログレッションの記事にあります。
前回比が2回続けて下がった場合は、休養不足を疑います。見分け方は、重量が伸びない原因を見分ける記事が参考になります。
超える数字の決め方と、向かない人
記録の取り方は、FITPEAKの解説記事でも紹介しています。種目ごとに重量・回数・セット数を残し、2週間ごとに主な種目を比べる方法です。同じ回数で重量が増えたか、同じ重量で回数が増えたかを見ます。
回数を増やす方法でも、筋肥大は重量を上げる方法と同程度、という経験者43人の試験があります。ただし最大筋力は、重量を上げた群が少し上回りました。詳しくは重量と回数の漸進を比べた試験の解説にあります。
この考え方が向かない人
- 毎回プラスにこだわると、フォームが崩れやすくなります
- メニューや種目を頻繁に変える人は、前回が存在せず、比べられません
- 数字が気になって休めない人は、週に1回だけ見る運用がおすすめです
- 痛みがあるときは、前回比より、中止を優先してください
痛みが続く場合は、医師や理学療法士に相談してください。Souhukaの記録画面では前回の重量と回数が出ます。週次レポートでは、今週の総負荷量と先週比・前回比が見られます。
よくある質問
前回比の計算式は何ですか
(今回−前回)÷前回です。前回が1,620kg、今回が1,680kgなら、60÷1,620で+3.7%になります。
前回比は毎回プラスにしないといけませんか
毎回プラスにする必要はありません。目安は、3回に2回プラスです。2回続けて下がるなら、休養や量を見直します。
重量を上げて前回比がマイナスになりました。失敗ですか
失敗ではありません。重量を上げると、回数が減って、総負荷量は一度下がるのが普通です。重量と回数も、あわせて見ます。
前回が休んだ日や、体調不良の日のときはどうしますか
体調不良の日の記録は、比べる基準にしないほうが安全です。その前の、体調の良い日と比べてください。
まとめ
- 前回比は、(今回−前回)÷前回で計算します
- 超える数字は、総負荷量・トップセット・合計回数から1つ選びます
- 1,620kgが1,680kgになると、前回比は+3.7%です
- 重量を上げた日のマイナスは、失敗ではありません
前回の重量と回数を見ながら入力すれば、超える数字がその場でわかります。記録は重量・回数・セットを入れるだけです。
Souhukaで記録を始めて前回比を見るAndroid版はGoogle Playから。登録なしで試すならブラウザ版の総負荷量計算へ。
出典
- Plotkin DL ほか、PeerJ 10:e14142(2022年)重量と回数の漸進の比較、経験者43人(2026年10月確認)
- FITPEAK「KINNIKU TIMES」筋トレの効果はいつから出るか(記録の取り方の部分)(2026年10月確認)
- 総負荷量計算 by Souhuka(FITPEAK LAB)(2026年10月確認)