【同じ種目で比較】ピンローディングとプレートロードの違い|組み合わせ方
ピンローディング(ピン式)とプレートロードの違いは、重さの付け方です。ピン式は本体に重りの束(ウエイトスタック)が入っていてピンを差し替えるだけで重さが変わり、プレートロードは利用者がプレートを付け外しします。初心者が多い店や無人の時間がある店はピン式を中心に、重い重量を扱う会員が多い店はプレートロードを足す、という組み合わせ方が基本です。同じラットプルダウンでも、メーカー公表値ではピン式は本体325kg、プレートロードは本体143kgと重さの持ち方が違い、プレート置き場も必要になります(2026年10月23日確認)。
同じ種目(ラットプルダウン)で比べた本体の重さ
ピンローディングとプレートロードの仕組みの違い
ピン式は、ケーブルや軸で重りの束につながっていて、何枚目に穴の開いたピンを差すかで重さを選びます。プレートロードは、レバー(ワークアーム)に付いた軸(ホーン)にバーベル用のプレートを差し込み、動きは軸受けとアームの軌道で決まります。
| 比べること | ピンローディング | プレートロード |
|---|---|---|
| 重さの変え方 | ピンを差し替える | プレートを付け外しする |
| 上限の重さ | スタックの重さまで | 軸に載る枚数まで |
| 使い始めの軽さ | 最初の1枚の重さで決まる | アームの重さで決まる(低いものもある) |
| 左右別々の動き | 機種による | 左右独立のアームの機種が多い |
| 主な点検 | ケーブル・プーリー・ピン | 軸受け・ホーン・座席 |
| 店の片付け | ほぼ不要 | プレートの戻し忘れが起きやすい |
メーカー公表値の例では、ピン式の Life Fitness Insignia Series Pulldown は標準のスタックが130kg(重いスタックは152kg)、プレート式の Hammer Strength Iso-Lateral Front Lat Pulldown は片側のアームに20kgプレート5枚まで、動き始めの重さは片側0.5kgです(どちらも2026年10月23日確認)。ピン式は「上限が決まっている」、プレート式は「軽い方から重い方まで幅が広い」と覚えておくと比べやすくなります。
店の運営から見た向き・不向き
どちらが良いかは、会員層とスタッフの体制で変わります。
| 店の条件 | ピン式が向く理由 | プレート式が向く理由 |
|---|---|---|
| 初心者・シニアが多い | 重さを変える手間がなく、落下の心配が少ない | 動き始めが軽い機種なら使える |
| 無人の時間がある | プレートが散らからない | 戻す場所(ホーン)がアームにある機種なら散らかりにくい |
| 重い重量を扱う会員が多い | スタックの上限に届く人が出る | 枚数を足せば上限を上げられる |
| 床・搬入に制約がある | 本体だけで重い | 本体は軽く、プレートは後から運べる |
床の観点では、ピン式は本体が重い代わりに持ち込むものが1つで済み、プレート式は本体が軽い代わりにプレートの重さが別にかかります。上のラットプルダウンの例では、プレート式の本体143kgに推奨プレート約186kgを足すと約329kgで、ピン式の本体325kgとほぼ同じです。「プレート式なら床に軽い」とは限らない点に気をつけましょう。
組み合わせ方:業態別の例
多くのジムは、どちらか一方にそろえるのではなく、部位や会員層で使い分けます。下は考え方の例で、決まった正解ではありません。
| 業態 | ピン式を中心にする部位 | プレート式を足す部位 |
|---|---|---|
| 24時間ジム(中規模) | 胸・背中・肩・脚の基本種目 | レッグプレス、ローなど重さを扱いたい種目 |
| パーソナルジム | 指導の流れを止めない種目 | 左右差を見たい種目(左右独立のアーム) |
| 総合ジム | サーキットの並び | フリーウエイトエリアの近くにまとめる |
| ボディメイク特化の店 | 仕上げの単関節種目 | 押す・引く・脚の主な種目 |
プレート式を足すときは、プレートの総量と置き場所も一緒に計画します。メーカーは機種ごとに推奨のプレートの組み合わせを公表していることが多く、たとえば上のラットプルダウンは45lbを6枚・25lbを4枚・10lbを4枚(合計410lb)です。同じ店に複数のプレート式を並べるなら、全部の機種で同時に使ったときの枚数を足して考えます。
業務用マシン一覧では「ウエイトスタック(ピン式)」と「プレートロード」の分類で機種を絞り込めます。同じ種目のピン式とプレート式の寸法の目安を並べて、どちらが部屋に収まるかを比べてみてください。
業務用マシン一覧を無料で使う買う前に確かめる5つのこと
- スタックの重さと刻み:ピン式は最大の重さだけでなく、1枚の重さ(刻み)と、細かく足せる補助の重りがあるかを見ます。
- 動き始めの重さ:プレート式はアームの重さで「何も付けない状態の重さ」が決まります。メーカーの Starting Resistance(開始負荷)の数字を見ます。
- プレートの軸の太さ:プレート式の軸に、店で使うプレートの穴が合うかを確かめます。
- 使うときの広さ:メーカーが Live Area(使用時の範囲)を公表している機種は、それで配置を考えます。
- 点検と部品:ピン式はケーブル、プレート式は軸受けが消耗品です。交換の目安と部品の取り寄せ先を販売店に聞きます。
よくある質問
ピンローディングとプレートロードはどちらが効果がありますか?
重さの付け方の違いなので、どちらが優れていると一概には言えません。店としては、会員が安全に迷わず使えるか、重さの範囲が会員に合っているかで選びます。
プレートロードのマシンにはプレートが何枚必要ですか?
機種ごとにメーカーが推奨の組み合わせを公表していることがあります。例として Hammer Strength の Iso-Lateral Front Lat Pulldown は45lb×6枚・25lb×4枚・10lb×4枚です(2026年10月23日確認)。複数台を置くなら合計で考えます。
無人の24時間ジムにプレートロードを置いても大丈夫ですか?
置いている店はありますが、プレートの戻し忘れや落下の音への対策が要ります。プレートを掛ける軸がマシンに付いた機種を選ぶ、戻し方を掲示する、防振マットを敷くなどを組み合わせてください。
出典
- Life Fitness「Insignia Series Pulldown」(2026年10月23日確認)
- Hammer Strength「Plate Loaded Iso-Lateral Front Lat Pulldown」(Life Fitness 公式)(2026年10月23日確認)
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