【成分表で解説】ダイエット中のキャベツ|カロリー・調理法の違い・注意点
ダイエット中にキャベツを食べてよいのか、迷っていませんか。この記事では、食品成分表の数字で調理法ごとのエネルギーを比べ、役立つ点と限界をまとめました。
ダイエット中のキャベツは、食事のかさを増やしながらエネルギーを抑えやすい野菜です。
- 生は可食部100gあたり23kcal、食物繊維1.8g、ビタミンC 38mgです
- 油で炒めると、100gあたり78kcalになります
- キャベツだけを食べる偏った方法は、おすすめできません
- 主食・主菜と組み合わせて、野菜の量を増やす一つとして使いましょう
キャベツのエネルギー(可食部100gあたり)
この記事でわかること
- 生・ゆで・油いためのエネルギーと栄養の違い
- ダイエット中にキャベツが役立つ点と、限界
- エネルギーを増やしにくい食べ方
- ビタミンKやカリウムなど、注意したい人
キャベツの栄養成分(100gあたり)
食品成分表で、キャベツ(結球葉)の主な成分を調理法ごとに比べると次のようになります。
| 成分 | 生 | ゆで | 油いため |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 23kcal | 19kcal | 78kcal |
| たんぱく質 | 1.2g | 0.9g | 1.6g |
| 脂質 | 0.1g | 0.2g | 6.0g |
| 炭水化物 | 5.2g | 4.6g | 5.9g |
| 食物繊維総量 | 1.8g | 2.0g | 2.2g |
| ビタミンC | 38mg | 17mg | 47mg |
| カリウム | 190mg | 92mg | 250mg |
| ビタミンK | 79μg | 76μg | 120μg |
生のキャベツは水分が92.9gと多く、エネルギーが低い野菜です。ゆでるとビタミンCやカリウムの値は生より小さくなっています。
油いためは、油を吸うぶん脂質とエネルギーが大きく増えます。炒めて水分が減ると、100gあたりの値が大きく出る点にも注意してください。
FITPEAKの計算では、油いためと生の差は78kcal-23kcal=55kcalです。脂質は6.0g-0.1g=5.9g増えています。
丸くて小ぶりな「グリーンボール」も、食品成分表ではキャベツ類に含まれます。生で100gあたり20kcal、食物繊維1.6g、ビタミンC 47mgです。エネルギーは、ふつうのキャベツと大きな差はありません。
春キャベツや冬キャベツなど、季節や品種で食感は違います。ダイエット中は、どれを選んでもかまいません。
ダイエット中にキャベツが役立つ理由と限界
キャベツが役立つのは、次の3つの点です。
- 同じ量を食べても、エネルギーが少ない
- 食物繊維がとれる
- 調理しやすく、量を増やしやすい
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食物繊維の目標量が成人男性で1日20g以上、女性で18g以上です。一方、日本人成人の平均摂取量は1日18.1gです。
また、1日350g以上の野菜を食べることがすすめられています。お浸しやサラダなど野菜が主材料の副菜で、5〜6皿分にあたります。数字はいずれも、厚生労働省のe-ヘルスネットによります。
FITPEAKの計算です。食物繊維の目標量18gを、生のキャベツだけでとる場合を考えます。18g÷1.8g×100g=1,000gで、1kgが必要になります。
| 役立つ点 | 限界・注意点 |
|---|---|
| 100gあたり23kcal(生)と低い | マヨネーズやドレッシング、油で、エネルギーが増えやすい |
| 食物繊維がとれる(生で1.8g) | キャベツだけで食物繊維の目標量に届くわけではない |
| かさがあり、食事の量を増やしやすい | キャベツだけを食べる方法は、たんぱく質などが不足しやすい |
| 生でも加熱でも使える | 食べ過ぎると、おなかが張るなど体質に合わないこともある |
「食事の前にキャベツを食べると痩せる」といった方法が紹介されることがあります。しかし、キャベツそのものに体重を減らす働きがあるとは言えません。
体重は、食べたエネルギーと使ったエネルギーの差で変わります。キャベツは、次のように使うのが現実的です。
- ほかの料理の量を少し減らして、置きかえる
- 主食や主菜と一緒に食べて、食事全体の量を整える
1日に必要なエネルギーは、人によって違います。TDEE・PFC計算ツールで、自分の目安を出せます。
エネルギーを増やしにくい食べ方
ポイントは、油と調味料の量を決めることです。
| 食べ方 | ポイント |
|---|---|
| せん切りのサラダ | ドレッシングは量を決めてかける。レモンや酢、香味野菜で味を足す |
| 蒸しキャベツ・ゆでキャベツ | かさが減って量を食べやすい。塩分の多い調味料のかけすぎに注意 |
| スープ・みそ汁の具 | 煮汁に溶けた成分も一緒にとれる。汁の塩分には注意 |
| 炒め物 | 油の量を計る、フッ素加工のフライパンを使うなどで油を控えめに |
| 主菜に添える | 肉や魚などのたんぱく質源と一緒に食べ、偏らないようにする |
調味料の塩分にも気をつけましょう。食塩相当量の目標量は、18歳以上の男性で1日7.5g未満、女性で6.5g未満です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の値で、厚生労働省のe-ヘルスネットによります。
主菜のたんぱく質源を選ぶときは、タンパク質1gあたり食品コスパランキングが参考になります。
キャベツで注意したい人・医師に相談したい人
次に当てはまる人は、食べ方を医師などに相談してください。
- ワルファリンなどの薬を飲んでいる人:キャベツにはビタミンKが含まれます(生で100gあたり79μg)。血液を固まりにくくする薬の中には、ビタミンKの多い食品のとり方に注意が必要なものがあります。食事の内容は、医師や薬剤師に相談してください。
- 腎臓の病気などでカリウムを制限している人:キャベツにはカリウムも含まれます。食べる量は、医師や管理栄養士に相談してください。
- 持病がある人:特定の食品を大量に食べる食事法を始める前に、医師に相談してください。
- おなかの張りが気になる人:一度にたくさん食べず、体調に合わせて量を調整しましょう。
よくある質問
キャベツダイエットで痩せますか?
キャベツに体重を減らす働きがあるとは言えません。ただし、エネルギーの低いキャベツで食事のかさを増やせます。ほかの料理の量を少し減らせば、1日のエネルギーを調整しやすくなります。
キャベツは1日どれくらい食べていいですか?
決まった量はありません。e-ヘルスネットでは、野菜全体で1日350g以上がすすめられています。キャベツだけでなく、いろいろな野菜を組み合わせましょう。
キャベツは生とゆで、どちらがいいですか?
目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。食品成分表では、ゆでるとビタミンCやカリウムの値が生より小さくなっています。一方、ゆでるとかさが減って、量を食べやすくなります。
夜にキャベツだけ食べるのはどうですか?
おすすめできません。キャベツだけの食事では、たんぱく質などが不足しやすくなります。夜も主食・主菜・副菜をそろえ、全体の量で調整しましょう。
まとめ
- キャベツ(生)は100gあたり23kcalで、食事のかさを増やしやすい野菜です
- 油で炒めると78kcalになるので、油と調味料の量を決めましょう
- キャベツそのものに体重を減らす働きがあるとは言えません
- キャベツだけの食事は避け、主食・主菜と組み合わせましょう
- ワルファリンを飲んでいる人や、カリウムを制限している人は、医師に相談してください
食事全体の組み立てを一人で考えるのが難しい人は、食事の相談もできるパーソナルジムも選べます。ダイエット向けパーソナルジムのおすすめで比べています。
出典
- 文部科学省「食品成分データベース」(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「+70gの野菜で食生活を見直そう!」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「ナトリウム」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
上記の出典は、2026年10月に確認しました。
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