【11月から逆算】ジムの1月の集客準備|年始の入会を2月の退会にしない
ジムの1月の集客は、年始に「今年こそ運動を始めたい」と考える人を受け止める準備を、11月から12月のうちに終えておけるかで決まります。告知は12月中に始め、年始の営業時間・体験の枠・入会の手続きを先にそろえておきます。もう一つ大切なのが、1月に入会した人が2〜3月にやめないための仕組みです。入会が増えた月ほど、その後の退会も増えやすいため、入会後の最初の数週間の案内まで含めて計画しましょう。
1月の集客に向けた準備の流れ
なぜ1月なのか:「やりたいけれどできていない人」が動く
スポーツ庁の令和7年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(2026年10月23日確認)では、20歳以上で週1日以上運動・スポーツをしている人は51.7%、週1日以上したいと思う人は63.3%で、11.6ポイントの差がありました。この差にいる「したいのにできていない人」が、年の区切りをきっかけに動き出すのが年始です。
| 項目(令和7年度調査) | 割合 |
|---|---|
| 週1日以上の運動・スポーツ実施率(20歳以上) | 51.7% |
| 週1日以上の実施希望率(20歳以上) | 63.3% |
| 差(実施したいが、できていない層) | 11.6ポイント |
| 差が大きい層:40代女性・50代女性 | 14.3・14.2ポイント |
この層は「運動の経験が少ない」「続くか不安」という人が多いと考えられます。1月の告知では、設備の多さよりも「初めてでも続けやすい理由」を伝えるほうが響きやすいでしょう。初回の使い方の案内、混まない時間帯、短い時間で終わるメニューなど、始めるハードルを下げる情報を前に出します。
自店で1月に入会が増えるかどうかは、業態や立地でも変わります。去年・おととしの月別の入会人数を並べて、自店で本当に1月が伸びているのかを先に確かめておきましょう。
12月までに決めておく5つのこと
年が明けてから準備を始めると、問い合わせが増える時期に間に合いません。12月のうちに次の5つを決めておきます。
| 決めること | 中身 |
|---|---|
| 年末年始の営業 | 休業日・短縮営業・スタッフの配置を決め、店内・サイト・Googleビジネスプロフィールに同じ内容を出す |
| 体験の受け入れ枠 | 1日に受け入れられる体験の人数と時間帯。スタッフが少ない日は予約制にする |
| 年始の企画 | 入会金の割引などを行うなら、期間・条件・通常料金を明記する |
| 告知の順番 | 先に会員と過去の体験者へ、次に地域へ(LINE → 店内 → チラシ・広告) |
| 入会後の案内 | 入会から1か月の来館の目標、初回の使い方の説明、2週目の声かけ |
年始の企画で値引きをするときは、通常の料金と期間をはっきり書きます。期間を過ぎても同じ「今だけ」の表示を続けると、実際より有利だと誤解させる表示になるおそれがあります。期間が終わったら表示を差し替える日も決めておきましょう。
1月の混雑と、2月にやめさせない仕組み
入会が増えると、夕方から夜の時間帯が混みやすくなります。新しく入った人が「混んでいて使えない」と感じると、続ける気持ちが早くしぼみます。既存の会員の不満にもつながります。
- 混雑しやすい時間と空いている時間を、入会時と店内掲示で伝える
- 人気のマシンには使用時間の目安を掲示する
- 初めての人向けに、空いている時間帯の「使い方の説明会」を用意する
- 入会から2週間たっても来館が少ない人に、LINEなどで一声かける
運動を始める人には、無理のない目標を示すことも大切です。厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2026年10月23日確認)は、成人に筋力トレーニングを週2〜3日取り入れることを推奨事項に挙げています。入会したばかりの人に「まず週2回」を目安として示すと、通い方がイメージしやすくなります。体調に不安のある人には、医師に相談してから始めるよう案内してください。
1月に新規入会が増えても、2〜3月の退会が増えると会員数は思ったほど伸びません。「新規を増やす」と「退会率の改善」を同時に入れて、1年後の会員数と利益を比べてみましょう。
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1月が終わったら、去年と比べてどうだったかを確かめ、次の年の準備に使います。入会だけでなく、3か月後に残っている人数まで見るのがポイントです。
| 見る数字 | いつ見るか |
|---|---|
| 1月の問い合わせ・体験・入会(去年の1月と比較) | 2月の初め |
| 年始の企画にかかった費用と入会1人あたりの費用 | 2月の初め |
| 1月入会の人の、入会後1か月の来館回数 | 2月の終わり |
| 1月入会の人のうち、4月の初めに残っている人数 | 4月の初め |
例として、1月に30人入会し、4月の初めに24人残っていれば、3か月で8割が続いた計算です(計算のための例)。この割合を毎年記録すると、年始の企画が「人を集めただけ」なのか「続く会員を増やした」のかを見分けられます。
よくある質問
ジムの1月の集客はいつから始めればよいですか?
企画と予算は11月、告知は12月後半から始めるのが目安です。会員と過去の体験者には先に案内し、紹介をお願いしておくと年始の問い合わせにつながりやすくなります。
年始のキャンペーンは入会金無料がよいですか?
入会金無料は入会のハードルを下げますが、続かない人も入りやすくなります。初回の使い方の説明や、最初の1か月の通い方の案内をセットにして、入会後の継続まで考えた企画にしましょう。
1月に入会した人がすぐやめてしまうのはなぜですか?
混雑で使いにくい、使い方がわからない、目標が高すぎる、といった理由が考えられます。入会から2週間の来館の様子を見て声をかけ、退会した人には理由を聞いて記録しておきましょう。
出典
- スポーツ庁 令和7年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(2026年10月23日確認)
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2026年10月23日確認)
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