【方式比較】可変式ダンベルの切り替え4種|ダイヤル・回転・スライド・ピン
可変式ダンベルを選ぶとき、最大の重さと同じくらい迷うのが「どうやって重さを替えるか」です。商品名には「ダイヤル式」「回転式」「スライド式」などと書かれますが、違いが分かる説明は多くありません。
この記事では、公式ページと正規代理店の商品ページの仕様をもとに、4方式の操作・注意点・刻みを比べます。
トップ画像:BowFlex公式(Results Series 552)より
切り替え方式は4つ。迷ったら「グリップ回転式」から選びます。
- ダイヤル式:ダイヤルを回して選ぶ
- グリップ回転式:グリップを回して選ぶ
- スライド式:レバーを引いてスライドする
- ピン式:ブロックにピンを差して選ぶ
ホームジムナビ内の記事に移動します。価格は変わることがあります(2026年10月確認)
方式の違いは、重さを替える手の動きと、替えるときの置き場所に出ます。まず4つを1枚の表で見比べます。
| 方式 | 操作 | 注意点 |
|---|---|---|
| ダイヤル式 | ダイヤルを回す | 台座の上で変える |
| グリップ回転式 | グリップを回す | 引っ掛かりで無理をしない |
| スライド式 | レバーを引いて滑らす | 引き上げ不足で詰まる |
| ピン式 | ブロックにピンを差す | ピンをなくさない |
※操作と注意点は、各商品ページの説明と「ご使用上の注意」の記載から要約しました(2026年10月確認)。
4つの切り替え方式を、実物と注意点で比べる
確認した商品の注意書きでは、重さを替えるのは、ダンベルを台座などに置いた状態が前提です。
ダイヤル式:ダイヤルを回して選ぶ
本体の端にある数字入りのダイヤルを回し、使うプレートの枚数を決める方式です。選んだ重さが数字で見えるので、いまの重さを確かめやすい点が特徴です。

BowFlex公式のResults Series 552は、1個あたり15通りの重さを選べます。公式の寸法は、1個で幅43cm・奥行21.2cm・高さ22.8cmです(2026年10月確認)。
国内の正規代理店Motions Fitの「Motions 可変式ダンベル」も、両側のダイヤルを回す方式です。
商品ページには「重量変更は必ず専用ラック上で」と書かれています。台座の上で替えるのが前提です(Motions Fit、2026年10月確認)。
グリップ回転式:握る部分を回して選ぶ
握るグリップ(シャフト)自体を回し、プレートを噛み合わせる枚数を変える方式です。ダイヤルを探す動きがなく、台座の上で片手で操作できます。

NUOBELL 36kgは、3〜36kgを基本2kg刻みの16段階で選べます。台座を含む寸法は、横48cm・奥行19cm・高さ18.5cmです。グリップの直径は3.2cmです(正規代理店の商品ページ、2026年10月確認)。
注意点は商品ページにはっきり書かれています。引っ掛かりを感じたら、一度軽い重さに戻します。そのうえで、プレートが平行か確かめます。
無理に回すと、プレートが均等でなくなります。修理できず、保証の対象外になることもあります。
また、同じページに「ダンベル1個につき、最大で約1kgの誤差が生じます」とあります。表示の重さはおおよその値と考えておくと安心です。
スライド式:レバーを引いて滑らせて選ぶ
ダンベルの中央にあるレバーを引き上げ、横にスライドして重さを決める方式です。BYZOOM PureSeries 25kgは、5〜25kgを15段階で切り替えられます。

商品ページのよくある質問には、レバーを上までしっかり引き上げてから、スライドさせるとあります。引き上げが不十分だと、引っかかりの原因になります。
台座を含む寸法は、幅44.5cm・奥行21.5cm・高さ19cmです(2026年10月確認)。
ピン式:ブロックにピンを差して選ぶ
重ねたブロックの穴にピンを差し、ピンの位置までのブロックを持ち上げる方式です。米国のPowerBlockの「Pro 50」が代表例です。

公式ページによると、Pro 50は5〜50ポンド(約2.3〜22.7kg)を選べます。刻みは2.5ポンドと5ポンドです。
大きさは13×7×7.25インチ(約33×18×18cm)です。ピンは磁石で留まり、1個に1本が付きます。台座は不要と説明されています。
保証は「5年の限定保証(住居用のみ)」と記載されています。
なお、確認したのは米国の公式サイトです。日本での販売状況は確認していません。方式の例として取り上げています。
重さの刻みと段数を、公式の数値で比べる
方式の選択と同じくらい大切なのが、重さの刻みです。次の図は、7モデルの選べる重さを点で並べたものです。点が詰まっているほど、細かく選べます。
数字を表にまとめます。刻みは、公式の重さの一覧から、隣り合う重さの差を計算した値です。
| モデル | 重さ | 段数 | 刻み |
|---|---|---|---|
| BowFlex 552 | 2.3〜23.9kg | 15段階 | 1.1〜2.3kg |
| Motions 24kg | 2.5〜24kg | 15段階 | 1〜2.5kg |
| Motions 40kg | 4〜40kg | 17段階 | 2〜4kg |
| NUOBELL 36kg | 3〜36kg | 16段階 | 2〜3kg |
| NARO CORE 32 | 2〜32kg | 16段階 | 2kg |
| BYZOOM 25kg | 5〜25kg | 15段階 | 1〜3kg |
| PowerBlock 50 | 2.3〜22.7kg | 19段階 | 1.1〜2.3kg |
※Motions 24kg・40kgは、グリップ回転式のMotions PROも同じ段数と重さです。NARO COREは、公式ページに「2kg刻み」とあります。PowerBlockはポンドからの換算値です。
読み取れることは3つあります。1つ目は、最大の重さが大きいモデルほど、刻みが粗くなりやすいことです。たとえばMotions 40kgは、重い側で4kg差の段があります。
2つ目は、段数はどれも15〜19段階で大差がないことです。同じ段数なら、最大が小さいほど細かくなります。
3つ目は、方式による刻みの差はほとんどないことです。刻みを決めるのは、方式ではなく、モデルの最大重量です。
どれくらいの重さが要るかは、自宅用ダンベルは何キロがいい?で、目的別に整理しています。
価格は方式でなく、最大重量で変わる
国内の正規代理店Motions Fitの価格も確認しました。1個あたりの税込価格で、2026年10月30日時点の表示です。
| 方式 | モデル | 価格 |
|---|---|---|
| ダイヤル式 | Motions | 8,980円〜 |
| グリップ回転式 | Motions PRO | 11,400円〜 |
| グリップ回転式 | NARO CORE | 34,800円〜 |
| グリップ回転式 | NUOBELL 36kg | 42,400円 |
| スライド式 | BYZOOM 25kg | 29,000円 |
※「〜」は最小モデルの価格です。価格は変わることがあります。
1個の価格なので、左右そろえるなら2倍です。たとえばNUOBELL 36kgを2個そろえると、42,400円×2個=84,800円です。
方式の選び方:迷ったらこれ
やりたいことに合わせて、向く方式を表にしました。
| 目的 | 向く方式 | 理由 |
|---|---|---|
| 手数を減らしたい | グリップ回転式 | 握る部分を回すだけ |
| いまの重さを見たい | ダイヤル式 | 数字がダイヤルに出る |
| 台座を置きたくない | ピン式 | 台座不要と公式が記載 |
| 細かく刻みたい | 方式より最大重量 | 最大が小さいほど細かい |
迷ったらグリップ回転式がおすすめです(FITPEAK編集部の考えです)。理由は、重さを替える操作が1つで済み、国内の正規代理店で扱うモデルが多く、保証や部品の相談先が日本にあるためです。
向かない人
- 回転式:引っ掛かりを感じたとき、軽い重さに戻す手間が面倒な人
- ダイヤル式:数字を見て確かめる動作が不要で、とにかく速さを求める人
- スライド式:レバーをしっかり引き上げる動作が苦手な人
- ピン式:日本で買いたい人。日本での販売は確認していません
置き場所も忘れずに確かめます。台座つきのモデルは、台座を含めた寸法で場所を決めます。台座が要るかどうかは、可変式ダンベルのスタンドは必要?で詳しく説明しています。
ベンチと組み合わせるなら、トレーニングベンチの選び方で、背もたれの角度の考え方も確かめておきます。
※この記事の内容を活かすなら、トレーニングベンチのおすすめもチェックしてください。
よくある質問
ダイヤル式と回転式は、どちらが壊れにくいですか。
公式ページに、方式ごとの耐久性を比べた記載はありません。どの方式も、引っ掛かりを感じたら無理に操作しないことが大切です。保証の年数と、部品の相談先を確かめて選んでください。
台座は必要ですか。
Motions Fitの商品ページは、重さの変更を専用の台座の上で行うよう求めています。一方、PowerBlock Pro 50は台座が不要と説明されています。使う商品の注意書きに従ってください。
1個買えば足りますか。
片手で行う種目なら1個で足ります。両手に1個ずつ持つ種目は2個が要ります。Motions Fitの商品は、2個の場合に数量を「2」にして注文する形です。
「2kg刻み」とは、どういう意味ですか。
隣り合う重さの差が2kgという意味です。ただし、NUOBELL 36kgのように、一部が3kg差のモデルもあります。重さの一覧で確かめてください。
表示の重さは正確ですか。
NUOBELL 36kgの商品ページには、1個につき最大で約1kgの誤差があると書かれています。重さを厳密に記録したい人は、この点も確かめておきます。
まとめ:方式は4つ。決め手は刻みと最大重量
- 方式は、ダイヤル式・グリップ回転式・スライド式・ピン式の4つです
- 迷ったら、操作が1つで済むグリップ回転式から見てください
- 刻みを決めるのは方式でなく、モデルの最大重量です
- どの方式も、台座上や安全な場所で替え、引っ掛かりに無理をしません
同じ記事に移動します。商品の価格は、リンク先の日付を確認してください
出典
2026年10月に確認した公式ページと正規代理店の商品ページです。
- BowFlex 公式:Results Series 552 SelectTech Dumbbells
- PowerBlock 公式:Pro 50 Adjustable Dumbbells
- Motions Fit(NUO正規代理店):NUOBELL 可変式ダンベル 36kg
- Motions Fit:Motions 可変式ダンベル
- Motions Fit:Motions 可変式ダンベル PRO
- Motions Fit:NARO CORE 可変式ダンベル
- Motions Fit(BYZOOM正規代理店):PureSeries 可変式ダンベル 25kg
仕様と価格は2026年10月30日に確認した値で、変更されることがあります。購入前に各商品ページで確かめてください。
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